このいいことなんか何もない世の中で

生きていても何もいいことがない目的も何も分からないこの世界で、毎日なんとか楽しく生きていく。

不安の種

2014年07月16日 | 映画・DVD
2013年。
邦画ホラー。

原作はショートストーリーから成る漫画
これを実写化して一本のストーリーにしている。

富沼 (ふぬま) 市という、「(劇中表現で) 少しおか
しい」土地が舞台。
ここに住む人が体験する恐怖を語ったストーリー。

私的にはこれは怖い映画ではなく、嫌な映画
鬱な気分が後を引く。

綺麗だけど、憂いを帯びていて、ちょっとダーク
な雰囲気の女優さん。
なかなかマッチしていた。
観た方にしか分からない表現で恐縮だが、
 「(男、)結婚しちゃうんだー」
と、少しうーむ、となってしまった。

この映画で良かったのは雲のシーン
これが私はある種、見所だと思う。
流れていく雲の形がよく見ると人の形をしてい
て…なところとか、細かなテクに感心した。

終盤の「市の名前」には、なるほどね、という
感じ。
絶対そんな名前にしないだろ、とは思うが…。
しかし、こういう恐怖において、単なる地図上
の境界に何の意味があるのかな…

霊的支配が、人の引いた線を境に結界のような
意味を成すのか?
古 (いにしえ) からの境界なら何か意味があるの
かな。やっぱ野暮か。

ネーミングセンスと言えば、最初に出てくる
 「トラ馬引越しセンター
には笑った。
すごいネーミング
センスが爆発してる
こんな引っ越し会社、二度と使わないよ。笑

劇中の出来事やストーリーそのものに明確な
説明はされない。
時系列や根拠、結果にも「??」となること
が多いだろう。
それをプラスととるか、マイナスととるか。
それにより、観た人の評点は変わりそう。
ま、そういうものかな。

一つ確かに言えるのは、日常生活において
不安の種を抱えて生活するのは多大なストレス
だということかな。
これだけは確か。

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