作って遊ぼう&学校の応援

 小学校でオモチャを身近な材料で作っています。また、最近プログラミングで学校支援アプリを制作しています。

人口減少問題と学校教育3〔学校へ行こうのすすめ〕

2023-03-02 16:24:15 | 社会に開かれた学校
 先日の2月28日の報道で「出生数初の80万人割れ」というのがありました。そのちょっと前には「韓国の特殊出生率0.78」というのもありました。(ちなみに日本は1.05です。2021は1.30 2020は1.34 2019は1.36 2018は1.42 2017は1.43 2016は1.45 ※特殊出生率(出生力)とは女性1人が生涯にわたって子どもを生む数に相当する。) 

 コロナ禍とはいえ、これほどの影響力があったのですね。教育問題を考えるときに「これからの日本社会は高齢少子化・社会変革・自然の変化などで、どう変化するか予想できない社会となっていく。(国政から)」とお話してきましたが、まさしく予想もしていなかった生活になってきました。ロシアのウクライナ侵攻もしかりです。日本も何らかの当事国になってしまうこともありえます。最悪の事態を想定した準備が求められます。

 学校教育については、コロナ前まで熊本県統括コーディネーターを拝命して”その準備”について各市町村教育委員会・各学校に啓発とお願いをしてきましたが、益々それが重要になってきたことを痛感しています。

 その内容については昨年度の「人口減少問題と学校教育2」、一昨年の「人口減少問題と学校教育1」をご覧ください。文字部分をポチっと押すと見ることができます。

 これが3月1日熊本日日新聞朝刊の第一面です。

 日本の出生数の推移を紹介すると
 2015年 100万5721人
 2016年  97万7242人
 2017年  94万6146人
 2018年  91万8400人
 2019年  86万5239人
 2020年  84万0835人
 2021年  81万1604人
 新聞のグラフで示すと


 何とこんなにも急降下しています。

 前回も示しましたが日本の1300年の人口の推移と予測を紹介すると

 となっています。
(図クリックで拡大可)

 何とか少しでも食い止めたいと施策を講じていますが、何とか踏ん張りたいものです。

 そのためには”変化に対応する力”を私たちが獲得していかなければなりません。そこに教育の大切さがあります。社会を創っていくのは私たち人間です。よりよい社会を創ろうとする人を育てていくことで、そんな社会を創っていくことができると思います。
 私もその一助と成れるよう頑張っていきたいです。

 2019年に厚生労働省から発表された資料です。圏域別と都道府県別特殊出生率のグラフと数です。

(図クリックで拡大可)
 3文字の道県が文字が省略されているので書き加えました。
 右のグラフは一番上が〔全国〕で、上の方が北海道青森と北の方からです。一番下は沖縄です。
 文字が小さくて見えないときには、図をタップすると拡大できます。

 都会圏が低いのがわかります。地方圏が高いんですね。沖縄が一番高くて、東京都が一番低いです。
 南の方が高くて、北の方が低いともいえるようです。

 何でなのしょうか? 考えてみてください。原因がわかれば対策ができます。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 


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9 コメント

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Unknown (kogetagaku)
2023-03-02 16:48:23
興味深く読ませて頂きました。

時代に合わせた考え方をして、付け焼き刃でない大改革が必要かな...と個人的には思います。

戦後、復興に励んだ時代。
日本が急成長した時代は、ばりばりに働ける若者の世代と例えられます。
若者だから、子供もたくさん産まれます。
無理も効きますし、頑張れます。

そしてバブルの時代に向かいます。
日本が最も栄えたと思われる時代は、おじさんおばさんの世代と例えられます。
子育ても終わりに近づき、自分達にお金をかけることが出来るようになりましたが、子育ても終わりに近づいているので出生数は減少しました。

バブル崩壊後は、ただひたすらにデフレ(不景気)が続き、コロナやウクライナへのロシア侵攻の影響、気象変動もあり、物価が世界的に上がりました。
人間に例えると、お年寄りになりました。
しかし、お年寄りには過去の経験と知識があります。
政をしている方がお年寄りだけですと、過去を振り返って考えようと必死になりますが、そこに答えはありません。
日本がお年寄りになったからです。
お年寄りといっても、お金が無いわけではありません。
日本というお年寄りはそれなりに貯金をして来たお年寄りです。
それを新しい世界で、どうやって運用していくか。

過去を分析すること以上に、現在の日本の現実を持って、どのような大鉈を振るうかが大切かと、生意気ながら思いました。
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Unknown (作って遊ぼう)
2023-03-02 17:25:54
@kogetagaku kogetagakuさんへ
 しっかり考えていただきありがとうございました。
 私自身は「これからどうなるんだろう?」と怖さもありますが高鳴る興味もあります。
 これまで蓄えた知識技能を使って社会に貢献できたらいいですね。
 私はプログラミング学習が何かの作れる域に到達したので、それで貢献します。
 ともに未来のために頑張っていきましょう。
 コメントありがとうございました。
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Unknown (閑斉)
2023-03-03 15:09:12
男性上位の時代が長 く続き、今、女性が反乱しているんだと思います。
絶対に結婚しませんね。
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Unknown (作って遊ぼう)
2023-03-03 19:13:50
閑斉さんへ
 特殊出生率の減少問題は色々と原因があるんでしょうね。
 考えていただきありがとうございました。
 因みに、低い国は韓国をはじめ東アジアに多いです。確か、台湾、香港、日本 などです。
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Unknown (都わすれ)
2023-03-04 07:51:27
おはようございます。
私は1963年生まれですので、
小学校で総児童数が1800人
中学校でも同じくらいの生徒数のなかで
育ちました。1クラス50人程度はいましたからね。
子供会も活動が活発で。賑やかでした。
政治のことは何も分かりませんが・・・
結婚して子供が生まれるのがベストだと思いますが、
独身でも子供を産みたい女性もいると思います。
その辺もサポートが充実すると良いのではないかと
思ったりもします。
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Unknown (作って遊ぼう)
2023-03-04 08:51:59
都わすれさんへ
 同感ですね。子どもがほしい、子どものいる人生を一緒に過ごしたいという人であれば、大変でしょうけど、実現してあげたいですね。行政の方も〔一人親世帯〕ということで少しは支援がありますので、何かの手助けにはなると思います。
 私は中学校の教師をしていましたがそんな家庭がありその娘さんのはなしです。夢について学級では話し合ったことがありました。みんな「プロ野球選手になりたい」「パティシエになりたい」「お金持ちになりたい」「総理大臣になりたい」と言う中で、その娘さんは「普通に暮らしたい」という意見でした。私も妻と5~6才の2人の息子、介護中の両親がいましたので「普通に生きることが大変だけど大切なんだよ。」と娘さんの意見を不思議がるみんなに一生懸命に説明する教師でした。
 娘さんは嬉しかったようで「家に遊びに来て」というのです。お母さんに会って欲しかったようです。家に行ってそのことをお母さんに話すと「嬉しい」ということで色々これまでの人生について私と2人の娘の前で語られました。すごい数時間でしたよ。家賃の関係で隣の中学校そばに引っ越していかれましたが、部活動の試合の時、下の娘さんが私のところに来て「お姉ちゃんもお母ちゃんも元気だよ。」と報告してくれたこともありました。その娘さんの笑顔は愛らしさ100%でした。
 コメントをいただきありがとうございました。それを読んでパーと頭の中によみがえってきましたので書いてしまいました。すみません。
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Unknown (都わすれ)
2023-03-04 10:02:46
素敵なお話を有難うございました。
私の両親も中学生の時に離婚をしたので
母親に兄と私は育ててもらいました。
高校生の時にグレたので母親には迷惑を
かなりかけて申し訳なかったです。
心配をかけて、泣かせました。
そんな母も2年前に他界しました。
9年間の介護生活、オムツ交換も嫌ではなかったです。
寧ろ介護できて有難かったです。得るものが沢山ありました。
疲れて腹の立つこともありましたが愛おしい気持ちが
勝っていました。
片親だったからこそ母とのかかわりが濃厚だったようにも
思います。母は、一人親だからと必死に育ててくれましたから。
「普通に暮らしたい」その娘さんのお気持ち
よくわかります。「普通」がどれだけ有難いか・・・
きっと素敵な女性に成長されたと思います。
先生の存在はとても大きかったと思います。
有難うございました。
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Unknown (gai6969)
2023-03-07 19:56:41
県外移動の自粛ソーシャルディスタンス諸々人流抑制を行えば、男女の出逢いは自ずと減りますし、人口減少に繋がるのは当然の流れですね。人様の記事のコメント欄ですので、ぼかしますがクスリの影響も相当に大きいです。
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Unknown (作って遊ぼう)
2023-03-07 21:16:30
@gai6969 gai6969さんへ
 コロナの影響ですが、昨日アメリカの特殊出生率が発表されましたが増えているんですよ。日本や韓国などの東アジアと違いますね。
 それと論点が違うんです。日本にとって人口減少は世界的に見て大きな国力の低下、特に地方の衰退が予想されているんです。人口減少を食い止めることはできませんが、人材の育成と地方創生、地方へ移住で、日本創生を目指しています。
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