（あたらしい せかいが はじまる）
きょうは こころ しずかな いちにちだ
きのうの さいくりんぐの つかれは
あまり かんじないけど
いままでに たまった つかれが
すこしずつ とけて きえていく ような
きもちの よさを かんじる
しずかで みちたりた せかいは
すぐそこに あるような かんじも してくる
ふあん や むねん の おもいは
もう おれの こころを みだす ことは ない
ふるい せかいは もう おわるのだ
いのちの かがやきの きえうせた せかいは
おわるしかない
そう おもえば こころは みだされない
そして じぶんが しずかな きもちで いれば
ふるい せかいは しずかに おわり
めのまえ から しずかに きえていく だろう
おれが ほんとうに のぞむのは なにか
それは それぞれの いのちの かがやきを
みたい ということ
いろとりどりの それぞれの かがやきを みて
よろこびを ともに したい ということ
だから いままでの ふるい せかいが
ほんとうに いやだった
それが おわるのだ なんと ありがたい ことだ
じぶんの なかから ふるい ものが
きえていくのと
ふるい せかいが きえていくのと
うらと おもての ひとつの ことなんだろう
ひとつ ひとつ きえていくのを かんじるとき
こころは おちつき みちたりてくる
そして それに つづいて あたらしい じぶんと
あたらしい せかいが うごきだすのだ