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ゆったり、いそがず、あわてず、おだやかに…

毎日の生活の中で感じる森羅万象を、自分の想いとして文字・写真で表現する。

暑き夜のホタルは、どこで乱舞しているのか?

2008年07月03日 21時51分59秒 | ファンタジー


今日は暑かった。30度を超えたという。しかも湿度も高かったようで、蒸し暑かった。こんな時、いつも子ども時分を思い出す。蚊帳を吊った布団の中で、寝苦しいのでゴロゴロしながら薄暗い蚊帳の中に放した蛍の光を見つめていた。

2~3匹の蛍が光を点滅させながら、蚊帳の中を静かに飛んでいる。なにか幻想の世界を見ているようで、いつの間にか眠りの世界へと入って行った。

蛍、ほたる、ホタル――どの文字であっても、夢の世界の案内人のような風情を感じる。しかし、現実には蛍を見る機会がほとんど無くなってしまっている。昔、あんなに飛んでいた蛍はどこへ行ってしまったのか。

私の生まれた田舎の家は、東裏に沢が流れていた。一年中、流れる水は枯れることがない静かな沢である。それが時には本性をむき出しにすることがある。大雨が降れば暴れ沢となって、ゴーゴーと小さくとも濁流となって流れ下っていた。

その沢には沢ガニが住み、蛍は乱舞していた。それが、いつの日にか沢はコンクリートで固められてしまい、カニはいなくなり、蛍は姿を消してしまった。少年の幻想は思い出の中に閉じ込められ、蛍の放つ点滅するほのかな光はシャボン玉の泡のごとくに消えてしまった。

地域でも、あちらこちらで蛍を復活させようと一生懸命努力されている。蛍も少しずつ増えているようだ。今朝の新聞にも、遠くの村の住民有志が蛍の復活運動している先進地を視察に見えたとか。

昔の思い出、幻想の世界で乱舞していた蛍を現実の世界に取り戻そうということであろう。すこしずつ破壊されてきた環境を、できるだけ自然の世界に戻そうということは大賛成である。

沢にカニが住み、暑い夜には蛍が乱舞する――そんな世界がまた戻ってくれることを祈りたい。ただ、心配がまだある。せっかく自然が戻ったにしても人間を取り巻く環境が激変している。特に、子どもたちの置かれている状況は昔とまったく違う。

蛍やカニが戻ったにしても、現代の多くの子どもたちは、昔の子どもたちのように蛍やカニと楽しく遊ぶことができるだろうか。むしろ、こちらのほうがもっと心配である。

ああ、ホタルは夢の中から飛び出せないのであろうか……

おお、夢見るUFO~~唄おうよ!

2008年05月15日 22時01分31秒 | ファンタジー


ピンク・レディーが歌い、1978年の日本レコード大賞をも受賞した「UFO」をご存じだろう。歌い出しはこうだ。

     ♪ UFO
       手を合わせて見つめるだけ~~

というものだが、いまさら、ずいぶん昔にヒットした歌の話題を持ち出したのか? ウフッ、そ の こ と は あ と で ………。

そうそう、孫がまだ小さかったころだが、「じいちゃん、宇宙人は本当に居るの?」と聞いてきた。たぶんテレビマンガかなにか見ての質問だったろうと思う。じいちゃんは答えていわく、「もちろん居るさ。宇宙はものすごく大きくて広いだろう。だから、人間と同じような宇宙人が居ても不思議ではないよな」。孫は納得したような顔をしていたことを覚えている。

私は、昔から宇宙人は居ても不思議はないと思っていた。どこまでも果てしない広大な宇宙のなかの小さな小さな地球ではあるが、人間や生物が住んでいるではないか。だから無限のように広い宇宙に、地球と同じように生物がすんでいる星がいっぱいあってもおかしくないのではなかろうか。当然にと言いたいが、人間のように、いやそれ以上に優れた能力を持つ宇宙人が居ることのほうが自然と言えるであろう。

まあ、こんなことはどうでもいい話題だ。むしろUFOを見たとか飛んできたとか、なにかしらファンタジックな気持ちになることのほうが楽しいことだ。孫も、それこそ夢見る気持ちでUFOを信じたことだろう。「UFO」の歌詞の中にも――

     ♪ ああ突然 オレンジ色の
       ああ光が 私を見つめ
       夢見る気持ちにさせて
       どこかへさらって行くわ~~

さて、昔のヒット曲「UFO」をなぜ持ち出したのか。それは今日のテレビで、イギリス国防省がUFO機密文書を何点か14日に公開したというニュースを観たからである。ニュースを観ながらピンク・レディーを思い出したのだ。

歌詞のなかに「♪地球の男にあきたところよ」とあるが、ここまで書いてきたら「♪UFOの話題にもあきてきたところよ」と替えて唄いたいよ~~な。