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50代半ばのあんなこと、こんなこと

午前10時の「危機一発」

2012年07月07日 | PENTAX K-5
今年で3年目、そして今年が最後になる「午前10時の映画祭」。
今日から1週間は「OO7/危機一発」。
私はこの映画が大好きで、今までにレーザーディスク3枚(輸入盤・国内盤・ワイド版)とDVD、ブルーレイ各1枚購入しています。
何十回も観ているのに、この機会を逃したらもう一生銀幕で見ることはできないだろうと、チケットを買いました。
初めてこれを見たのは中学 3 年生の時。リバイバル上映で、その時に原題通り「ロシアより愛をこめて」と改題されましたが、私は「危機一発」の方が好き。60年代っぽいでしょ?
「ゴールドフィンガー」との2本立てで、ほんとは「ゴールドフィンガー」の方が面白かったのに、大人ぶって「ロシアより愛をこめて」の方が面白い、さすが最高傑作、などとうそぶいていました。
実に40年ぶりのスクリーンでの鑑賞となったわけですが、TV 画面でとはいえ、何十回も見ているわけですからね、何の感動もなかった。
ストーリーが展開してゆくのを眺めながら、なぜこの作品が長い間、ひょっとしたら今でも、シリーズ最高傑作と言われ続けているのかを、ぼーっと考えていました。



PENTAX K-5
SMC PENTAX DA35mm Limited

中学の時に買った文庫本(定価 200 円!!)に半券を挟んで・・・。
OO7シリーズの原作を翻訳された井上一夫氏は、2003年にお亡くなりになったそうです。

第1作の「OO7は殺しの番号」はハードボイルド、第2作「危機一発」はスパイサスペンス、そして第3作「ゴールドフィンガー」以降はすべてアクション超大作という分類になると思いますが、これら三つのカテゴリーの中ではスパイサスペンスが映画としては一番地位が高い、と感じる人が多いからでしょうか、「危機一発」が最高傑作だといわれる所以は。
ちなみに私がこの作品が好きな理由は、緊張感とユーモアのバランスと品の良さ。
以上個人の感想でした。



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