この映画をホラーとして見ると、怖くなかったという感想になるかも。
これはホラー風味の思春期青少年の成長物語。
子供時代には、圧倒的な立場で接触してくる親を始めとする大人社会に対する恐怖、兄に対する恐怖、イジメをしてくる同級生や先輩に対する恐怖…。
「IT」はピエロの姿をした、それらの恐怖の象徴である。
その姿は個人の恐怖の対象により変化し、大人の心では見えない。
しかし、少年達はみんなで団結しIT(恐怖)を倒し、乗り越え、克服する。
それは少年から大人への通過過程か。
「スタンド バイミー」に通じる映画。
星2
劇場で見る方が怖いかも。