
横浜戦に乗り桜木町に向かったときのことです。
電車は「大船」行きでした。
隣駅からスケッチブックを抱えた初老の男性が乗ってきて
私の隣に座りました。
「どこかに絵を描きに行くのだろうな」と思っただけで
特に感想もなく、やりすごしました。
そして、私は桜木町で降りました。
でも、その人は降りませんでしたから
鎌倉方面に向かうのかなと思いました。
そんなことですっかりその男性のことは忘れました。
そころが私が桜木町で降りて、みなとみらいをぐるっと回って
関内駅方面に向かいました。
ステンレスのオブジェがいくつも立っていて
周囲の景色を映しだす不思議な場所なのですが
その場所をよく写真に撮りました。
また、その場所から交差点の向こう側は
水彩画を楽しむ人にはなかなかしゃれたレストランなどが並んでいます。
絵を描く人をよく見かけます。
その場所でとりあえず写真を撮っていたら
電車の中であった男性に出会いました。
黙々と絵を描いている姿を目撃しただけなのですが
カーキ色のキャンバス地の大きなカバンを覚えていたので分かりました。
ああ、この人は桜木町ではなく、関内駅で降りて
この場所に来たのだ
確かに、この場所には関内駅で降りるのは便利だ
ただ、それだけのことなのですが
幸運に出会ったような気分でした。
イーゼルを立てて油絵を描いていましたから
何回も通ってきているのでしょう。
こんな日曜日のつかいかたもあるのだなあと思いました。
これから先の自分の姿を見ているような気もしました。
電車は「大船」行きでした。
隣駅からスケッチブックを抱えた初老の男性が乗ってきて
私の隣に座りました。
「どこかに絵を描きに行くのだろうな」と思っただけで
特に感想もなく、やりすごしました。
そして、私は桜木町で降りました。
でも、その人は降りませんでしたから
鎌倉方面に向かうのかなと思いました。
そんなことですっかりその男性のことは忘れました。
そころが私が桜木町で降りて、みなとみらいをぐるっと回って
関内駅方面に向かいました。
ステンレスのオブジェがいくつも立っていて
周囲の景色を映しだす不思議な場所なのですが
その場所をよく写真に撮りました。
また、その場所から交差点の向こう側は
水彩画を楽しむ人にはなかなかしゃれたレストランなどが並んでいます。
絵を描く人をよく見かけます。
その場所でとりあえず写真を撮っていたら
電車の中であった男性に出会いました。
黙々と絵を描いている姿を目撃しただけなのですが
カーキ色のキャンバス地の大きなカバンを覚えていたので分かりました。
ああ、この人は桜木町ではなく、関内駅で降りて
この場所に来たのだ
確かに、この場所には関内駅で降りるのは便利だ
ただ、それだけのことなのですが
幸運に出会ったような気分でした。
イーゼルを立てて油絵を描いていましたから
何回も通ってきているのでしょう。
こんな日曜日のつかいかたもあるのだなあと思いました。
これから先の自分の姿を見ているような気もしました。