HIROZOU

おっさんの夜明け

妄想2

2005-12-27 19:20:04 | Weblog
昨日のブログの続き・・・

(昨日のブログをお読み頂いていない方は昨日の記事をお読み頂いた上で本文にお進み下さい)

きゃあああ~!

僕は恐怖と寒さに凍りつきながらこう言った

「あっ・・あなたは」

「わらわはこの山に500年住み着く雪女じゃ、吹雪の夜に人里まで降りて来て旅の男を
凍死させるのじゃ、最近、暖冬続きでごぶさたじゃったがの久しぶりの寒い冬に里に降りてきて
お前に目星を付けたわけじゃ うっふふふ」

「どうか命だけはお助け下さい、僕、寒いのにがてなんですぅ~」

そうして雪女は僕に顔を近づけた

「ふむ、お前よくみると私好みの顔付きだわ、よしっ、今回は許してやる
しかし、ここでわらわに出会った事を他の誰かに口にするとその時はどこにいようと凍らしてしまうぞ」

「あ、ありがとうございますぅ~」

こうして僕は凍らされる事無く一命をとりとめ

そして何年か経ったある寒い冬の晩

僕は転勤で札幌勤務となりススキノにいた

時計台のぅ~♪下で会って私の恋はぁあ~♪始まりましたぁ~

その晩ススキノのキャバクラでいつものようにへべれけに酔っていた

そんな時、僕の傍らに一人のキャバ嬢が・・・

「こんばんは!レイコですぅ~♪」

見ると、透き通るような肌のチャーミングな娘だった

僕は一目で気に入り勧められるがままに酒をあおった

そして前後不覚になったその時

彼女の顔をとろーんと見つめながら

「僕は昔、ある山の中で君とそっくりな女性に会った事があるよ」

と、思わず口走ってしまった

すると俄かにキャバクラの店内が凍りつき冷凍庫状態になった

「わはは!あれはわらわじゃ、おぬし誓いをやぶったな」

「へへ~ぇお許し下さいぃ~」

「そうかそんなに言うなら今回はグッチのバッグで許してやろう」

「はいぃ~~借金してでも買いますぅ~」

こうして今回はグッチのバッグで許して貰った


暫くして東京は新宿そしてまたしても寒い冬の夜

夜の新宿ぅ~♪裏通りぃ♪

ちょっと小ぎれいな小料理屋に入った

閉店まぢかなのか客は僕一人しかいなかった

その夜もへべれけに酔っていた

カウンターに座り、ふと女将の顔を見るとまたしても色白な美人だった

「何かある?」

「ええ、囲炉裏で焼いたくし焼きの干物がございます。」

はっ!この情景どこかであったような・・・

「女将さん、名前はなんて言うの?」

「ゆきです。」

「へっ?ゆき・・・」

「いやさぁ~前に雪の日の囲炉裏小屋でえらい目にあってさぁ~」

僕は酔った勢いで思わず言ってはいけない事を言ってしまった

そして店内は俄かに凍りつき

「わはは!あれほどわらわは申したのに今回はティフニーの指輪で手を打とう」

「ありがとうございますぅ~」

それからまたしても雪の夜

博多の中洲で飲んでいた

京都から~♪博多までぇ~♪

とあるクラブのボックスで付いた娘が色白で・・・

もうやめとこう・・

こうして僕は雪女にいつまで経っても攻め立てられるのだった

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また妄想

2005-12-26 20:07:35 | Weblog
今年の師走はほんまに寒い・・・これまたボロ屋の職場は寒いがな

南国育ちの僕はたまに、囲炉裏のある生活に憧れる

真っ白な雪に閉ざされ暖かな囲炉裏にあたりながら

一週間ぐらい雪の山の中で暮らしてみたい

ちっちゃな小屋でいい・・暖かければ

俗世を忘れ、生活に追われる事無く、一人雪の中でひきこんでみたい

ぐつぐつ煮えたぎる鍋、くし焼きにされる干物、古漬け、そして熱燗

一日中文庫本を読み、飽きたら酒を飲む

お酒は温めの燗がいい~♪さかなは炙ったイカでいい~♪

酔ったら好きな時に寝る・・・

その夜も僕は酒をかっくらって爆睡していた・・・

そして夜中に尿意をもようして目が覚めた

そうしたところ小屋の扉をドンドンと叩く音がする・・・

(誰やろ・・・こんな吹雪の山の中で)

「すいません、開けて下さい旅の者です。」

風の音に混じって若い女性の声が聞こえてきた・・・

(旅の者ってあんた・・こんな夜中に遭難でもしたんかいな)

そっと扉を開けるとうら若き髪の長い女性が立っていた

「夜分すいません一人旅の途中道に迷ってしまって難儀しているんです。」

雪山だと言うのに普段着姿で軽装の彼女はそう言った

しかし彼女は色白で稀に見る美人だった

「ま・・・まあこんな所で何ですから、どうぞ中へ」

・・と僕は持ち前の女性に対してのだらしなさから胡散臭さもどっかに彼女を引き入れた

「すいません、こんな時間に明るくなったら出て行きますからそれまでここで休ませて下さい」

「ええどうぞ、どうぞ囲炉裏にでもあたって休んで下さい」

囲炉裏の炎に映しだされた彼女はどこか魔性のような美しさだった

僕は急に睡魔に襲われた

「僕は酒に酔っていて非常に眠いので少し横になりますね、あなたもそちらで少し横になられたらどうですか、別になにもしませんから」

僕は聞かれもしないのに妙なものを付け加えた

彼女はにこっと笑顔を投げかけた

・・・と、それからいく時間かが経っただろうか

僕はすさまじい冷気で意識が蘇ってきた

「寒い、・・・寒い」

体中ががたがたと震えだしてきた

そして目が覚めて振り返った僕がそこに見たものは・・・

白い着物をまとい青白い顔をした彼女が僕の顔を覗き込みながらしきりに吐息を吹きかけている

「きゃ~~~っ!」僕は恐怖に顔がひきつらせた

続く・・・いつか
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浅草へ

2005-12-26 17:51:13 | 浅草
昨日は久しぶりに浅草に行って来ました。 寒かったぁ~~

隅田川の川べりの欄干にユリカモメがいっぱい羽を休めていました。

青テントは退去命令で見当たりません おっさん連中はどこへ行ったんでしょう・・・



三社様の境内に猿回しがいました。確か次郎君です。



昨日も浅草をふらふらと歩きました。

昨日は有馬記念で街はおっさんが溢れていました。

一歩路地に入るとひっそりした場所もあります。
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頭ボケてきた

2005-12-20 19:37:19 | Weblog
あ~あ、最近私事が多くてスポーツクラブに全然通えない

今月になって一度も行って無いんじゃなかろうか・・・

体も鈍るし、風呂にも入れん?

だいたい僕の行く時間ってジィ様バァ様ばかりでハリが出ないもんな

あっ!そうそう、だいたいいつもストレッチの時間が一緒になる

かっこいい奥さんがいたな化粧ののりが良くって清楚でひかえめな感じがして

ちょっと好みのタイプだな

狭いマットの上だから必然と視線が絡むんだわ

僕は鏡を見ながらいたって無表情に黙々と体を伸ばす

彼女は前のマットで柔らかい体で一途にストレッチを繰り返す

そして下がってくるパンツをしきりに持ち上げる

こう言う行為は何かを意識している行為なんだろうな

意識していない人はパンツが下がろうがけっこう気にしない

その意識の一つは・・・この人の近くでパンツが下がるのは恥ずかしいのと、

もう一つは・・・この親父、私の肢体をチラチラ見てるんじゃないかしら、だな

後者だったら最悪だな・・・あはは!

スポーツクラブで知らない異性と知り合いになるのは至難の業だもんな

前に「僕と一緒にスカッシュをやりませんか?」

と軽い気持ちで年上っぽい女の人に言ったら

「えっ!私けっこうです」って逃げられたもんな

あれ以来そこのジムに行きづらい状況になってしまった

やはりジムの外で何かのきっかけが無いと・・・


僕は慣れない得意先の接待に銀座のクラブに付き合わされる

しかし持ち前の酒のだらしなさで得意先を怒らして商談を破談される

憔悴に打ちひしがれて肩を落とす僕

と、そこに店のママさんが僕の隣に

「どうかされました?」

「いえ、何でも・・・」

「あっ!あなたは」

「はっ!あなたは」

いつもスポーツクラブで出会う彼女とわかって少し身の上話をする

「もうすぐリストラされるんですぅ」

「家も追い出されちゃってビジネスホテル住まいなんですぅ」

情けないが母性本能に訴える(これも失敗するとすごく惨めなんじゃ)

「そうなの・・・でも私、ジムの貴方を見るとすごくかっこよくってよ」

「えっ!僕を見てくれて・・・僕も貴方を見ていました」

「えっ」

「とりあえず住むところが無いんでしたら私のマンションにでも」

「えっいいんですか・・・♪」

・・・てな話しないやろな

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旅がしたい

2005-12-19 20:50:52 | Weblog
寒い、寒いがなぁ~~ここ2~3日えらい寒いやんか

日本海側は大雪が続いていて雪下ろしで怪我人が続出しているそうな

日本海・・・

そう言えば僕はまだ日本海を見た事が無いな

冬の日本海ってすごく寒そう

海は荒れ横殴りの雪、ほっかぶりをして魚を売る行商のおばはん

風に乗って飛び交うウミネコ、そして演歌・・・

ヒュルリ~~♪ヒュールリ~~ララ♪

一度、日本海を見に一人旅がしてみたいな

ちっちゃな港町の朝市なんぞをのぞいてみたりして

そしてその場に不釣合いな妙齢の美人なんぞをみつけたりして

彼女は市場がめずらしいのか夢中になってあちこちをながめている

と、突然トロ箱を満載した台車が現れ彼女とぶつかりそうになる

「あっ!あぶない」

それに気づいた僕はすかさず駆け寄り彼女を引き寄せる

「お怪我はありませんか?」

「あぶないところをどうもありがとうございます。」

暫し見つめ合う二人(ピピッときたんやなこれが)

その後、ホテルに帰るとロビーで偶然に市場の彼女と出会う

「あっあなたは・・・」

聞くと彼女も一人旅らしい

「どうです、一人旅どうし晩御飯は僕の部屋で」と誘う

「え、ええおじゃまじゃなかったら」と誘いに乗る

日本海の幸と酒、宴はどんどん盛り上がる

「あの、ご職業はなんですの」と彼女

「物書きを少々」とええかげんな事を言う

「失礼ですがご家族は」と僕

「私この歳でまだ独身なんです。趣味が仕事なんで・・・」

(と、ここで僕の鼻の下が1ミリ程伸びる)

「あなたは」

「妻は3年ほど前に他界したもんで・・」とここでもええかげんな事を言う

「まあ」

酒のせいで無くポッと彼女の頬が赤くなる

そして・・・・・そして・・そして

こんなもん書いてないで早う帰んなきゃ

最近、僕の帰りが遅いと女房と娘がするどいんです。



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思い出のクリスマス

2005-12-17 18:17:13 | メモリー

19歳の時のクリスマス(いやクリスマス前かな・・・)

僕は京都の河原町でパチンコをしていた。
河原町のパチンコ屋と相性が良くって大阪から毎日のように通勤?してた

その日は大負けに負けて、とうとう帰りの電車賃まで入れあげた

その頃の僕は完全なニート状態で

彼女も友達も無く、学無く職無く、金無く、それに意欲も無く、そして希望も・・・

とにかく無い無いづくしの状態だった。

パチンコ屋を放心状態で出て四条河原町を夢遊病者のように徘徊した

寒かった、とっても、そして心の中も寒かった

そんな僕の状況とは正反対に

街は華やかなクリスマスのイルミネーションで彩られ

どこからかその頃、流行っていたモンタ&ブラザーズのダンシングオールナイトが流れてきた。

そして四条大橋から鴨川をぼんやりながめていたっけ

たぶん・・「俺の将来どうなるんじゃ・・」とか思っていたんだろうな

20歳のクリスマス、僕は彼女と銀座でデートをしていた

♪待ち合わせてぇ~♪歩く銀座ぁあ~♪

夢と希望に溢れていた

環境が180度違っていた

たった1年で

しかし・・・20歳からの思い出はあまり印象に残っていない

冬、寒くなると

大阪の三畳一間のボロアパートで膝を抱えて震えている僕が思いだされ

夏、暑くなると

梅田の立ち飲み屋でビールを飲んでいる20歳前の僕が浮かぶ

そしてクリスマスの思い出はやはり20歳前

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