「ヘイヴン 堕ちた楽園」

<2007/A117/S61>

オーランド・ブルームが主演・製作をした作品。
ホント、フロリダ半島の下の南の島々は怪しい？いや楽しそうだよね。
原題は「HAVEN」＝港・避難所の意味。。
天国（HEAVEN=ヘブン)と思っちゃうのは、さすがひらりん日本人。
２００４年製作のアイランド系犯罪ドラマ、９８分もの。

あらすじ以下ネタバレ注意↓
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この作品・・・二つのお話が同時進行してる・・ちょっと群像劇っぽい出来。
一つ目は・・・
腕利きのビジネスマンのカール・リドリーは、脱税容疑で家宅捜査が入る事を察知・・・
機転を利かせて、現生１００万ドルを持って、愛娘ピッパとともに国外逃亡。
逃亡先のケイマン諸島は、昔、英国王室の身内をその島の漁師が助けた事から、
一生島民には税金がかからない・・・というタックス・ヘブンの島でして・・・
お金持ちがいっぱい集まって、弁護士なんかと、いろいろ小細工する・・という場所。
ワケもわからず連れてこられた娘は困惑・・・
滞在先のホテル従業員のイカれた息子と、夜な夜なパーティーに繰り出しちゃう・・・
もう一方は・・・
地元の観光船ガイドみたいな仕事をしてる口数少なめの青年・シャイ・・・
勤め先のボスの娘・アンドレアと相思相愛・・・
ついに彼女の１８歳の誕生日に結ばれるが、家族にバレちゃって、さあ大変。
レイプ犯として親父に訴えられちゃうが、それでも収まらない兄貴が、シャイの顔に硫酸をかけてしまう・・・
兄貴は傷害罪で懲役６ヶ月の収監。
その後、アンドレアは愛しつつもシャイとは会わず、荒んだ生活に・・・
ドラッグに溺れ、男をとっかえひっかえ・・・
で、最初にピッパが繰り出したパーティーにアンドレアも来ていた・・・という繋がり。
塞ぎこんでたシャイ・・・このシャイって呼び名は「shy＝内気」の意味ですが、
兄貴が出所したので、ちょっと様子がヘン。
アンドレアには会いたくても会えないし・・・でも、小さい島だから、
うろちょろしてると、彼女にも、兄貴にも出くわしちゃう。
またまた殴り合いになっちゃうが・・・兄貴への怨みつらみが爆発・・・
遂には銃で兄貴を射殺してしまうシャイ。
おっと、もう一方の父娘・・・
娘はパーティーで強いドラックを頂いちゃって、ダウン・・・
警察のご厄介に・・・。
父親は、悪徳弁護士に娘の保護を頼むが・・・
弁護士の狙いは、リドリー氏の現生１００万ドル。
元はと言えば、家宅捜索の情報を流して、現金を島に持ってこさせたんだから。
しかし、弁護士の助手がリドリー氏の愛人だったのかなっ??
情報を漏らして、現金は隠したまんま。。。
お金は無事・・・娘も釈放されたけど、父親は捜査当局に身柄を確保されちゃった・・・
というお話。

欲望と愛がうごめく・・・南の島、、、しかもそこが無税の島だったら、
いろんな悪い事考えてる奴が集まっちゃうでしょう!!!
金に目がくらんで、堕ちてゆく人・・・
愛が人を狂わせて、落ちてゆく人・・・
暑いとこ行くと、人は思考能力が落ちちゃうのかなっ。
それにしてもオーリー・・・
主演・製作だけあって、可愛いお顔を汚す脚本にするとは、気合入ってたのね。
ココまでネタバレ注意↑

ひらりん的この映画の関連作は・・・
楽園モノといえば・・・マツケン主演の「バルトの楽園」(=読み仮名はガクエンだけど)。
オーリー・・・「パイレーツ・オブ・カリビアン／ワールド・エンド」でも海の男でしたね。


という事で今回は
多勢に無税度・・・
ホントはイイ子なシャイ・・・お友達もいい子がいたのに・・・
人生・・・何で狂っちゃうか、わからないモンですねっ。

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