9月4日、長かったこの日がやっと終わった。御霊慰めの独演会だった。聴きに来ていただいたお客様はどのように感じられただろうか。島津義秀は決して戦を好み、士気を鼓舞することを肯定して琵琶を弾いているとは思わなかったであろう。まさしく、500年の年月を経た今日において、自分ができることはこのような形での先人達への供養であり、今後の世の中を見守っていただきたいという祈りであり、今に生かされた自分たちの感謝の気持ちのあらわれなのだというつもりでいたのだが・・・一人でも感じてくださる方がいれば、幸いである。感謝、感謝。