平静22年の薩摩琵琶稽古始めを行った。昼はいつも神戸から熱心に通ってくる女性が稽古に訪れた。かつての自分を見ているようで、奇妙な感じだが熱心に来られる分、こちらもついついエキサイトして教えてしまう。夜になっていつもの琵琶の稽古に通う人達が集ってくれた。「春の調」「蓬莱山」「松囃」など皆、新年にふさわしく春の歌を奏でた。古老より聴かされていた、琵琶会の最後は必ず「蓬莱山」で詠いあげ、世界の恒久の平和と、民族、国境を越えて世の人々の共存共栄を願うのだということにのっとり、最後は自分が「蓬莱山」を弾奏することにした。
鹿児島市内からも兄弟弟子のY氏がわざわざ電車に乗って駆けつけてくれた。嬉しいことである。稽古始めの後はすき焼き大会と、お弟子さん達が持ち寄ってくれたお寿司や御菓子で「良か晩」であった。今年はかつての「門琵琶」の合奏復活を志したい。
鹿児島市内からも兄弟弟子のY氏がわざわざ電車に乗って駆けつけてくれた。嬉しいことである。稽古始めの後はすき焼き大会と、お弟子さん達が持ち寄ってくれたお寿司や御菓子で「良か晩」であった。今年はかつての「門琵琶」の合奏復活を志したい。