kumaの写真帳、と趣味日記

眼をファインダーに通して、一瞬を記憶する。
刹那を写真に閉じ込めて、永遠の記録として綴っていきます。

八尾町 諏訪町 ~今年もまた坂の町に流れる音色と素朴な舞い(2)

2011-08-22 | 富山県富山市地区
【富山市 八尾町諏訪町通り】

08/20

上新町通りのおわら練り歩きを少々観賞してふと思う。
駐車場での混雑ぶりを見ても、観客の数が少なく感じる。

しばらくしての一段落。
歌い手の哀愁ある渋い歌声が止まったと思ったら練り歩きもいったん止まる。
踊り手、歌い手、弾き手たちが一斉に休憩に入る。

すかさず自分も、駐車場で頂いたパンフレットを閲覧する。

本日はここ上新町に加えてもう一つ会場があったようです。
一本隣の通りで開催されている諏訪町通りでした。

去年。

撮影仲間と合流する際に目印になったこの通り。
無電柱化が成されており何処となく昭和の雰囲気が漂う、名のある道の通りの一本に指定されているこの地区は雨にさらされました。
練り歩きは中止となったものの、越中八尾観光会館前の特設ステージにて3回に渡りオンステージされた記憶があります。
通りのおわらを観賞できなかった...無念と感じつつも、この天候の中おわら踊りを眺められただけで十分でした。
確か記憶には「何故踊らないんだ!?」「早く魅せろ」等と罵声を飛ばす観客もいました。
雨天中止と謳っているこの前夜祭、主催側が踊りを披露してくれると言っているのに果たして何を見に来たのだと問いただしたくなる場面もありましたが。

今年...ようやく観賞することができました。



上新町通りから、細い路地を抜けて諏訪町通りへ入ります。
観客、やっぱりこちらの通りを凝視してました。
風情ある坂の下からゆっくりとゆっくりと練り歩いて来ます。



時刻と通りを変えるだけで、こんなにも雰囲気が変わるとは思ってもいませんでした。
通りに入るだけで、平成から昭和へと迷いこんだかの様な空気に包まれました。

 

同じおわらなのに先ほどとは違う、この雰囲気の感じ方の変わりようは何と言ったら表現出来るのでしょうか。



丁度、目の前で小休憩に入る一行。
そして坂の頂上を目指して更に練り歩きます。



もっと観ていたい、近くで観ていたいという欲求が自分の心の中で自然と湧いてきました。

 

一行が坂をゆっくりと上って行きます。
自分も付いて行きたい...

けれども、何故か足が止まってしまいた。
替わりにファインダー越しに覗いてみることにしたおわら。



後方の観客や歌い手・弾き手などに憚られて踊り手までは望むことができませんでしたが、
また来年、この通りの踊りを観賞する際に撮影したいアングルが一つ見付けることが出来ました。

今年の本祭りに来ることはありませんが来年の諏訪町通りでの前夜祭、雲一つない星空の下で観ることが出来ることを祈りながら本日の撮影を終えるのでありました。

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