ここはオホーツク海に注ぐ小さな河川の河口・・
さて、皆さんはこの風景を見て何を想像するでしょうか。
今、北海道の全域はヤマベ(ヤマメ)の禁漁期間です。
それは冬から春にかけて、卵から孵化し稚魚に成長した自然産卵のサケやマス達の「ちびっ子」が降海する時期、それを釣り師から守るための自粛期間・・・。
稚魚たちの降海を待ち受けるかのように、ウグイなどの魚や鳥たち、動物たちから命を狙われた攻撃に運良く命ながらえながらも海に到着。
大きく成長して故郷の川に産卵に戻るまでの間、栄養豊富なオホーツクやベーリング海峡、カムチャッカなどなど多くの試練を前に旅立とうとしています。
北海道のサケの人口孵化による平均回帰率は6パーセントほど、有名な標津地方では12パーセントの高い回帰率を収めていますが、その陰には努力と研究があることは申すまでもないことでしょう。
対して、天然産卵の場合の回帰率は0.5パーセント。回帰率を下げている一部が今回の風景です。そう、河口に到着したサケ・マスの稚魚達を狙ったカモメ達の群だったのですね・・・。
ブログの釣り仲間「ゆう」さん「Kyoku」さんとの3人で、釣れないサクラを狙って某港の灯台付近に陣取り、普段見ることのない方向から河口風景を眺めながらの釣り。
「何故カモメが群がっているんだろう」そんな3人の疑問が3人の推理で解けました。
偉大な自然に脱帽!