バイクでキャンプ備忘録日記

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映画 哀れなるものたち

2024年01月29日 | 映画


「女王陛下のお気に入り」のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再びタッグを組み、スコットランドの作家アラスター・グレイの同名ゴシック小説を映画化。2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金獅子賞を受賞し、第96回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、脚色賞ほか計11部門にノミネートされた。
不幸な若い女性ベラは自ら命を絶つが、風変わりな天才外科医ゴッドウィン・バクスターによって自らの胎児の脳を移植され、奇跡的に蘇生する。「世界を自分の目で見たい」という強い欲望にかられた彼女は、放蕩者の弁護士ダンカンに誘われて大陸横断の旅に出る。大人の体を持ちながら新生児の目線で世界を見つめるベラは時代の偏見から解放され、平等や自由を知り、驚くべき成長を遂げていく。
プロデューサーも務めるストーンが純粋無垢で自由奔放な主人公ベラを熱演し、天才外科医ゴッドウィンをウィレム・デフォー、弁護士ダンカンをマーク・ラファロが演じる。「女王陛下のお気に入り」「クルエラ」のトニー・マクナマラが脚本を担当。映画コム



大人の身体で幼児の脳を持つ女性の成長物語。

初めは身体も自由に動かせず、行動も幼児的だったが外の世界(地名は実際の物だが描写はメルヘン)へ出る事で一気に成長して行く様を描く。

幼児期
わがままいっぱい。気に入らないと叫ぶ、物を壊す、死体にハサミを突き刺す。

思春期から反抗期
性の目覚め。自慰行為。他人と見境ないセックス。性を売って何が悪い。
共産主義への興味。

大人期
自立。自己認識の確立。他者との関係性。将来への想像力。

一気に成長するので周りが戸惑う。

なかなか面白い映画だが、セックスのシーンが長すぎる。エマ・ストーンや男優のフルヌードが多くて食傷気味となる。

ラストは…言うまい。

星4
映画「ミッドサマー」を見た時の様な不快感を感じるが、エマストーンやウィレムデフォーの演技が素晴らしいので良しとする。

見るべし。