脳腫瘍に負けない!!闇を抜けて君に幸あれ 

48歳で脳腫瘍を発病したパパを応援する妻、ちぇぶの日記です。

手術前夜

2006-05-14 00:32:56 | 今までのこと
目が半分見えなくなる事を受け入れれば助かるんだ。そこで私達はどうにかして納得しようと努力しました。
私の涙はこの頃から止まる事を忘れました。
ところが、もっと悪い知らせが・・・次に主治医の言った言葉は
「視野の部分を攻めたとしても、あなたの場合ここにも腫瘍細胞らしきものが見えるんです。ここは脳梁といって右と左の脳を繋ぐ部分。ここはアンタッチャブルなんです。」
アンタッチャブル=触れられない部分
そこをとれば起き上がることはおろか、目を開けることも出来なくなるそうです。

元気になって子供達と過ごすために受けると決めた手術です。
その状態になるのは困ります。

医師の最初の予想に比べて悪い方悪い方へ転がった。そういうことだと思いました。

私達の出した答えは、触れられない部分は仕方ないからおいといて、
メチオニンHOTの部分は完全に、緑の部分は出来る限りぎりぎりまで
とってください。というものでした。
この時手術だけでは終わらない放射線も抗がん剤もやらなければならないことがわかりました。

術中MRI、それから飲むと腫瘍の部分が蛍光塗料を塗ったように光るという
薬も使って、とてもとても厳しい手術を受けることになりました。
手術前日は手術で起こりうる最悪の事をたくさん言われます。
その上で承諾書にサインをしなければなりません。
自分の意思で手術を受けます。起こりうるリスクは知っています。ということです。きついなぁ。本当に。

M先生と最終打ち合わせをし、
「手術前には最悪起こりえる事をたくさん言わなきゃならないから怖くなっちゃうけど、そういうことが起きることはめったにないんだよ。大丈夫!」
と言う言葉に救われ、何とか手術当日を迎えることができました。

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