脳腫瘍に負けない!!闇を抜けて君に幸あれ 

48歳で脳腫瘍を発病したパパを応援する妻、ちぇぶの日記です。

手術

2006-05-14 00:33:16 | 今までのこと
手術の日がやってきました。
よく晴れた気持ちのいい日でした。
テレビドラマの影響か、手術室にはストレッチャーに乗せられていくと思っていました。ところがです。
「じゃ、行きましょうか。」看護婦さんは言いますが、ストレッチャーはありません。
なんとなんと手術室まで自分の足で歩いていくのです。
手術を受ける患者は浴衣を着ています。
エレベーターに乗るとやはり今日手術を受けると思われる人がもうひとり。
手術室までお医者さんと患者と家族がみんなでぞろぞろ。
なんかちっとも緊迫感の無い笑える光景でした。
パパは「行ってきまーす!」と手を振って手術室に入っていきました。
まるで温泉に入りに行くみたいに見えました。
朝9時に手術室に入って15時間、長い長い一日でした。

夜12時にまもなくなろうというころ、「終わりました。」
の知らせが来ました。
ICUに入るとずっとうつ伏せだったために顔がパンパンにはれたパパがいました。先生が来て
「お約束どおり、HOTな部分は全部取れました。そのほかの部分もぎりぎりのところまでとることができました。」
と言いました。
そしたらパパが言ったんです。
「先生、ありがとうございました。」って・・・
後で先生が
「手術直後にお礼を言われたのは初めてだ。」
って言っていました。
心配していた術後の障害もほとんど出ず(ほんの一部分見えてるものを認知できない認知障害はでましたがこれはほとんど気になりません。)、パパは大変な手術を乗り切ったのでした。


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