まずは「爆笑派」となってるのがいい!
「平成の爆笑王」と括られるような師匠では無い!
内容は三部構成で、1と3は師匠の過去から現在までを、2は師匠の十八番プラス二席の計二十席の解説になっている。
その中ではっとしたのは
『「落語をやってて自分で泣いちゃう」と言う噺家がいるけど、それは稽古が足りないんです。涙が涸れるまで稽古をすればいいんです。稽古をし尽くすの。』
先代の三遊亭圓楽が芝浜を涙を流しながら拭いもせずに演るのを見て、スゲーと思ったけど確かに権太楼師匠の言うとおりだなぁ…と。
芝浜については立川談志が「芸の神が降りてきた」と言う公演のビデオを見たが( ̄Д ̄)?って思った。
落語の登場人物に入れ込むのは良いけども、演者はやはり登場人物をコントロールしなければいけないよ、と言う事なのかな。
この師匠は本気で落語が大好きなんだな。
満足。