中高大と同級生で、一緒にバンドをやっていた親友が急逝したと、昼に連絡を受け放心状態になった。
彼とは高1で同じクラスになって意気投合し、大学1回生の時に全曲私のオリジナルでバンドを組んだ時に私はドラム、彼はボーカルだった。
決して上手いボーカルではなかったが、ハイトーンは充分に出たうえ私に近い笑いのセンスだったためMCはうまかった。
私の結婚式の二次会のために組んだバンドでも、彼はボーカルとサックスで活躍してくれた。
「太陽にほえろのテーマ」「銃爪」「完全無欠のロックンローラー」「E気持」「超人バロム1」「ジンギスカン」「かけめぐる青春」などをレパートリーとした、コミックバンドだったが猛烈にウケたのを覚えている。
私の青春時代を語るうえで、欠かせない人物だった。
そんな彼が、おととい職場で倒れて意識不明になり、そのまま昨日55歳の若さで息を引き取ってしまった。
他に死んでほしい人もいるなかで、なぜ彼のような好青年が先に旅立たねばならなかったのか…
我々は、生かされている。
彼のぶんまで、私は頑張って生きないといけない。
いつかわたしもそちらへ行くので、また私のドラムやギターで歌い、サックスを吹いてくれ…