脳腫瘍に負けない!!闇を抜けて君に幸あれ 

48歳で脳腫瘍を発病したパパを応援する妻、ちぇぶの日記です。

もしかして鬱だった?

2006-05-14 00:46:40 | 今までのこと
手術はいやだ。薬は高額。しかも自力で個人輸入。
効くかどうかもわからない。
パパは日に日に弱っていく・・・。
どっちに進んでも事態は好転しないように思えました。
私の父が毎日のように
「考えていても泣いていても良くはならない。子供たちのためにしっかりしろ。」
と毎日のように言ってくれましたが私の心には届きませんでした。
私の心のなかにあった言葉はただ一つ
「終わりにしたい。終わりにしたい。もう終わりにしたい。」
それだけでした。
どうしてもこの状況を受け入れることができませんでした。
終わりにするってどういうことか
本気で死にたいと思いました。
何とかして生きようとしている夫の隣で私は確かに死にたいと思ったんです。
家族全員で死んでしまおうか。
独りで逝ってしまおうか。
毎日そんなことばかり考えていました。
楽になりたかった。
1日が終わると何事もなかった今日に安堵して一応眠ることができました。
しかし、朝が来るのが怖かった。
何かあるかもしれない新しい1日が来るのが怖かった。
変わってゆく夫を見るのがつらかった。
怖くて怖くてたまらないのに日の出前に目が覚めてしまう。
毎日震える思いで目を覚まし、家族がおきるまで1人きりで泣きました。
そんな時一本の電話がかかってきたのでした。



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