オーディオ測定、オーディオ用測定器の解説

 測定器と、他は過去に学んだことへのコメント。

チャイナのLCR測定器

2011年12月19日 | 測定器

 中韓の測定器を買おうとして迷う人は多いのではないだろうか。尖閣で起きた事件とか日本大使館の前に銅像を置くなどの問題はちょいと頭をかすめるものの、だからといって購入に大きな影響を与えることは無い。

 価格は確かに安い。それで迷うのだ。だが、なんといっても中韓のものはルックスがダサい。たまにカッコイイのがあるかと思えば米国の一流メーカーのパクリである。仕様まで殆ど同じだ。今回迷っているのがRIGOLのオシロだ。デジタルオシロとしては滅茶苦茶安い。しかも、供給元は日本のメーカーである。其の点の信用力は抜群である。RIGOLの文字がなんともダサくてこれだけでも迷ってしまう。測定器というのはアンプやスピーカーと同じように毎日見るものだから、ダサくては困るのだ。機能さえ良ければよいという人は分かってない。

 さて、今回紹介するのは、チャイナ製のデジタルLCRメーターである。ebayで僅か59USDである。運賃入れて7700円だった。写真で想像していたより大分大きい。それほど安ッぽくも見えない。

 説明文は当然英文であるが、A4に一枚でまぁこれはこれで良い。

 最初にすぐ気がついたのだが、ときどき測れない。というより測れない場合のほうが多い。何故だ?とよく見たら、接触が悪いようだ。本体側のメスがグラグラ動く。付属のリードのバナナのオス部分がしっかり食い込まない。なんともタマゲル頼りないツクリである。そこで、付属のものはやめて、自作のやや長いバナナに替えたら旨くいった。

 これに気がついてすぐ処置できるユーザーがどのくらいいるかだ。恐らく半分以上いる筈だが、ここで躓く人もいるかも知れない。日本のメーカーは実にきめ細かく些細なクレームにもよく対応するが、それは我々日本人が世界標準から大きく外れ、些細なことにうるさく、細かすぎるくらい細かいことを言う民族だからである。細かいことを言いたくなるユーザーはやめておいたほうがいいと思う。

 話がそれるが、オークションなどで神経質な人はお断り、と書く人がいるが、本当に神経質な人は自分が神経質などとは思っていない。書いても無駄なのだ。


 本器は当然ながら、DやQは測れない。ただ、これは思い切りなので、十分実用性はある。






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