どうでもいい日記

なんとなく、政治や経済、英語のことなど。
夢は海外移住…か?

死者を弔う

2006年09月08日 07時46分18秒 | その他雑考
高専殺人の容疑者,マジで自殺してたね。
殺人事件に詳しい57歳女性(富山県在住・母)が,
事件後,二日目にして「死んでるな」と言ったのを,
サスペンスの見過ぎだと笑ったが,見事ビンゴだった。
死者の冥福をお祈りする。

日本では,たとえ悪人だろうと犯罪者だろうと,
死者に手を合わせるのが普通だと思う。
(この場合は単なる容疑者だけど)

例えば列車事故。例えば911。
仮に慰霊碑を建立するとして,
そこから容疑者や実行犯を除外すると明言されると,
なんとなく抵抗感を持ってしまう。
それが日本人のメンタリティってやつだ。

二つの事件後に設置された献花台。
捧げられた多くの花は,捧げた者に関係する人を筆頭に,
事件の死者全員を弔うものであって,
容疑者や実行犯を除くものではないと思う。

日本における神社・仏閣は,
この献花台に等しいものだと私は解釈している。
だから,戦犯の分祀なんてのはバカげていると私は思う。
(そもそも,実は戦犯なんてのはすでに存在しないのだよ)

中国人を筆頭とする,諸外国の方々には理解できないだろう。
たぶん私が想像する以上に,
彼らと私の間に横たわる溝は,広くて深い。

世界にあふれる一神教の人々のことを考えると,
私には,まだまだ学ぶことがたくさんあると思わざるをえない。