もう40年も前になるか・・
初めて釜ヶ崎の土方に行ってびっくりした事は
借金取りが土方仕事の現場まで取り立てに来た事だ
もちろん現在では無い？だろうが
僕にじゃ無くて同僚の先輩土方にだけど
歯抜けのたーやんって言う、前歯の無いおっさんがいて
ギャンブルなら野球賭博からオイチョカブ、コイコイ・・
何でも好き
挙句の果てがあちこちから借金して借金取りが現場まで来た
「おいこら！有り金、皆出さんかい！」
「三千円しか無いんですわ」
ってたーやんが言ったら
「アホ！」って借金取りがターヤンの頭を小突くんです
「これはちゃんと残金から引ぃとくからな」
って
借金取りがたーやんの有り金三千円とって行ったんです。
仕事中にですよ
釜ヶ崎の労働者？30～40人の方の半生が書かれている
住まいは野宿かドヤ
仕事は日雇いか生〇保護受給
まあ小学校を出て親に置屋に売られたとか壮絶な方もいらっしゃるけれど
だいたいの方がそれ程出生が悲惨かと言うとそうでも無くて
けっこういい所の出の方もおられる
なんで世の中の吹き溜まりの様なところで暮らしているかと言うと
好き好んでここに暮らしている方もいる
やっぱりお決まりのコースの方が多い
酒、バクチ、借金、夜逃げだな
おまけに仕事が嫌い
（まるでわしやんか）
僕も昔ここで土方をした事がある
それも生まれて初めての仕事がここだった
他の方が回り回ってここなのに
僕の場合最初がここだった
日本一ディープな場所だとか知らなかった
もうわけわからんまま現場に連れて行かれて
終いには仕事せんでもええから土方道具の見張りしとけって言われて
だけど三角公園に初めて行った時なんだか自分に合ってる気がしたな
昼間から酒飲んでるし
道端に寝てるし
でもここの公園って
今はどうか知らないけれど
公園の周り中しょんべん臭くて
おまけに住人の6割がた結核患うとるって言うし
それにあの頃ここで知り合った方々って
何本か指の欠けてる人が多かったんだよ
多い人はもう3本ぐらい
土方仕事でこんなに指ばかり怪我するようなら
土方なんてやってられないなと思ったんだけど
土方で怪我したんじゃ無かったんだ
他所さんのブログを見ていたら長崎の夜景が出ていた
長崎の夜景は見た事が無いが
昔・・
40年も前、たびたび神戸の夜景を見た
それも陸からじゃ無くて
海の上から
その頃大阪に住んでいてうちの田舎から大阪に出るのにカーフェリーを使った
うちの田舎の港を夕方5時に出ると神戸港に夜10時30分に着く
田舎の港は真っ暗で灯りと言ったら小さな灯台の灯りぐらいだった
それが神戸の港に近付くと眩いばかりの灯りが目に飛び込んでくる
宝石箱をぶち蒔いたような灯りの渦が六甲の山の上まで伸びている
もう世界中のどんなクリスマスツリーやイルミネーションもかなわない光のオブジェだ
綺麗やったなー
あのそれぞれの灯りの下にいろんな人の生活があるんだろうなー
とか思った
その灯りの渦に向かって船が段々岸壁に近付くと
フェリーの汽笛がボーボッーと鳴る
まるで夜景の門番に合図をするかのように
懐かしいな・・・
今日はさぶいね・・さぶいさぶい
年末年始のＧＯＴＯトラベルが中止になったね
何にしても総理に責任を押し付けようとしてるんだから
何をやっても同じ、批判は免れない
総理をどうにかして貶めようとする報道とか見ていると人間を委縮させるね
ＧＯＴＯの中止のニュースを見ていると一般人にインタビューをしてるんだけど
経済優先より命が大事とかおっしゃるコメントばかり優先して放送している
「命よりうちの商売の方が大事じゃ！」
とか、けっして言わせない雰囲気に世論を誘導している
「鬼畜米英！」
「ぜいたくは敵だ！」
とか言っていた時代と本質的には頭の中は同じ
こういう風潮っていじめを生む土台にも成り兼ねなくない？
いじめって言うのは最初から大勢で寄ってたかっていじめるんじゃ無くて
ほんの一部の力のある奴が周りの弱い奴をいじめに加担させるんだ
いじめの伝播だな
今の政治家にそんな力は無くて
今、力を持っているのはマスコミやＳＮＳとかだろうな
（ＳＮＳとか意味分からんが）
ほんと、きれい事ばかりお題目みたいに唱えったって
そんな事、言ってる連中こそ腹の中真っ黒なんだから
この間、テレビを見てたらどこぞの知事さんが繁華街に
大勢のおまわりさんを引き連れて営業の自粛を呼び掛けていた
呼びかけている方々はきちっと生活は担保されてて
呼びかけられてる方の生活は確実に衰退する
だけれどコロナの感染防止と言う印籠を見せつけられたら
けっして反論できる立場にない
先の戦争で
「生きて虜囚の辱めを受けず」（捕虜になるなら死ねの意）
「後から俺も必ず行くから」とか言いながら特攻隊員を見送った連中も
自分さへ生き残れば口先で行った事なんて忘れてしまう
ほんまコロナ禍で追い詰められている人々も多いだろうな
家のローンに子供の学費
真面目な日本人にとって一番こたえるのが借金が返せない
支払いを払えない事だ
ほんま学費が払えないから
子供に学校を辞めてくれなんて言えないよ
あれは40年も前か・・
僕がまだ10代だった頃、、、
かわいい盛り
もう最近のジャニーズに交じっていても群を抜くぐらいのかわいい男の子だった
見せてやりたいぐらいやけど
（誰にじゃ！）
（今はしょうべんたれのジジじゃ）
かわいくって明るい性格だったんだけど
根が怠け者だったんだな
それがその後の人生に災いするんだな
うんうん
そうそう、10代最後の年の暮れ
そのかわいい男の子は大阪の茨木に住んでいたんだけど
毎日、京都の四条河原町に通っていた
大学に？
（いえいえ大学は落ちてばかりだった）
アルバイト？
（いえいえ働くのは嫌いやった）
じゃー何をしに？
パチンコ、打ちにですわ
毎日毎日、河原町までパチンコ打ちに
河原町通りはピューピュー北風が吹いていた
地下の阪急の駅から出るとただまっすぐにパチンコ屋に向かう
肩を落としてポケットに手を入れて
革ジャンもどきのジャンパーにスリムのジーパン
いつも10時開店前に並んでいたのは僕だけだった
デパートのシャッターが開きチラホラと観光客が鴨川を目指して歩いてた
お土産物屋のかわいい女性店員さん
頭に白い三角巾かぶってまんじゅうを並べてた
おたべが大好き
漬物やさんはあでな着物姿
京漬物をお土産で貰うといつも半分は残るんだよな
僕はただ、ぼぅーと立ってパチンコ屋が開くのを待ってた
スマートボールのお気に入りの台を狙って
まだその店にはスマートボールの台があった
ミカドと言う名のそのパチンコ屋の前に小さな石碑があって
坂本龍馬と中岡慎太郎の終焉の場所と書かれていた
有名な近江屋のあとだ
国の将来を憂い命を賭して国事に奔走した二人
彼らの亡くなって100年後その同じ場所に
同郷のかわいい青年は毎日パチンコ屋が開くのを待っていた
時には弁当を持って行った
にゃんこめしだ
パチンコの合間に四条大橋の橋のたもとまで行って
ぴゅーぴゅー川風が吹き付ける鴨の土手で弁当を食べた
その頃は四条大橋の下に小屋を建てて住んでる人がいて
何故だかとても親近感が持てた
たまにスマートボールを終了（この台はこれ以上は玉を出しませんよと言う意味）さすと
新京極のうどん屋に走った
あの頃の京都のうどんと言うとコシのぬけたふにゃふにゃだった
それでもうまかった
今・・日本中探しても母親の事を「おっかさん」って呼んでる子供はおらんだろうな（ポツリ）
・・・
もう12月で山下達郎のあの曲が流れて来る季節になった
今年はコロナ禍で若い人はかわいそう・・
なんせ飲みに行くなって言うんだから
僕の若い頃のクリスマスは賑やかだった
女の子が３０～40万もする毛皮のコートを着てた
今、あんなもん着てたら目立ってしゃーない
う～～～む
先月も赤字確定！
あと半年もするとコロナで死ぬより
店が潰れて〇〇括る人が増えるんとちゃうか
東京だョおっ母さん 島倉千代子
そうか！この曲って単なるお母さんに東京見物させるだけじゃなしに
戦死して靖国神社に眠る兄に会わせる為だったんだな
2番の詩を聞いていたら何だか涙が出て来た
初めて靖国神社に行った時、遊就館のゼロ戦や大砲を興味深く眺めながら
2階の展示室に行った時
花嫁人形がいっぱい飾られていて衝撃を受けた
嫁も貰わず国の為に散花された若者たちを霊を慰めるのに母が兄弟が
花嫁人形を寄進されたんだ
ゼロ戦を見てかっこいいと思った後で展示された多くの花嫁人形を見て
戦争の現実を思い知らされるんだよ
