love fifties

50代半ばのあんなこと、こんなこと

山本治之氏の写真展にて

2012年12月02日 | PENTAX K-5
 11月30日(金)から12月6日(木)まで富士フィルムフォトサロン名古屋で開催されている、山本治之写真展「信越秋山郷ー日本原風景の残る郷」を観てきました。
 新潟の秋山郷の四季をつづった力作ぞろいで、これは当たりの写真展と言えます。
 しかし作品を1点1点観てゆくと、ときどきあれっと感じることがありました。
 作品のうち何点かが、他のものよりもコントラストとシャープネスが強く感じられたのです。
 ひょっとしてフィルムとデジタル両方使っているのかな、と山本治之氏本人にお聞きしたところ、すべて67のフィルムで撮っているが、一部印画紙が足りなくてリバーサルからデジタルプリントしたものがあるとのことでした。
 おお俺ってすごいじゃん、心の中で狂喜乱舞した私でしたが、デジタルプリントした作品を示していただくと、当たっていたのは半分くらい。
 フィルムはしっとり、デジタルはすっきりくっきりという単純で短絡的なステレオタイプが自分の中に出来上がっていたんですね。
 これはデジタルではフィルム写真のような仕上がりにはならない、と自分で勝手に決め込んでいるわけで、大変危険なことです。
 自分がRAW現像をするとき、ヒストグラムだけを見ながら機械的にダイナミックレンジを調節しているのが多いことが思い起こされました。



PENTAX K-5
SMC PENTAX DA★ 50-135mm




PENTAX K-5
SMC PENTAX DA★ 16-50mm




PENTAX K-5
SMC PENTAX DA★ 16-50mm

 2週間前の写真で恐縮ですが、上2枚は本栖湖畔、3枚目は精進湖畔から。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。