ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

「インフルエンサー」って、そんなに偉いのか?

2020-10-19 20:00:00 | 思うこと
ネットの記事を読んで、気の毒半分・怒り半分の何とも言えない気持ちになったのがこちら。


「ハフポスト」日本版の記事からだが、ロンドンのあるケーキ屋さんにSNSで抜群の拡散力を持つ人、いわゆるインフルエンサーが来て
「おたくのケーキを私のSNSで宣伝してあげるから、ケーキをタダにしてほしい」
と言ってきたそうな。
そのような打診(というかタカリ)は後を絶たないらしく、その店のブログにはそのような書き込みが相次いでいるらしい。

私も日夜SNSを閲覧しているのでその影響力を認めないわけではないが、なんと図々しい連中が多いのだろうかと嘆かわしい気持ちになる。

せめて「タダにする」かどうかの判断を、店側に委ねるという考え方はないものか。
従来のTV・ラジオ・新聞・雑誌、いわゆる主要4媒体の取材では、仮にケーキ店を取材する事になればまず礼を正して店側に依頼をする。
電話のみならず、有印の文書を携える事もしばしば。
そして放送日や掲載日は事前に店側に伝え、放送の場合はオンエアの同録、紙の場合は掲載紙を持参もしくは郵送しキチンと報告する。
そのような媒体はちゃんとした株式会社であり、社会に認知されているため店側も取り上げてくれる事をありがたがり、結果として無料で飲食させてもらう事はある。
しかしそれは店側の判断であり、上記のような一連の流れがあっての事だ。

大変申し訳ないが、SNSというのは大半が無料すなわち掲載者のフトコロは痛んでいない。
何万人フォロワーがいるか知らないが、それはSNSというインフラがスゴいのであってライターがスゴいわけでは必ずしもない。

「タダで」
と要求する前に、そのケーキ屋さんがケーキ作りの修業をするコストと時間の単価計算をしてみたら?と思うのである…

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