先月、
長年愛用したアンプに別れを告げましたが、後任が決まりました。
ONKYO の A-5VL です。
定価は 84,000 円。実売価格約 53,000円 で、値段的には前任のサンスイとほぼ同じ。
DENON の PMA1500SE と迷いましたが、A-5VL を選んだ訳は、デジタルアンプだから。
つまり DAC を内蔵しているということです。
うちでは今までエントリークラスのブルーレイプレーヤー(その前はDVD、その前はレーザーディスク)にアンプをつないで CD を再生していました。
それでも不満なく聞いていたのですが、きちんとしたオーディオ装置から出る音には劣るだろうということはわかっていて、アンプを替えるついでに CD専用 プレーヤーも買ってしまおうか、とも考えました。
しかし今の自分の音楽の楽しみ方は、HD にため込んだ音源を PC か、iPod で聞くのが主流になっていて、アルバムを替えるたびに CD を出し入れするのはもう億劫・・・、だから今度のアンプには何らかの方法で PC をつなぎたいと考えていました。
だから今更 CD プレーヤーなんて・・・だけどせっかくの新しいアンプなんだから、CD もある程度いい音で楽しみたい。
そこで注目したのがデジタルアンプに内蔵されているDAC(デジタル-アナログ コンバータ:ダックと読むようです)。
デジタル信号をアナログ信号に変換する役割をするもので、CD プレーヤーの音の良し悪しに影響する因子の一つです。
前のサンスイや、DENON の PMA1500SE などのアナログアンプの場合、CD プレーヤーのアナログ出力端子と、アンプ側のアナログ入力端子をつなぐのが普通(オーディオマニア以外ということ)ですが、その場合は CD プレーヤーに内蔵されている DAC でデジタル信号をアナログ音声に変えて、それをアンプで増幅し、スピーカーを鳴らすということになります。
それに対し、デジタルアンプではアナログ-アナログ接続もできますが、CD プレーヤーからデジタル信号をデジタルのままでアンプが受け取り、増幅し、アナログ信号に変換して音を出すこともできます。この場合、DAC はアンプ側のものを使用します。
使用する CD プレーヤーとアンプが高いクオリティを持っているなら、どちらの側で DA 変換させるかは、音の好みの問題と言えますが、私の場合 CD(ブルーレイ)プレーヤーの実売価格が 15,000 円程度ですからね。大した DAC は付いていないことが想像できるのに対し、A-5VL は53,000円で、そのカタログには内蔵DAC の優秀さがアピールされていましたから、これはもう「好みの問題」の範疇ではありません。
つまりエントリークラスのブルーレイプレーヤーのデジタル音声を、中級機のデジタルアンプの DAC を使って鳴らせば、余分な出費なしでいい音が期待できるのでは・・・というせこい了見なのです。
さてこれで私のオーディオシステムは
ブルーレイプレーヤー:SONY BDP-S370(2年目)
プリメインアンプ:ONKYO A-5VL
スピーカ:B&W DM601 S2(約10年使用)
となりました。
実はアンプと一緒にもう一つ買ったものがあるのですが、それのことと上記システムのインプレッションは次回に。
RICOH GXR
RICOH LENS A16 24-85mm
焦点距離:85mm相当
相変わらず文章との関連はありません。
シャッターのサビの模様が CD の記録パターンのイメージを連想させるような、させないような・・・。