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「くにおくんの熱血サッカーリーグ」 レビュー (ファミコンソフト)

2011-10-17 21:26:17 | ファミコンレビュー

ファミコン後期の今は無きテクノスジャパンから出たくにお君のサッカーゲーム
熱血高校ドッジボール部 サッカー編」の続編
テクノスジャパンが発売
1993年4月23日発売


「熱血ドッジボール部サッカー編」は日本国内の試合だったのに対し
今度は世界の各国に挑戦。
以前のチームのリーダー達を集めたドリームチームってわけですわ。

このゲームの特徴としてやはりくにおくんのゲームである以上
通常のサッカーとはまるで違うと・・・

取りあえず、ボールを蹴って相手のゴールに叩き込めば良いという感じ。

相手を後ろからチャージしてもファウルなんて取られない。
オフサイドなどなく、キーパーはペナルティエリア内からジャンプした場合、ハンドにならない。
ただ、キーパーのチャージでPKになる。
でも、PKの際、相手が蹴る前でもキーパーはボールをつかんで良い。
相変わらず無茶苦茶なサッカーだ。



点数は75点

良い点
・前作よりアクション増加
・4人対戦可能

悪い点
・作業的になりやすい

良い点
・前作よりアクション増加
前作ではボールを持ったら「パス」or「シュート」しか出来なかったのに対し
「ジャンプ」」したり、「ヒールリフト」したり、「ドリブル」をしたり
各キャラに技の追加など個性が付いた。

・4人対戦可能
前作は2人までしか遊べなかったのに対し今作は最大4人まで遊べる。
ただ、4Pなのは対戦モードのみであるストーリーモードでは2人までだ。
3Pと4Pはキーパーを担当

悪い点
・作業的になりやすい
ストーリーモードをやると、参加国12チームと任意に選んで20勝してから(1国3勝まで)決勝トーナメントに進む。
この20勝の道のりが長い。淡々と20勝するだけであり、
「レベルアップ」や「選手の追加」や「ストーリーの進行」「アイテムの増加」など、追加したり、変更する要素が何も無い。
ただひたすら選んで戦って勝つを繰り返すのみだ。
2Pで出来るから友達とやるのが吉。1人でやるとだるい事この上ない。


一応、各選手には個性があり、好物や苦手な物がある。
ハーフタイム等にそれらを上げると機嫌が良くなり、能力も上がる。
が、アイテムはお金で買い揃えるような事はしなくてせず最初から
全部揃っていてなおかつ無限にある。
淡々と与え続けていれば絶好調になるのだ。この作業もめんどい。
各選手の好き嫌いを覚えるのもめんどい。


ストーリーモードの内容は皆無に等しく、友達と遊ぶべきゲーム。
個人個人でコマンドの技が違うので初心者プレーヤー同士がやるとまず覚える作業をしなければならない。
遊びなれたプレーヤーが遊ぶのなら楽しい事は間違いない。
一人でストーリーを楽しみたいのなら遊ぶのなら素直に前作を遊ぶべき。
恐らくテクノス側もみんなで楽しめというのを重点に置いたゲームだろうしな。
自分みたいなストーリー重視のぼっちゲーマーにはややツライゲームだった。

PS)敵国の中で「おべんじょ」というキャラがいて吹いた。

ここからがネタバレ



















上でストーリーモードは皆無と書いたが、前作と比較してみると
前作にはハーフタイムでの敵や味方の動き。
試合をやっていくと追加される仲間とか見ていて楽しいものだが今作にはない。
エンディングも絵があって、ちゃんと動いたしな~。
今作はと言うと20勝したらトーナメントに出場と書いたが
トーナメント前後の選手同士の会話なども無くただ試合をしていくだけ。
優勝しても優勝カップをもらって喜ぶ2人だけが映し出され(全員出せよ)
スタッフロールになり、最後「みさこ」から電話が来て「優勝おめでとう (略)ちゅっ」というメッセージだけが出ておしまい。
「みさこ」の姿すら拝めない。

「優勝と聞いて飛んできちゃった!」

ぐらいの事はゲームなんだからあってもいいんじゃないかなぁ?
寂しい。
前作はちゃんと絵ありでキスしてくれたやんけ!
グレードが落ちているぞ!!
サッカー部分特化というそういうゲームだったという訳だ…

PS)次回の「すとりーとバスケット」でくにおくんシリーズ終わるぞい


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