いよいよ師走か!

2009年11月30日 | 日記
 本当に最近、年月の経つのが早すぎると感じる。
 昨年などは篤姫ブームでもって何が何だかわからないぐらいめまぐるしい一年であった。日々に追われ、自分が今日何処に居るのかわからないといった状況であった。
 しかし、貴重な体験もした。特に、琵琶をほぼ毎日、人前で弾奏すると云う事。毎日「崩れ」という弾法を用いていると、肩が凝ったり、手がしびれたりという事態になってくる。それでも弾き始めると、自分の意志とは別に、撥を持つ手が自然に動き出し、止めるに止められなく乗ってくるのである。また、武士達の雄叫びや、馬のいななき、戦場の匂いのようなものがリアルに五感を刺激する。「来たっ!」と思う瞬間がある。
だからなおさら最近は「供養」を意識する。自分の身の至らなさ、精進の不足さを恥じつつ、今ある自分の精神的立場で出来得る最高の供養になればと思うのみである。
 今年は「供養」の一年であった。己自身、大いなる動きを控えたつもりである。
 残りひと月の、一年のとじ目を肝要とせねばなるまい。
 ウッガンサ-祭りはまだまだ最中である。
 来年は、少しアクティブに動けたらと計画している。

琵琶加治木道場忘年弾奏会

2009年11月25日 | 日記
 今年はかなり薩摩琵琶の道場も毎週に近い形で開催できたと思う。
 今日が年内の弾き納めということで、各人1曲づつ弾奏し、すぐにちゃんこ鍋大会となった。皆、鍋が気になって何どころではなかったが、なんとか形通り終わらせて、鹿児島でいう「よか晩」となった。
 来年はいよいよ東京道場も開設予定である。あわせて映画「半次郎」のご縁で自顕流も東京で稽古ができればという動きがある。自分には役柄不足であるのを充分承知の上で、しかし今やらなければならないという先輩達からの声が聞こえる。不況の風が吹き、世の中の気力が減退するときに、あえてチャレンジしようと思う。というよりはチャレンジさせられているというべきか?
 今の世に生かされている事の有難さを噛み締め、精一杯、次の世代に引き継ぐべく自分の役割を果たすまで生きることができれば幸いである。
 常に自己革新、自己啓発を目標に、一歩前へ・・・どこかで聞いたようなキャッチコピーではあるが・・・人生を突っ走っていきたい!

忙殺の日々

2009年11月22日 | 日記
 毎年の事ながら、慣れない。この時期は一度に全てが怒濤のごとく押し寄せてくる。講演、琵琶弾奏依頼、取材、秋祭り数社、各家をまわるウッガンサーマツリ、原稿、大学の講義、遠方よりの来客・・・・・その他諸事萬般。
今日が何日なのか、何曜日なのかすら把握できていない。一生こんな事が続くのか!!??
 ついにまた携帯を紛失してしまった。
ここ一二年で3個目である。先の2個はトイレでジャーっと流してしまった。今回はどこかに置き忘れてきたか落としてしまったらしい。良識ある市民の方々、黒い携帯です。琵琶の蒔絵が裏に貼ってあります。見つけたらご一報を!!
 
 

悲鳴の毎日

2009年11月17日 | 日記
 第57回鹿児島市民文化祭参加の薩摩琵琶弾奏大会も無事終了した。事務局を始め関係者ご一同に深く感謝します。
 今回もおおとりは96歳の前村 弘先生である。前村先生は、今は亡き私の師匠と兄弟弟子であり、先代の文化財指定保持者である萩原龍洋師の、おそらく最後の直弟子である。完璧なまでの龍洋会式弾法に釘付けとなった。
貴重な存在である。今こそ鹿児島県はこの方を人間国宝に推薦しておかなければきっと後悔することとなるなどと思うのだが、なす術が見当たらない。誠に歯がゆくもあり残念である。なんとかならないものか
 
 さて、待望の『薩摩琵琶歌詞集』も復刊準備を着々と進めている。年内に原稿を整え、初版が昭和40年2月1日であったので、復刊日を来年2月1日にしようかと考えた。完全予約限定販売方式の予定である。
 
 やる事が山積して身動きが取れない。当方は今、ウッガンサー祭りの真っ最中である。ウッガンサーは内神ともいわれ、家々の神棚に祭る神々に対し、一年間の無事を感謝し、正月を迎える為の注連縄、紙垂替えのお祭りである。一軒一軒まわる。神主に取っては、膝や腰が痛くなる時期である。
 各神社の秋祭りも入ってくる。講演もある。その他、様々な会議が重なる。今月はまだ一日も休みが無い。それにも関わらず金がない。なぜだろう???
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七五三祈願

2009年11月13日 | 日記
 今まで15年程神社のご奉仕に関わってきたが、今年本格的に七五三の祈願予約が入った。
 鹿児島はもともと七五三の習慣が無く、ほとんどが七草であったと先輩から聞いた事がある。
 七草というのは、7歳になった男女が晴れ着を着て地元の神社でお祓いを受け、健康を願って、お椀を持って近所の7件の家々を回って七草粥を分けてもらうのである。しかし、七草の祈願に訪れる人は皆無であった。
 私が20数年前に鹿児島へ来た頃は、まだこの習慣が残っていて、正月明けになると、近所の子供達が訪ねて来るため、祖母が準備していた事を思い出す。
 時代の流れか、住民に県外の人口比率が高くなったからか、当社としては複雑な気分ながら、嬉しい話である。
 張り切って、「七五三祈願」の幟旗も2本そろえてたてる事にした。今週、来週で祈願予約を承る。
 ご予約は0995-62-5716精矛神社まで。
 
 ちなみに、本年七五三を迎えるのは、
        3歳:平成19年生まれの男女
        5歳:平成17年生まれの男子
        7歳:平成15年生まれの女子
である。