ホームレスのオジサマ①

ワタシが今までに出会った思い出に残る２人のホームレスのオジサマ。

１人目。　サクラの季節になると思い出すあのお方。

ワタシがまだ学生の頃、花見という名目で、ある公園に仲間十数人と出かけたワケです。
今はお酌担当のワタシも、その頃は勢い＆雰囲気でお酒をグビグビいってました。

十人以上もの若人が、夜、公園でお酒を頂けばどうなるかなんて
オトナの皆様にはもうおわかりでしょう。爆走です
飲み方を知らない＆止める人がいないので、もうなんでもアリです。

一升瓶・ビール瓶片手に狂喜乱舞する若人達。
ある者は、チークダンスを踊り
ある者は、全裸でジャングルジムに登り
ある者は、電話ボックスに何人入れるか実験し始める。
もうワケわかりません。

そんな中、ヒトキワご機嫌だった仲間１名が
何を思ったかいきなり駆け出し、少し離れた所にあったダンボールの山にダ～イブ

…

…

…

「ごるぁー、オレの大切な家になにしとんじゃワレー」

中に人がいました。大きな公園には、そこを住処としているホームレスの皆さん。
どうやらそのダンボールの山は彼らのお家だったみたいです。
朝早い仕事の為、気持ちよく就寝中だったのに
バカ者にたたき起こされて不機嫌さ極まりない模様　

お家を壊されたそのオジサマとその仲間数人に追いかけられました。
その形相といったら!!!　おまけに彼らは武器所有やし!!!!!

友人所有の車でハコ乗り状態で逃げたのはいうまでもナシ。
男も女も関係なく軽自動車にぎゅうぎゅう詰めで


ほんとうにごめんなさい。世間知らずな私たちが大バカでした。

酔いが醒めた翌朝、悪ふざけ＆破壊行為を大変反省した若者改めバカ者達は、
現場へ戻り家を建て直しておきました。リフォーム設計気味に。　

お気に召したでしょうか…

でもね、そんなに大切なぉ家なら
ぉ土地もどこか人の集まらないところにお願いします…