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50代半ばのあんなこと、こんなこと

北勢線散歩(下の巻)

2013年01月05日 | PENTAX K-5
 北勢線は阿下喜の住宅地を出ると山林に分け入り、茶畑の脇をすり抜け、鈴鹿山脈と広い田畑地帯を西側に楽しんだのち、また住宅地を縫うように走り、終点の西桑名に届きます。



PENTAX K-5
SMC PENTAX DA★ 16-50mm
 なんとなく線路幅が狭いことがこの写真からもうかがえます。
 一般的な線路よりも 30 センチくらい幅が狭いのです(ナローゲージ)。



PENTAX K-5
SMC PENTAX DA★ 50-135mm(トリミング)
 麻生田(おうだ)付近。
 この辺り、北勢線は丘の上を走っているのですが、私は下に降りて用水沿いを歩きました。
 すると野生の猿が日なたでグルーミングの真っ最中。



PENTAX K-5
SMC PENTAX DA★ 50-135mm
 ススキ原越しの鈴鹿山脈。



PENTAX K-5
SMC PENTAX DA★ 16-50mm
 北勢線の有名スポット、めがね橋。
 写真を撮りに来る鉄道愛好家の方々が多く、三岐鉄道もそのことをよくわかっていてPRもしているのに、橋周辺の環境整備がいまいち。
 草刈りなどしていただけるとうれしい。
 左手奥の山は鈴鹿セブンマウンテンのひとつ、竜ヶ岳。



PENTAX K-5
SMC PENTAX DA★ 16-50mm

 北勢線のもう一つの有名スポット、ねじり橋。
 詳しくは先ほどのリンクを参照してください。



PENTAX K-5
SMC PENTAX DA★ 16-50mm




PENTAX K-5
SMC PENTAX DA★ 16-50mm




PENTAX K-5
SMC PENTAX DA★ 16-50mm
 右手奥の山は竜ヶ岳なのですが、先ほどと違い雲に隠れています。
 めがね橋を撮ってから 30 分の間に天気は激変し、冷たくて強い風が吹き初め、それに乗って粉雪まで降り始めました。



PENTAX K-5
SMC PENTAX DA★ 16-50mm(トリミング)
 この 10 年の間に北勢線では 7 つの駅が廃止されました。
 広場のようになっているここも、以前は「ながみや」駅だったようです。
 駅名標だけが残っています。

 強風と降雪のため、残念ながら散歩は中止。
 出発点の一駅手前の大泉駅から電車に乗って帰りました。
 計画通りにはいきませんでしたが、楽しい1日でした。


山本治之氏の写真展にて

2012年12月02日 | PENTAX K-5
 11月30日(金)から12月6日(木)まで富士フィルムフォトサロン名古屋で開催されている、山本治之写真展「信越秋山郷ー日本原風景の残る郷」を観てきました。
 新潟の秋山郷の四季をつづった力作ぞろいで、これは当たりの写真展と言えます。
 しかし作品を1点1点観てゆくと、ときどきあれっと感じることがありました。
 作品のうち何点かが、他のものよりもコントラストとシャープネスが強く感じられたのです。
 ひょっとしてフィルムとデジタル両方使っているのかな、と山本治之氏本人にお聞きしたところ、すべて67のフィルムで撮っているが、一部印画紙が足りなくてリバーサルからデジタルプリントしたものがあるとのことでした。
 おお俺ってすごいじゃん、心の中で狂喜乱舞した私でしたが、デジタルプリントした作品を示していただくと、当たっていたのは半分くらい。
 フィルムはしっとり、デジタルはすっきりくっきりという単純で短絡的なステレオタイプが自分の中に出来上がっていたんですね。
 これはデジタルではフィルム写真のような仕上がりにはならない、と自分で勝手に決め込んでいるわけで、大変危険なことです。
 自分がRAW現像をするとき、ヒストグラムだけを見ながら機械的にダイナミックレンジを調節しているのが多いことが思い起こされました。



PENTAX K-5
SMC PENTAX DA★ 50-135mm




PENTAX K-5
SMC PENTAX DA★ 16-50mm




PENTAX K-5
SMC PENTAX DA★ 16-50mm

 2週間前の写真で恐縮ですが、上2枚は本栖湖畔、3枚目は精進湖畔から。


いきなりフジツボ

2012年10月20日 | PENTAX K-5
 青森の私のお気に入り店(鮨屋)、といっても今回でまだ2回目なんですけどね。
 この度の青森旅行の第一の目的がこの店、と言ってもいいくらいで、とても楽しみでした。
 昨年はコースの料理を頼のみましたが、一品目は雲丹。
 殻つきの、まだ触手が動いている新鮮なもので、それがとてもインパクトがあったので、今回も楽しみにしていたのですが・・・



PENTAX K-5
SMC PENTAX DA35mm Limited

 今回の一品目はコレ・・・外径3cmほどあるフジツボでした。
 違う意味で前回以上にインパクトがあるのは間違いないのですが、家内には刺激が強すぎるので、大将が「フジツボです」と言って皿を置くか置かないかのうちに、「あっ、これこの辺りの名物なんだよね、なかなかイケるんだよ」といって家内への衝撃を緩和しようと試みました。
 このシチュエーションで「コレいらない」とは言えませんからね。

 フジツボの食べ方は、爪を四つに開きながら引き出すと中身がついて出てくる・・・と教えていただきましたが、二つとも失敗しました。
 はい、私もコレを食すのは初めて。
 失敗した場合は蟹の肉を掻き出す耳かきみたいなスプーンを使ってくださいとのことでした。
 フジツボは蟹や海老と同じ甲殻類だそうで、味はその通りのもの-薄味の蟹か海老って感じ。

 料理の素材は、ほとんどが青森産で、どれもとてもおいしかった。
 下北半島と津軽半島に囲まれた陸奥湾、青森湾、野辺地湾には恐山、八甲田山、岩木山、白神山地から豊富な植物プランクトンが流れ込み、湾外では津軽暖流と親潮が大間崎おきでぶつかることから海産物は栄養豊富。
 ホタテの貝柱など、北海道産のものよりずっと味が濃かった。
 もちろん大間産のマグロ(中トロ)も頂きましたが、そりゃあもうすばらしい。
 大将の言われることには、大間産でも150kgを超えるものでないとだめだそうで、それで昨年別の店で食べた大間のマグロはそれほどうまくなかったのね、と納得しました。
 最後に十三湖のしじみ汁を頂きましたが、しじみの実は貝とは思えない、まるで木の実のような味がしました。
 十三湖は岩木山のほとりにある汽水湖ですが、岩木山からの植物プランクトンと、汽水域であることが微妙な味わいを出しているのでしょうね。

 そして青森と言えば、絶対忘れられないのがコレ、



PENTAX K-5
SMC PENTAX DA35mm Limited
トリミング

 この店に来る理由は料理もおいしいのですが、青森の地酒「田酒」(でんしゅ)が飲めること。
 田酒は生産量が限られていて、そこいらの酒屋には置いていないし、それを飲める店も限られているようです。
 フルーティーですっきりした味わいは、日ごろ日本酒は飲まない私でさえ魅了します。
 しかも今回は田酒の蔵元が作っている超限定生産の「善知鳥」(うとう)を、幸運にも飲むことができました。
 善知鳥という名は、昔の青森市の名称である善知鳥村から採ったということです。
 田酒と同じ傾向の味わいですが、なんかこう・・・言葉では表現できません。ほんと、おいしいお酒です。

 店を出たのは夜8時。
 妻と二人、時々思い出したように「おいしかったね」といいながら、夜の青森・新町辺りをすこし歩いてから(コーヒーを飲みたかったのですが、ほとんどの店は閉まっていました)ホテルへ戻りました。

 夜が早いのが青森の欠点。


鶴の舞橋

2012年10月18日 | PENTAX K-5

PENTAX K-5
SMC PENTAX DA★ 16-50mm
PLフィルター

 ガイドブックには「津軽富士見湖にかかる・・・」とあったので、「津軽富士見湖」とナビに入力したのですが、候補地は出てきませんでした。
 津軽富士見湖とは俗称で、正式名は廻堰大溜池(まわりぜきおおためいけ)なのだそうです。