筋金入りのパニック障害。
同じ所をグルグルして
生きてます。
県立近代美術館に
漢字三千年を観てきました。
中国の新石器時代の
まだ文字とはいえない符号から
始まって、
清の時代までの展示物の中には
王羲之の蘭亭序や
顔真卿の拓片、
懐素の狂草の勢いに圧倒されたり
鄧石如の隷書も
やはり趙之謙に似ていたし。
音声案内ガイドを借りて
ゆっくり隅々まで観賞して来て
驚いたのは
ほとんどの拓片の文字が小さいこと
私達は半紙四文字や六文字で
練習しているのに、
実際は小筆で書いているような
大きさなのね。
考えてみれば
2000文字も半紙四文字の
大きさで書いたら、
石碑デカさ
どんだけ~って感じですね。
今度は
日本の漢字の歴史を
観てみたいと思うんですけど
無いのかな?
もう一度、
同じに書こうとしても
書けない。
タイムマシンが発明されて
過去に戻っても
どこか違ってくるんじゃないかな?
今、書いた書は
自分だけのもの。
下手くそでも。
そんなところが
好きだし
はまるんだな、書道。
だけど
今回は本当に苦戦した、滲みに。
同じに書けないのは
分かっているけど、
一枚目と二枚目の
墨の薄め方に
違いがありすぎて
全く違うものになってしまう。
墨のコントロールが出来ない。
仕方ないから
毎日一枚書いていった。
他にもお題が二つあったし、
そちらの方は
普通の墨の濃さだったんで
関係なかったけど。
考えても無駄かな?
経験していかないと。
県展作品は明日提出です。