ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

店構えとは裏腹に高級店並みのスープ!桃谷「まるよし」。

2020-10-20 20:00:00 | うまいもん
しばしば韓国料理を食べに訪れる、環状線の桃谷。

駅も、すっかり綺麗に生まれ変わった。

駅前商店街は、いつもの賑わい。

この駅前商店街の入り口からすぐ南に折れると、「温泉通商店街」という別の商店街になるのだ。

確かに、銭湯もある。
ちなみに関西では、天然温泉でなくても普通の銭湯でも「温泉」と名乗っている処が多い(笑)。

この商店街に、安くてウマいラーメン屋があると聞いてやってきたのが「まるよし」。

古い。かなり古びている。
イチゲンでは、とても入れない雰囲気。

意を決して、店内に入る。
カウンターばかり10席ほどで、ご夫婦の娘さんの3人で切り盛りされているようだ。

壁のメニュウを見やる。

やはり、半チャンラーメン推しなのでそれにしてみるが他に定食もいくつかありそうだ。

半チャンラーメン、着丼。

素晴らしい。

せっかくなので、ラーメンをアップで。



たった700円なのに、この分厚く柔らかい焼豚。
煮卵まで載っているではないか。 
炒飯はニンジンの赤が美しく、添えられた漬物もたくあんではなく白菜であるのがポイント高い。

箸を上げてみる。

あっさりスープには、やはり縮れ麺が合う。

そのスープをひと口すすって、驚いた。
この深みとコク、そしてそれらを伝えるために極限まで控えられた塩味。
それでいて、いわゆるうま味調味料はほとんど気配を感じない。
とてもこんな古びた街中華でいただくようなレベルを遥かに超越している。
ランチでも千円以上取る高級中華でも、コレより奥行きのない、おいしくない中華はいくらでもある。
この奥ゆかしい味を基準にすると、我が京都の某老舗チェーンなどは塩味がキツすぎて食べられないのでは、と思えるほどである。
おそらくこの店のご主人は、ちゃんとした人に付いて厳しい修行を積まれたうえに開業されていたのだろうと察する。

今、大阪は「維新が勝つまでジャンケン」の都構想住民再投票で揺れている。
投票の結果はどうなってもよいのだが、こんな下町で頑張っているお店が頑張れる街であってほしいと願うばかりである…








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