kumaの写真帳、と趣味日記

眼をファインダーに通して、一瞬を記憶する。
刹那を写真に閉じ込めて、永遠の記録として綴っていきます。

五箇山の雪あかり~ライトアップと民謡のおもてなし

2015-01-26 | 富山県砺波・南砺地区
2015.01.25 「岩瀬家・行徳寺山門ライトアップ」

事あるごとに訪れておりますこのライトアップイベントも
記憶に任せて数えて3回目。
2011年、しんしんと降りやまない雪の中のこの景色に一目ぼれ、
2012年、2013年と訪れようと試みるも仕事に阻まれその姿すら見れず、
2014年、やっと訪れることが出来たが高気圧に阻まれて、
それでも残雪に驚きつつもその姿に再度一目ぼれ。

そして今年...



気分的には去年よりも積雪は少ないでしょうか。
世間では今季、暖冬だと言われているのに少々の納得を致しました。
12月は嫌というほど降雪に遭ったのに、今ここではそれが羨ましくて望ましくて。
なんだか自分勝手。



そんな気持ちなど知ることではないかの如く、300年の長きに渡りここに建っているのが岩瀬家。
先人たちは果たして夜の闇の中、光に照らされる合掌造りに魅了され訪れる観光客がいるとは思っていたのでしょうか。
そんな一人として訪れること今年で3度目。



昔は合掌造り集落という言葉は無かったのでしょうか。
だって昔は、そもそもは万を超す棟の合掌造りがこの地を覆っていたというお話。



あれよあれよという間に現代風の家に生まれ変わり、
今では200家程しか無いという合掌造り。
その中で、一番大きい造りなのがこの岩瀬家なのだそうです。



お仏壇の大きさも桁違い。
さすが富山のお家事情...かな?

加賀藩塩硝の産地。
改めて加賀藩の大きさに驚きつつ。



階段を上るとそこは蚕の飼育場。



決して良いとは言えない足場、
陽が沈むと暗闇に覆われる茅葺屋根の裏側で、
ひっそりと産業に営む姿を想像。



仕事が終わればこうやって、
特にこの時期になると家族が囲炉裏を囲んで暖を取っていたんだろうな。

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19:30からはそんな囲炉裏を囲みつつ、
大居で民謡が披露されました。
といちんさ。



こきりこ節に合わせて舞うささら踊り



まだまだ厳しい寒さ続く五箇山の夜。
けれども灯りと舞いのおもてなしを受けて、
なんだか心あたたまるひと時を過ごすことが出来ました。


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