30年前、日本一赤字で脚光を浴びた 「 国鉄美幸線 」 は道北の交通の所要 ・ 「 美深町 」 から毛がに水揚げ日本一のオホーツク 「 枝幸町 」 までの開通を待たずして途中の仁宇布(ニウプ)駅が終着駅のまま1985年に廃止となった。
既にトンネルが開通し、路盤には砂利まで敷かれ、あとは鉄のレールが延長されれば海の幸と山の幸が行き交い、産業発展や文化交流の起爆剤となるべき夢の美幸線だった・・・。
あれから20数年、終点駅の 仁宇布 には沢山の観光客が集っている。
廃止になっても夢を託そうとレールはそのまま残されていて1998年7月に線路跡を利用したトロッコ大国がオープン。
あの時このぐらいの乗客があったら全国1の赤字ではなかったでしょう~と冗談も飛び交う盛況ぶりだ。
今日ここで何故赤字路線の話題を・・・
オホーツクへ通う銀太郎のマイロードは、この線路跡が平行して走っていて、観光客を横目で見ながら大自然の中を出稼ぎ(?)に奔走しているのですが、
この夢の美幸線と並行する道は、途中の「歌登町」を経由し「枝幸町」に到着する経路で、オホーツクを目指す釣り師たちはこの銀太郎のマイロードを勝手に往来している実態があるのです。
昨日来登場の枝幸町の「ゆう」さん、現地でお声がけいただき、掲示板にも来て頂いた歌登の「しょうじ」さん、同じく「KYOKU」さんや「お魚ハンター」さんたちもこの夢の美幸線ラインでつながった釣り仲間だったのです。
叶わなかった夢の美幸線。あれから20数年、あの思いが「釣り」という趣味の世界で開通した・・・。
トロッコ通過の合間に今シーズン初登場の鹿さんが散歩していました ・ ・ ・