「カステラ」と言えば、もちろん長崎が有名ですし、
その他各地でも色々作られていて、私達も普段口にする機会が
多いのではないかと思いますが、
2週間ほど前、岐阜県の恵那市・岩村に出かけた時に、
それらのカステラの元祖となるものを見つけたので、
とっても興味深々で、もちろん買って帰ることにしました~
この元祖‘カステラ’は、今から210年ほど前に岩村藩の御殿医が、
長崎でオランダ人よりその製法を習い、
それを岩村に持ち帰り、伝えられたものだそうです。
そして、その製法を当時と一切変えずに作っているのが、
松浦軒のカステーラだそうです。
現在長崎で作られているのは、現代式のカステラだと書かれてありました。
それならば、これはもう元祖を食べてみるしかありませんよね
左は「松浦軒本舗」の‘カステーラ’(松浦軒の焼印)
右は「松浦軒本店」の‘カステーラ’(MATSUURAKENの焼印)
松浦軒という名前のお店が2件あったので、両方のお店でそれぞれ購入しました♪
同じ街通りの数件先に2軒のお店があって、
名前もすごくよく似ているので、ちょっとややこしかったのですが~
食べてみた感じは、どちらも長崎のカステラほどはしっとりしていませんが、
(水飴が入っていません)素朴な懐かしい味。
どちらかと言うと、鈴カステラや人形焼などに似ているかも知れません。
でも、甘さはちょうど良く、それほどく重くはないので、
2切れ、3切れとたくさん食べられそうで、
この味に慣れてしまうと、かえってこちらのほうが美味しいと感じてしまう程でした
本舗さんと本店さんの違いは・・・
賞味期限は本舗さんのほうが早く、本店さんでも8日前後と短いです。
本舗さんのほうがややしっとりした感じはありますが、
本店さんのも決してボソボソした感じではなく食べやすいです。
味そのものの違いや甘さは、それほど極端には変わらなかったような気がします。
2軒の「松浦軒」さん、甲乙つけ難いとっても美味しいカステラでした。
このような伝統の味を、ぜひこれからもずっと守り続けてほしいと思いました。
記事を書いているうちに、またまた買いに行きたくなってきた~