薩摩琵琶お教室1

2009年10月23日 | 日記
 今年の10月から新たな取り組みとして、鹿児島市内にあるMBC学園で薩摩琵琶の講座に取り組む事となった。
 
 賛否両論あろうが、当方としてはそんなことを言っている時間がない。1秒でも早く、鹿児島県重要無形文化財後継者を養成せねば、この文化は滅びてしまうのだ。

 昭和60年、自分が鹿児島の地で薩摩琵琶の情報を掻き集めたとき、ほとんど何処で行われているのか、何人弾奏家が存在するのか、レコードやテープに録音されたものが何処で販売されているのか、皆目分からなかった。

実際、一般に聴く事が出来る機会は年3回しか無く、これは20年以上たった今でもほぼその状況は改善されていない。それどころか、名人級はますます減少していくのだ。一体、鹿児島というところは重要無形文化財にしておきながら今まで何をしてきたのであろうかと首を傾げたくなる。

東京では、音楽大学はもとより、普通の4年制大学の中にも薩摩琵琶の専攻科や専門コースがある。早稲田大学にいたってはあの有名な「毘沙門」という琵琶サークルまである。鹿児島の大学よ!学生よ!一体目を何処に向けているのだ?薩摩琵琶はもともと鹿児島が生んだソウルミュージックなのだぞ。同じ事は古武道や天吹にもいえよう。鹿児島の人間が見向きをしなくなってどうする!
 
 受験勉強が終わった諸君!!一度しかない青春の時期を就活だけ終わらせないでほしい!

入門希望者には随時門戸が開いている。ためらう事なかれ。いろは歌に曰く、
「我が行ひにせずば甲斐なし」
アクションを起こせ!!!!!

今日は我を忘れて熱くなってしまった...

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