例年7月にはアンズが出回るので市場で仕入れてジャム、シロップ漬けを作っている。
これらは知人友人に贈らさせていただいているが、自分で言うのもあれだが結構評判が良く
美味しいと言って頂いている。
信州大実
これらのアンズの品種は信州大実だ。
今年夏に居酒屋のゴルフコンペが有り参加した。
その時に同組で一緒にプレーをした女性がいた、
プレー中に雑談をしながら回っていたが私は趣味で飼っているミツバチの
蜂蜜の話をした。
そのお互いの会話の中でアンズの話が出たので色々聞いてみた。
女性の旦那さんがアンズ農園を経営しているとのことだった。
これ幸いとばかりにシロップ漬けの作り方とかジャムの作り方をうかがった。
今年作ったシロップ漬けが軟らかくなり過ぎて今一だったのでそこをよく聞きたかった
シロップ漬けはプロは違う種類のアンズを使うのだとか
その品種は信山丸という種類とのこと。
それでは来年はその品種信山丸を買おうと思ってどこで手に入るのか
聞いてみたが特殊な品種なので一般には出回らないとのことだった。
農家が自家消費用や特別販売用に栽培しているだけらしい。
それというのもこの信山丸収穫量が他の品種に比べてかなり劣るらしい。
なので売るとすると高いものになってしまい出回らないとのことだった。
それでは残念ながら諦めるしかない。
ネットでも調べてみたり農協へも電話してみたがやはり同じ答えだ。
信山丸がなぜシロップ漬けに向いている品種かというと
果肉がかなり硬いので熱湯のシロップにつけても歯触りが残って
美味しくできあがるということだ。
諦めて暫く立った時に、自分で苗を植えて栽培したらと思うようになった。
そこで苗木の事をネットで調べたがなかなかヒットしない、地元で一件だけヒットしたので
電話してみたが今は苗木は扱っていないとのことであった。
しかし粘って検索を続けていたら四国香川県高松市の苗木屋さんに僅かだけあった。
それを見つけたのが今年の九月早速注文をしておいたのだが。
3カ月たった12月にはすっかり忘れていた。
先週会社に香川県から宅配便が届いたと事務員さんが細長い段ボール箱を
私に持ってきた、私は?状態であったが早速箱を開けてみると信山丸の苗木であった。
それが先週の金曜日。
早速日曜日に会社の駐車上の片すみに定植しようと思い立ち段取りを整えていた。
日曜日は急遽野沢菜の漬け込み作業が入ってしまっていたが、終了後に
会社へ出向いて苗木の定植をした。
まず準備したもの
つるはし、剣スコ、培養土。
つるはしと剣スコで穴をあけて
苗木をセットして培養土で埋め戻をした。
たっぷりの水を根元に与える
暖かな香川県で育った苗木なので寒さに弱いと思って
麻布で寒さ対策グルグル巻きにした。
これで寒波や雪が来ても来春まで大丈夫だろう。
実が生る迄には桃栗三年柿八年というが、アンズは桃の仲間だから
上手くいけば3年で一粒くらいは生るのかな?
私はあと最低3年はアンズの信山丸と一緒に元気でいようと思った。