腹へったのぅ~
(いつもこればっかりや)
あ~あ・・・
明日の暮らしの不安なんぞ考えずに
知床あたりで番屋暮らしでもしてみたいな
わしは元来が‘ひきこもり体質,やもんな
それがどう言う訳か接客業だ
北の海の厳しい自然の中でコンブやいわしを拾う
・・・
(ええのぅ~)
まっ!生活の糧としては成り立たんやろな
たぶん・・・
餓死するやろな
それでも夢としてはやってみたいな
日中コンブ漁に精を出し
日が暮れると番屋に帰る
流木か何かを囲炉裏にくべながら
煙にむせながらいわしや雑魚を焼く
鍋の中身も魚介類
味噌仕立てがええな・・
やかんのお湯がシュンシュンと沸いて来たら
コップ半分ほどの焼酎を割る
「おお!あっちぃちぃ」
とか言いながら
焼き魚をあてにグビグビとひっかける
大自然の中に潮騒の音と鍋の煮える音
潮の香りに包まれながら孤独な宴は続く
「わしゃほんまに幸せもんやなぁ~」
とか思ってみたい
・・・
はよ店閉めて帰らにゃ