
『地震、雷、火事、親父』――昔から言われている怖いものの四大名称だ。「地震」「雷」はまったくの自然現象。「火事」は自然発火もあろうが、おおかたは人災現象であろう。ただひとつ特別なのが「親父」である。このところ「親父」の権威は下がる一方なので、怖いものの枠から外れてしまっているかもしれない。
怖い自然災害――特に「地震」は怖い。中国で12日午後、四川省を震源とする大規模な地震が起きた。地震の規模はマグニチュード7.8だという。たいへん大きな地震だ。何万人が死んだり行方不明になったりしている。
建物の崩壊で生き埋めになった人々も多いようだ。中国にも建築基準はあるようだが、そんなことにお構いなく勝手に建ててしまった建物も多いとか。そのためマグニチュード4か5の地震でも崩壊してしまう危険があるという。もう、怖い、怖い。
そのせいかどうかは知る由もないが、中国地震では学校が崩壊して子どもたちが何百人と生き埋めになっているようだ。自然災害には抗しようもないが、建築基準を守られずに崩壊したとなるならば犠牲の子どもたちは一番の被害者になる。建物の崩壊原因は、これからの調査を待たなくてはならない。
わが家も古い建築基準で建てられた小さな家である。調べてもらってはいないが、マグニチュード4~5の地震ではどうかなと思っているが、マグニチュード7.8では完全に崩壊するであろう。夜中に地震が起きたらどうしようと不安に思っている。夜、寝ているときに発生すれば、逃げるタイミングを失う恐れがあるのだ。下敷きでペチャンコではたまらない。
この世の中で一番怖いものは、なんといっても『地震』だ。『雷、火事、親父』は、なんとか逃げることができよう。地震から逃げられるか逃げられないかは、その時の「運」まかせだからダントツに怖いのだ。
「災害は忘れたころにやってくる」と言われる。中国の地震災害にお見舞いを申し上げ、早期の復興を心から祈りたい。わが国は地震大国であるだけに、中国の大地震を対岸の火事式にのんきにしていてはなるまい。同じような地震災害がいつ襲いかかってくるかわからないのだから――。
どうやって注意していけばよいのか? う~~ん、非常持ち出しのリックは何年か前に用意したままだし、非常食は? 水は? 逃げ道は? ???――。地震に遭ったらどうやって逃れるか、「地震」であるだけに「じしん(自信)」がない。(ああ、どうしてここで古いオヤジギャグが出てくるのか?)