髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「GO GO ACKMAN」 レビュー (スーパーファミコン)

2024-03-12 21:00:21 | SFCなどのレビュー
 「鳥山明」氏による同名漫画のゲーム版
 (Vジャンプで1993年7月号~1994年10月号までの不定期連載で11話
  短編アニメ化もされている)
 サイドビューアクションゲーム

 バンプレストから発売
 1994年12月23日発売

特徴

 ・「GO!GO!ACKMAN」のゲーム

 言っては悪いかもしれないがコレと言って
 このゲーム独自のゲーム的要素は弱く
 色んなゲームの組み合わせ的なものであるために
 「GO!GO!ACKMAN」を題材としている以外に言う事がないのだ。

 ちなみに原作版の正確なタイトル表記は
 「GO!GO!ACKMAN」
 本作の表記は
 「GO GO ACKMAN」である。
 GOの後に「!」感嘆符(エクスクラメーションマーク)が付かないのである。
 それが何故なのかは髭人はわからない。


「GO!GO!ACKMAN」の簡単なあらすじ

 人間の魂を集めそれを大魔王に献上する事で
 お金をもらえ生活費にしている『アックマン』に対し
 それを阻止するべく『アックマン』殺害を行おうとしている『天使くん』を主とした漫画である。

 ちなみにその『天使くん』であるが重火器やミサイルなど火力があるようなものを使ったために
 巻き添えで無関係な人たちを巻き込んで死亡させてしまうのだが
 その死んだ人の魂を『アックマン』が集めていたりもする。


ゲームのあらすじとしては

 『アックマン』の悪事を止めようとするものの
 何度となく返り討ちに遭う『天使くん』は
 天界の大天使『ミカエラ』からを
 『天使軍団』を借り『アックマン』退治に乗り出したのであった。


 操作方法

 左右キー:移動
 下キー:しゃがむ

 Yボタン:パンチ(アイテムがあればそちらを優先)
 Bボタン:ジャンプ
 Aボタン:爆弾(全画面攻撃、個数制限あり)

 下キー+Yボタン:回転回し蹴り
 下キー+Bボタン:スライディング
 ジャンプ中Bボタン:ドロップキック(アイテムがあればそちらを優先)
 Bボタン長押し→離す:チャージショット(ジャンプ中不可、溜め中移動不可、振り向きは可能)

 使い魔の『ゴードン』というコウモリがいるが
 倒した敵の魂を回収する存在であり基本的に攻撃等には参加しない
 (アイテムで一定時間グルグル回り簡易バリアになるぐらい)



点数は50点


良い点
・グラフィック、演出が良い
・コンテニュー回数無限

悪い点
・アクションゲームとしての挙動
・敵に1回触れるとアイテム紛失
・画面下部、穴が多め


良い点の解説
・グラフィック、演出がいい

 キャラも生き生きとしていて
 1枚絵などは丁寧である。


・コンテニュー回数無限

 死にやすいゲームなので無限にコンテニュー出来るのはありがたいが
 1度死ぬとそれがボス戦であってもステージ最初である。



悪い点の解説
・アクションゲームとしての挙動

 他のアクションゲームとして一部挙動がおかしい所があり
 それによりミスを誘発する。具体的に書くと…

 ・坂の下の敵にパンチが当たらない。

  坂が結構あるのだが、
  相手が下側にいた場合
  近くでパンチしても当たらずに敵に接触する事が多数ある。
  『回転回し蹴り』をすればいいのかもしれないが
  足が止まるのでアクションとしてはテンポが悪くなる。

 ・ジャンプ中キック

  アイテムを持ってない時はジャンプ中にはドロップキックを繰り出すのだが
  これを繰り出している最中は左右キーの操作が出来ない。
  1秒以下の短い時間ではあるが
  結構穴際で敵を倒さなければならないというのに
  左右キー操作を受け付けずペースを崩す。
  これにより穴に落ちる事も頻発した。


・敵に1回触れるとアイテム紛失

 『剣』『ブーメラン』『銃』とアイテムはあるが
 敵に1度触れるとそのアイテムを紛失する。
 飛び道具なんて便利なものからまたパンチに戻るってのはなぁ…


・画面下部、穴が多め

 上下に広めの画面であり上に上がったり逆に下に降りる事が多発するのだが
 画面左右端には何も見えず、画面下部には何も見えないのでとりあえず
 意を決してジャンプを試みるのだが、足場が一部しかなくそのまま穴にダイブする事が多数。
 もう少し画面下の見えるところに足場を設置してよ。





コンテニューが無限に可能ではあるので死んで覚えていくスタイルのゲーム。
劇中でも多くの一般人が死んでいたようなので『アックマン』にも何度も死んでもらおうって事なのか?(多分違う)

ただ、集めた魂のポイントの数でエンディングが若干変化するらしいので(髭人は諦めた)
それらを見るには何度も繰り返してノーコンテニューするぐらいの腕前は必要である。

ったく、なんで1回ダメージを受けるとアイテム紛失なんだよと…
え?「スーパーマリオブラザーズ」シリーズだって『ファイアボール』などのアイテムを紛失するだって?
いやいや、基本「スーパーマリオブラザーズ」は
敵を倒して進んでいくゲームではなく躱していくゲームだろう。
しかも「ちびマリオ」時は攻撃は出来ないが当たり判定は小さくなり、さらに躱しやすくなる。
本作は倒していかないと敵が邪魔で進めない。

後、敵の天使系は踏むことが出来てそれから動けない状態の時に触れると
「スーパーマリオブラザーズ」の『ノコノコ』同様蹴飛ばすことが出来る。
だが、それ以外の敵は踏めないのが基本である。めんどくせぇ…

悪魔の子供が主人公っつーと
「悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん」が挙げられるが
溜め攻撃が豊富にあってギミックがたくさんあって面白かったなぁ…
本作は…うう~ん…

他の慣れたゲームと比較しがちになってしまうのは
独自要素が薄かったせいかもしれんねぇ…

ってゲームばかりの話になってしまうのは髭人が「GO!GO!ACKMAN」を未読だからだろう。
良く読んでいれば面白さが激増するのだろう…きっと。
wiki見る限り、劇中の登場人物も出ているようだからな。

PS)「鳥山」氏の訃報を知り本作が目に留まりプレイしレビューに至った次第です。
 大分、久々のレビューだがこんな感じでええんかな。
 ゲームはゲームだからな。レビューを甘口にしてはアカン。
 機会があればスーパーファミコン3作品を制覇したいところですかねぇ…


ここからがネタバレ






















『アックマン』を倒す為に
天使軍団を貸していた『ミカエラ』が自身で『アックマン』に挑むも返り討ちに遭う。

爆発した城から落下するも命は無事な『天使くん』
『ミカエラ』も無事であり『天使くん』を叱責する。
『天使くん』は『アックマン』のせいだというが
『ミカエラ』は天界に帰り、後始末は『天使くん』にぶん投げ
自分は2度と手は貸さないと言い放つ。

言われた『天使くん』は

「・・・ア・・・
 アックマンめ・・・

 おぼえていろよー!」


ゲーム中のキャスト紹介をすると車に乗った『アックマン』が
走る『天使くん』をおいかける。


アックマン:おーい 天使!
 はやく はしらないと
 ぶつけっちゃうぞ!!

天使:うわーん!
 なんてことをするんだ!!
 オニ! 悪魔ァー!!!!

アックマン:なに あたりまえのこと
 いってんだよ
 オレは 悪魔なんだぜ!

ゴードン:アックマン様ァー!
 いったい どこまで
 はしるんですかー!?

アックマン:さあな
 まえを はしっている
 天使に 聞いてくれ

天使くん:アックマンめー!
 かならず ふくしゅう
 してやるからなー!!!!


スタッフロール
その後、魂のポイント数で1枚絵が変化する。(台詞などはない)

しかし、「GO!GO!ACKMAN」は「鳥山」氏の11話(1993年7月号~1994年10月号)と
別の方が「Vジャンプ」で1994年11月号から1996年2月号まで
セルコミックが掲載されたようではあるが
それで本作含めスーパーファミコンで3作品、ゲームボーイで1作品が作られるんだから
そのポテンシャルは凄い。

きっと当時のドラゴンボール人気から派生していたんだな…
待てよ。「ドラゴンボール」は1984年51号~1995年25号までの連載していたって事は…
「ドラゴンボール」連載中に「GO!GO!ACKMAN」も連載していたって事になるか。
「鳥山明」氏、化け物やね。
『アックマン』よりも「鳥山」氏のことばかりになってしまうのは…
やむを得ないと思ってくれぃ。

つまらなければ押すんじゃない。

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