★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

★「ボルベール <帰郷>」

2007-07-01 03:38:26 | 映画(は行)
<2007/A116/S61>
7月の1本目は、ひらりんお気に入り女優のひとり、ペネロペ・クルスの作品。

今週公開作・・・普通なら、「ダイハード4.0」か「シュレック3」を見るところなんだけど・・・
「ダイハード~」は先週の先行で見ちゃったし・・・
なんたって、今作はペネちゃんがオスカーノミネートした作品だし・・・
という事で、いつも夜は空いてる「TOHOシネマズ川崎」で鑑賞。
さすがに「シュレック~」に客が流れてるみたいで、
330名のスクリーンに、7名だけ・・・
一番最初に入場したひらりん・・・途中まで、もしかしたらプライベートシアターになるのでは・・・
と、嬉しいやら、恐ろしいやら・・・
原題は「VOLVER」。
2006年製作のスペイン系ヒューマン・ドラマ、120分もの。

あらすじ
失業中の夫と育ち盛りの娘を養う為に、一生懸命に働くランムイダ(ペネちゃん)。
ある時、酔った勢いで娘に手を出そうとした夫が娘に刺殺されれちゃう・・・。
娘をかばう為に、死体隠しに奔走するランムイダだったが・・・
彼女に優しかった伯母が急死・・・
ランムイダの姉が故郷・ラマンチャに葬儀に出向くが・・・

ココからネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
ひえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ、ペネちゃん子持ち!!!
しかも、ずいぶんおっきい娘・・・酔った夫に犯られそうになっちゃうなんて・・・
いろいろ秘密のある家族・・・だったのね。
姉が田舎に葬儀に行くと・・・火事で死んだはずの母親の幽霊話が・・・
実は死んでなくて、痴呆気味の伯母をこっそり面倒みてたのね。
その実母・・・ランムイダの若い頃に衝突してて、母子関係はダメダメ状態だったのね。
その母はこっそり姉と上京・・・身内である姉の家に居候生活を始める。
そんな事はつゆ知らず・・・ペネちゃんは、死体を埋めに行ったり・・・
住まいの隣りの閉店中のレストランを勝手にオープン・・・
お金稼ぎのために、団体客をゲット・・・歌まで披露しちゃうサービス振り。
さすがペネちゃん・・・踊りも上手だけど、歌も出来るのね・・って、
口パクっぽかったけど・・・。
そんなペネちゃん、母親体型に見せるため、付け尻してた・・って噂はホント???
おーーっと、ここからがホントのネタバレ・・・。
母親とはいがみ合いだったペネちゃん・・・実は父親に犯られちゃって、今の娘を出産・・・
だからペネちゃんの夫の子じゃなかったので、手も出せた???という事。
自分の二の舞にはさせたくないと・・・娘には話せなかった衝撃の事実!!!
母親はその事を知らず・・・なんてふしだらな娘・・・と思っていたが・・
一方、父親の浮気グセに嫌気が差し・・・
向かいの家の奥さんとの浮気現場に放火・・・このまま火事で事故死した事になってた。
そうそう、最初からよく登場してた伯母の向かいの家の親切おばさんの母が・・・その浮気相手
・・・失踪してしまったといってたけど、実はペネちゃんの母の身代わりで死んでたという事。
そんな事情を洗いざらい告白しあった家族・・・なのでした。

まーーーーーーーーー、こんなところでしょうかね、お話は。

いやはや、逞しいというか、ラテン系??というか、
厳密に言えば、犯罪いっぱい犯してる家族だけど・・・
生きてくために、一生懸命な女性の姿は、美しい・・・とさえ思える出来ですっ。
まっ、ひらりん的にはペネちゃん主演作なので、評価も甘くなりがちですが、
ペネちゃん作品の中でも、トップクラスの出来でしょう。
上映館が全国的に少ないのが残念です・・・
ひらりん的には、スペイン映画って結構好き!!!
国際的女優になっちゃって、いろんな国の作品に出てるペネちゃんですが・・・
やっぱり、ペチャクチャしゃべるスペイン語のペネちゃんは最高にキュート。
これ位誉めとけば、観る人増えて、彼女の魅力をわかってくれる人が増えるかなっ???

ここまでネタバレ注意↑

ひらりん的この映画の関連作は・・・
故郷ラマンチャといえば・・・「ドン・キホーテ
撮影場所が同じなのか・・・石畳の町並みが奇麗な田舎町ですね。
ペネちゃん作品はたくさん見てるひらりん・・・
踊り上手が見れる作品は、「美しき虜」・・・
バニラ・スカイ」でトム・クルーズと共演・・・
サハラ 死の砂漠を脱出せよ」で、マシュー・マコノヒーと共演・・・と、
共演相手をメロメロにさせる魅力も満載です・・良いんだか悪いんだか。
最後に、このペドロ・アルモドバル監督と組んだ作品「オール・アバウト・マイ・マザー」を紹介したいところですが・・・
どなたも紹介しそうもないペネちゃん出演作を紹介・・・
初出演作の「ベルエポック」と、ちょい役出演の「ドン・ジュアン」・・・
観ている人がいたら、是非コメントでも入れてくださいませ。
  

という事で今回は
ペネロッピー度・・・
ペネちゃんの役がおっきい娘がいるのには衝撃を受けたけど、
お話自体も、衝撃的事実がいっぱいで、ビックリさせられる内容。
重たい内容をがっちり受け止める女性達の生きザマが、一種ラテン的で人間らしいね。


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ちと悔しい・・・ので・・・、
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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです^^ (rose_chocolat)
2007-07-08 19:54:03
TOHO川崎で7名ですか~!!
なんか、ラッキーですねっ^^
得した気分♪

これ、ラストがもうちょっと・・・ という感じがしたのですよ。
あれで終わり・・・?
もっと盛り上がってほしかったですね。
それにしてもペネロペ、付け尻なんて・・・ 私のいくらでもあげるのに(爆
Unknown (margot2005)
2007-07-18 22:39:47
こんばんは!
TBありがとうございます!
大きな子持ちママで、ぺちゃくちゃスペイン語でしゃべるペネロペ似合ってましたね。
やはりスペイン映画が似合いますペネロペちゃん!
さてさて「ベルエポック」と「ドンファン」観てますよ。
「ベルエポック」では、ペネロペは4姉妹の末娘役がキュートでしたね。もうホントに若くってただただ可愛いのです。
「ドンファン」のペネロペって出てたことすら知らなかったです。
「ドンファン」は素敵な大人の映画でお勧めです。
TBありがとうございます (TK)
2007-07-19 13:01:06
怖い映画でしたね。

ラストの、母イレネが部屋に戻るところがとても怖い。

これからさらにどんなことをするのか、想像するだけでもう…。

というわけで、またおいでくださいまし。
TBありがとうございます! (telur)
2007-07-19 19:33:35
ペネロペの色っぽさがグッと出ていた映画でしたね。
スペイン語を話す彼女を初めて見て、いや~ラテン娘やなと再認識。口パクだとは思うけど、あの歌い上げるシーンはとても素敵でした。

でも映画としては、ちょっとモヤモヤ~とした感じでした・・・

ペネちゃん。 (BC)
2007-07-19 23:42:35
ひらりんさん、こんばんは☆
トラックバックありがとうです。(*^-^*

ペネちゃんの出演作は『バニラ・スカイ』『オール・アバウト・マイ・マザー』は観ています。
特に『オール・アバウト・マイ・マザー』は好きな作品です。
演技的には『ボルベール<帰郷>』が一番良かったと思います。
円熟味が増した感じでした。
30代前半、女盛りの今が一番輝いている女優さんですね。(*^-^*
アルモドバル新作 (アカショウビン)
2007-07-28 09:36:29
 ペネロペの化粧は何かずいぶんきつくなっているような。監督の意図なのでしょうか。まぁ、女優はどんどん化けていったほうが円熟していくのでしょうが。先日DVDで増村保造の「でんきくらげ」(1970)を観ていたら(古!)、娘に手を出して母親に殺される、という物語が本作のエピソードと共通していてアルモドバルはもしかしたら増村作品を観ているのかな、などと邪推したのでした。
今回のペネちゃんは~ (soratuki)
2008-01-16 22:51:19
ひらりんさま♪TRBありがとうございました(^-^)/
あまりペネロペの作品って見てないな~と、今頃
気がついたsoratukiです。
この作品、テーマはサスペンス劇場っぽくって~
でもあまり重くカンジさせないラテンのノリが
非常に良かったです♪
ペネロペの頑張りもGOODでしたね~
こちらからもTRBさせていただきました♪
入り (kimion20002000)
2008-03-01 18:20:49
TBありがとう。
うーん、300人中7人か。きついなあ。
こういう映画は、DVDで見る人が多いのかなあ、と自分で自分を慰めることにしましょう(笑)
こんばんは (ひめ)
2008-04-16 02:35:58
ペネロペがとっても魅力的でしたね。
見る前は母親役にはまだまだ若すぎるんじゃない?なんて思っていたけど
バッチリでしたね~。
彼女の歌のシーンは涙ぐんじゃいました。
口パクなのかなぁ~・・・。

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