気付けば、社会人になった20歳、11年間勤めていた会社(とあるゼネコンです)を辞めてから11年経ったっていうことに気付きました。
かれこれ、独立してから、会社勤めと同じだけの期間を過ごしたことになるんですね。
まぁ、そもそも、この道22年間も同じような仕事をしているとは夢にも思っていませんでしたが、なにはともあれ、何とか食うに困ることなく、日々過ごしております。
その会社を辞める時、辞めて独立するんだ、という旨を皆に明かした送別会、「是非、頑張ってくれ!」と応援してくれた先輩、また、たいして面倒見てもらった覚えもないのに「辞めたって、食っていけるわけない」と余計なお節介とも思われる、ある意味、親心的な激励?をしてくれた先輩、色々いました。前者の人の中には事務所立ち上げ時に、仕事をいただいたり、なかなか会う機会は無いですが、すごく感謝している方もいます。(ただ、後者の人には未だに会いたいと思ったこともないですが・・・!)
もちろん、独立をするまで、色々面倒見てもらった会社、そして上司にはすごく感謝しておりますし、出先で会社の名前を掲げた工事現場を見ると、未だに懐かしく思い、現場監督さんの中に知っている顔を探したりします。そして今でも順調に業務拡張し続ける会社、自分も一時期その会社に席があったことを誇りに思います。
ただ、反面、退社を決め、同じような業種(工事はしないですが)で飯を食っていこうと決めたからには、大げさにいえば、会社と肩を並べるつもり・・・私が書いた図面の工事見積もりをしてもらうくらいの関係になりたい、と思ってはいましたが、未だにそういうお付き合いをする機会が無いのが残念です。
はたして、当時の決断は、正しかったのかな?などと、考えてみたりします。今、私が置かれている立場は、成功なのか失敗なのか、って。
給料面で言えば、いやらしい話、今は、正直、会社勤めでは貰えない額を稼げていると思います。さほど贅沢はしないまでも、欲しいものは殆ど手に入る、行きたいときには普通に外食もできるし、旅行にも行ける。妻と子供、きっちり養っていくだけの稼ぎは保証されている・・・くらいにはなりました。勤務時間も縛られることなく、日々の仕事の都合で動くので、面倒な上司も居ないし、すごく気楽ではあります。
反面、色々なお客様の都合によって縛られているので、いつでも休みだけれど、いつでも勤務中、のような感覚です。他の会社が忙しい時期には私も忙しかったりするので、結局はウィークデーの休日はなかなか取れませんし、長期の休みも、なかなか取れません。
小さい会社ですから、人に頼ることができないので、私自身が病気をしたり、休みを取れば、仕事が進まないのでお金を貰えない、ってこともあるので、そういう意味での緊張感も日々続いています。
それでも、自分が好きで始めた商売。
「俺はできる!」っていつまでも胸を張っていたいもんですね。
もし、あのとき、会社に残る選択をしていたら・・・のほほんと過ごしていたんでしょうね。
今頃は、設計課長あたりになってたかな・・・毎日、決められた時間に出勤して、上司に言われた図面を毎日書いて・・・あ、考えてみたら、無理ですね!
想像しただけでストレスになりそう!!
やっぱり、会社勤めは向いていないみたいです。今が良かった!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます