怠けもんには辛い

こんな会社も無いような住宅地に

お昼のランチ戦争が起こっている

新しく出来た居酒屋さんは家族経営だ

前にあった料理屋さんを居抜きに借りている

周りに数件の飲食店が集まっているが

大手のチェーン店以外はどこも苦戦を強いられているように見える

（チェーン店も内情はどうだろうか）

（いくら居抜きで改装いらずにしてもこんな所でどないすんねん

・・・

とか思っていた。

それがどうした事か開店半年足らず、あにはからずも繁盛している

答えは昼のランチの料金だ

メインの料理に煮物、目玉焼き、納豆それにおしんこに味噌汁

それと食後にコーヒーまで付く・・・

これで550円だ

必死こいて働いて家族経営だから成せる技か

でもこれだけではとても利が出ない

現に今日、僕の隣りで食っていた奥さんは

「お銚子一本！」

・・・と昼酒を注文していたし

（たぶんお銚子一本の値段はランチより高いぞ）

忘年会の予約も他の客から入っていた

それに安いランチだけじゃなくて普通の定食を頼んでいた客もいた

まっ！お店の人も550円のランチは客寄せと考えているんだろう

それにしてもランチだけの客が多いぞ・・・

（わしもその一人だが）

しかし現在の世の中、下々は身を粉にして働くしかないんやな

特に貧乏自営業者・・

昔の車で言やチョーク引っぱったままエンジン全開で走るようなもんやな

エンジンが焼きつくまで突っ走る

そういう所だけ生き残る

ボ～～！としている所は必然と自然淘汰される

難儀な世の中じゃのぅ～～