折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

孫ちゃんと公園の猫

2022年08月24日 | 孫ちゃん


孫ちゃんと野良猫 (1)

孫ちゃんは猫が大好き、でも事情があって家では飼ってもらえません。
「おばあちゃんが猫飼えばいつでも来て遊べるのに」と言われても私のこの先を考えると無理。猫の寿命は長くなってます。
「名城公園にはたくさん野良猫が住んでいてね」と話すと「見たい みたーい!」「でもね、朝早くにはご飯をもらうために集まって来るけど、そのあとは茂みに隠れちゃうよ」「それならおばあちゃんの散歩の時間に一緒に行く」となりました。
私の早朝散歩に一緒に行くために前の日から泊まって、目覚ましかけて・・・目覚ましが鳴る前の4:20分には自分で起きてきました。明るくなるまで待って5時出発!2人とも自転車です。

名古屋城の大手二之門の近くには毎朝餌を持ってくる方がいて猫が集まっていたはず、まずはそこへ。
着いてみるといつもの男性は来ているのに猫は1匹だけ。
「おはようございます。ここに猫が沢山いると思って来たのですけど」と言えば「この頃だいぶ少なくなってね。それにもう朝ご飯を食べて解散したところだ」と言われたのは5:10ごろのこと。「今は名古屋城の正門近くには集まっとる頃だよ」ならばと正門近くへ。
確かにここには2匹いました。餌をやっている女性に「おはようございます。この子(孫)が猫を見たいというので来たのですが」というと、この方も「この頃は捨てる人が減ったのかね。野良が少なくなるのはいいことなんですけどねぇ」と。「猫にも好みがあるからね、いろいろ持ってきてあげるのよ」「あぁ この子は子猫の時から世話しているから15歳くらいだわね」と。15年も前から餌をを運んでいるのだそうです。
どの子も毛並みはつやつやして健康そうで、避妊手術済みの印に片耳にちょっぴりV字の切込みがありました。
最初に出会った男性もやってきて「猫が好きかね?猫の好きな人に悪い人はおらんでね」「中には棒で猫に乱暴する人もいてね。いろいろな人がいるの」と女の人。この方は「カラスにつつかれていた子猫を連れて帰って飼ってるのよ。ほっとけないでしょ」とも。

孫ちゃんがそっと手を出すと甘えて寄ってくる猫、逃げる猫。
ここの野良猫の中ではグレーの毛皮の15歳の猫が孫ちゃんのお気に入りになりました。

そこから名城公園へ移動しましたが、食事の時間は終わったらしくほとんど解散して出会えたのは5匹ほど。
一匹だけ広場にいた茶トラ猫は餌をもらえていなかったらしく寄ってきて撫でさせてくれました。


楽しそうに撫でている孫ちゃん、すり寄ってくる猫ちゃん、ほほえましい情景なのですが「野良猫は不衛生」と言われていることが気になります。引っかかれたり嚙みつかれたりすればもちろん大変なことになります。私も以前にご近所さんの飼い猫に噛みつかれて腕が腫れあがりお医者にかかりました。飼い猫だって・・・。
孫ちゃんは見るだけではなくきっと触るだろうと思い、抱いたり掴んだり嫌がることはしないように言って、除菌シートを持参し、公園の水道で手洗いして、帰宅した後も家に入る前に庭の水道でもう一度ジャブジャブ。それでもやっぱり、危険には近づかないほうが良いのかしら?
「楽しかった~ また行きたい」という孫ちゃん。私にも良い思い出ができましたが、これはまずい事だったのかなぁ。




孫ちゃんと野良猫(2)




私の子供のころ、出入り自由の猫と暮らしていましたし、8年ほど前まで飼っていた猫も14・5歳までは出入り自由猫。体が弱ってから家の中だけになりましたが、いつだって一緒に炬燵に入ったり食卓にも自分の場所で参加したりしてました。不衛生なんて思ったことも無かったですが、孫ちゃんのこととなれば話は別。
心配になって娘に聞いてみると「後で手を洗えばいいよ」とあっさり。孫が生まれたばかりの時には、哺乳瓶の消毒にもいちいち厳しいことを言ってたのに、変われば変わるもの。娘の婿殿は子供のころから猫と暮らしていた人なので撫でるくらいは気にしないとか。両親の許可が出て孫ちゃんはそれ以後も前泊しては私と一緒に自転車で早朝の公園に出かけています。夜明けが遅くなってきたので公園に着いた頃には食事時間が終わっていて、集まっている猫には会えませんが1匹ずつゆったりくつろいでいる猫は嫌がらずに撫でさせてくれて、孫ちゃんは大満足。

こんなことができる夏休みももうすぐ終わります。




孫ちゃんと野良猫(3)

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