ひまわりてんびんへの道

会社は変われど、一貫して企業法務に携わってきました。思いつくまま、気の向くまま、気長に書き続けます。

「当(中間)期のわが国経済は・・・・・。」

2005年10月18日 | 仕事
これって、ご存知の方は、ご存知ですよね。

いわゆる事業報告書の「営業の概況」部分の書き出しの常套句です。
(これ以外の、書き出しは見たことがない。)
この書き出し部分までは、株懇モデルにも書いてありますもんね。

で、3月決算の会社さんは、9月末の中間決算を受けて、中間の計算書類承認の取締役会は、今月にあるんでしょうか?

当社も月末に取締役会があり、今、その議案や資料作りの最中です。

当社では、法務が事務局なので、経理財務が作ったB/S、P/Lを基に、法務が営業の概況を作成したうえで、担当常務、社長の了解を得て、取締役会に付議します。

問題は、その内容。いつも、悪戦苦闘しています。(切羽詰ってからしか書き始めないのも悪いのですが)
要素としては、

1)日本経済の動向
2)業界の動向
3)当社の当中間期における動向やトピック
4)全体の売上高、部門ごとの売上高、営業利益、経常利益、当期純利益
5)今後の景気の見通し
6)今後の当社の方針や対処すべき課題

といったところでしょうか。

日本経済の動向は日銀の「金融経済月報」を見ながら、「輸出」や「企業収益」、「雇用者所得」、「個人消費」といったキーワードを駆使?して書いているわけです。

「底堅く推移」って、いい傾向なのか、悪い傾向なのか、どっちなんだ?

業界の動向や会社の動向や、今後の経営方針などは、業界紙(誌)にあたったり、経営企画や営業企画に確認したり。

このときばかりは、なんで、法務が書くんじゃ。
これは、経理財務の仕事だろって、うなりながら書いています。隣の部下は、気味悪がってますが。(笑)(実際、前の会社では、経理が書いてました。法務は、中間事業報告書の印刷だけ。今は、計算書類そのものの作成を除き、全部、法務がやってます。)

他の会社さんは、どこの部署が書いてんでしょ?そして、どうやって書いてんでしょ?

結局は、文章なので、法務でまとめたものを、経理財務で朱が入れられたり、担当常務が直したり、それで社長に持っていくと、また朱を入れられる。
中間の場合は、余裕があるので、まだよいが、本決算の場合は、印刷スケジュール、代行さんへの納品の日程もあるので胃が痛くなることもある。

早く、確定 さ せ た い。




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