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あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

クレマチス文字盤ずれる昼になり  あきオジ

2010-04-18 17:15:03 | 日記
昭和記念公園

端正で日本人好みのかすれがまじったような色あいですね。
きっと、朝顔と親戚なのでしょう。
発色が似ていますね。

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可愛くて、儚げ
その物差しでいけば
桔梗に負けている。

でも、輪郭のすっきりしているところが上品ですね。

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若竹や橋本の遊女ありやなし  蕪村

片町にさらに染るや春の風  蕪村

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西行がため息つくか若柳    あきオジ

2010-04-18 17:05:27 | 日記
西行は、山桜の季節が終わると
ほっとして
「また来年があるのだろうか」とため息をついているとすれば
それはそれで納得ですね。

でも、柳の風情も好きだったの違いありません。
遊行柳の由来の土地を訪ねていることを考えると
桜とは違った思いで柳を懐かしんでいたのだと思います。

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私たちは勝手に作り上げたイメージにはめ込んで
自分の物語を補修しているのですね。

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NHKの番組で埼玉県秩父の山の中で
お年寄りだけがひっそりと暮らしている。
その暮らしぶりを一年かけて取材した
番組を放映していました。
政治向きのことはわかりませんが
生活の根っこをもっている人の
美しさを知りましたね。
生活の根っこは発想の根っこ
自然とのかかわりの智慧をもっている。

自分とはけた違いのスケールをもっている。
朝からいたく感動していました。



そこにあるそれで十分薔薇開く  あきオジ

2010-04-18 05:55:35 | 日記
俳句ってよくわからないし
面白いと感じるまでには年季が必要なのでしょう。

書店で最近の作家の本を開いても
「頭がいい人なのだなあ」とか「こんな技巧的なことはできないよ」というため息と
「この句を誰に伝えようとしているの」「分かっている人は何を感じるのだろうか」
そんなどうでもいいことが気になるだけなのです。

メッセージが見えないのです。
まあ、そんな出発点にいます。

私は単純明快
一筆書きのようなスピード感
思いつきで十分
そして、古典を下敷きにしたりしない。

そんなスタイルです。

穏やかですることもなきそれが春  あきオジ

2010-04-18 05:49:13 | 日記
昭和記念公園

めでたさもちゅうぐらいなりおらが春
そんな句がありましたね。
それと同じで穏やかであたふたすることもない。
それは年寄りにとっての春なのです。

春の句では

ゆきとけて村一はいの子ども哉

分かるような気がしますね。
冬は家に閉じこもっているしかなかった
春になり、外で遊べるようになった。
それを数で実感する。