髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「CBキャラウォーズ ~失われたギャーグ~」 レビュー (スーパーファミコン)

2020-05-01 21:00:23 | SFCなどのレビュー
ベルトスクロールアクション
バンプレストから発売
1992年8月28日発売

特徴

・1P側が『デビルマン』、2P側が『マジンガーZ』を操作する。

・LやRボタンで壁に張り付く事が出来る。

・敵を倒してもお金や経験値が一切出ない。

・子分システムというのがある。

 敵の鉄仮面(黄色い洗面器みたいのかぶった奴)を倒すと
 片方のプレイヤーにつき3名まで子分を連れて行く事が出来て
 『パシリ(物を買って来させる)』
 『バイト(金を稼がせる)』
 『身代わり(敵と戦わせる)』などが出来る。

 子分の顔と所持金とそれとは別に数字が表示される。
 その数字は体力であり身代わりを選ぶと減り0になると死ぬ。

 機嫌というものがあってゲーム中表示されないが
 0~6まであり子分の表情で分かる。

 0~2:怒り顔
 3~5:普通の顔
 6:良い顔

 機嫌が0になると逃走してしまう。


 コマンドが4つある。

 ・『パシリ』:物を買ってこさせる。

   『攻撃用アイテム』『防御用アイテム』『HP用アイテム』『その他』

   の4種類に買って来させることができるが
   購入するアイテムはランダムであり、たまに指定した種類以外のアイテムを買って来る事もある。

   所持金以上の物も購入して来る事がある。
   『パシリ』後には命令前よりお金を持っている事もある(バイトしてから買ってきたのだろうか?)
   機嫌-1

 ・『バイト』:お金を稼いでくる。
   キャラ毎に所持金増加倍率が異なる。
   機嫌-2

 ・『身代わり』:敵と戦わせる。
   強さはキャラ毎に異なる。アイテムなどで強化も可能。
   敵に負けると死亡していなくなる。
   機嫌-1(生存していたのなら)

 ・『逃がす』:子分を逃がす。


 『パシリ』と『バイト』帰ってくるまで時間を要する。リアルタイムで5分以上だろうか?

 待機状態(『パシリ』や『バイト』を行っていない状態)だと
 町のお店で買い物が可能。

 物を1つ購入すると機嫌-1
 持つ事が出来る食べ物(全て)を与えると機嫌+1
 


操作方法

 十字キー:移動
  左右キー素早く2回押して押し続け:ダッシュ

 Yボタン:小ジャンプ
 Bボタン:パンチ
 Aボタン:キック

 敵を攻撃してグロった時に密着:取りつき
  取りつき後、Bボタン:ボディブロー
  取りつき後、Aボタン:膝蹴り
  取りつき後、反対方向にキー:反対側に相手を走らせる。(別の敵に当たるとダメージ)
  取りつき後、上キー:持ち上げ
   持ち上げ後、Bボタン:敵で殴る。
   盛り上げ後、Aボタン:敵を投げる。

 Lボタン:左方向に大ジャンプ
  壁に密着してLボタン押し続け:壁張り付き
   壁張り付き後、上下キー:上下に移動(上下キーでダッシュも可)

 Rボタン:右方向へ大ジャンプ
  壁に密着してRボタン押し続け:壁張り付き
   壁張り付き後、上下キー:上下に移動(上下キーでダッシュも可)

 壁張り付き中はパンチは出来るがキックをすると落っこちるので注意

スタートボタン:ポーズ
セレクトボタン:メニュー呼び出し

あらすじ

 『デビルマン』と『マジンガーZ』に
 この世界から笑いが消えようとしていると伝えられる。
 笑えなくなった人々は
 おこることでしか感情表現ができず
 争いが絶えない世界になってしまうという。

 その原因は笑いの元である『ギャーグ』に異変が起きたことが考えられるために
 『デビルマン』と『マジンガーZ』に『ギャーグ』を探し原因を調べてこいと言われる。

 『ギャーグ』は『せいしょうたいしゃ』にあるといわれるが
 言ってる本人はどこにあるのか知らないという…

 この世界を救えば『ヒーロー』になるという。
 2人は旅立った。


点数は25点


良い点
・「永井豪」のキャラ達が多数登場


悪い点
・雑魚の存在
・技がない。
・主人公はお金を持てない
・子分システム
・買い物が不親切
・ボスの防御力『127』
・一部場所で戻るの不可
・セーブ、パスワードなし



良い点の解説
・「永井豪」のキャラ達が多数登場

 「デビルマン」「マジンガーZ」「ゲッターロボ」「ケッコウ仮面」など多数キャラが登場する。

悪い点の解説
・雑魚を倒しても無意味

 雑魚を倒してもお金は出ないし、
 レベルもなく経験値もないので無駄…
 殴った時の効果音は悪くないのでせいぜい暇つぶしにはなるか…


・技がない

 アイテムを使って攻撃力の強化は出来るが技はない
 上記の「パンチ」「キック」、持ち上げてからの「投げ」のみである。
 追加される事もない。

 アニメ的には
 「デビルマン」なら『デビルビーム』や『デビルカッター』等
 「マジンガーZ」なら『ロケットパンチ』や『ブレストファイヤー』等
 があるのに、何故に変わらんの?

・主人公はお金を持てない

 お店はあり、そこでの商品を買う事になるが
 敵を倒してもイベント等でも主人公はお金を手に入れることは出来ない。
 じゃぁどのようにして購入するのかというと子分に購入させるのである。
 だが、その子分に買わせるというのが…(後述する)

・子分システム

 他のゲームに見られない唯一のシステムと言えるが…
 まぁ、他のゲームが取り入れないってのは
 わざわざパクる必要もない欠陥システムって事なんだが…

 やたらと調整等が面倒。

 『パシリ』や『バイト』に行かせてお金を稼がせて街に繰り出すが
 機嫌が最大6という事もあり
 1人の子分に6回以上の買い物をしたのちにマップ上に戻るとそのまま逃走してしまう。
 (買い物中は逃走しないので機嫌が0になっていたとしても6回以上の買い物は可能)
 機嫌をよくしようとしても食べ物を買わせてその本人に食べさせても
 買った時点で機嫌『ー1』、食べさせて『+1』
 結局『+-0』なのである。
 3人中ならば1人を逃がす覚悟で6個以上の食べ物を買おうとしても
 所持可能アイテムの上限は1人『10』
 少ねぇ!

 だからまぁ…
 特定の子分の機嫌を良くするためには別の子分を使い捨てる必要があるのだ。
 何その面倒くささ!

 それらの調整が面倒だからと『パシリ』一択にしてしまうのも手ではある。

 『攻撃力UP』や『防御力UP』アイテムを買って来る分には良いが
 『ライフ上限アップ』や『残機アップ』などの重要アイテムなどはランダムだと購入の可能性が低い。


 しかも『パシリ』や『バイト』は子分が返ってくるまで時間がかかる。
 髭人が計測したら『パシリ』は8分、『バイト』は6分のリアルタイムがかかった。
 (若干の違いはある)
 最初に強化したければまさに
 電源付けたままの放置プレイ、または敵を倒して暇つぶしとなるのである。
 だから、上記、倒しても無意味な敵を倒して子分の帰りを待つという暇つぶし時間になるのだ。

 「ゲームを進めていれば勝手に子分が帰って来るだろう」という呑気に構えていると
 ステージを進めていって敵もステージ毎に強化されるので強敵を相手にさせられる事となる。


・買い物が不親切

 売っている商品の効果がわかり辛い。
 食べ物なら何でも回復かと思えば…

 「フライドチキン」:キック力+1
 「ポテト」:パンチ力+1
 「シェイク」:防御力+1
 「写真」:1UP
 「にこまご」:最大ライフ+1

 その違いなんかわかるかッ!
 商品の説明などはない。
 その上、持ち帰り可能商品なのかその場で食べる商品なのかも表示もない。
 持って帰ろうと思ったらその場で食べてしまったりする。
 (その場で食べるアイテムは子分に与える事が出来ない)
 ファミコンなら説明なしってのは分かるがこれスーパーファミコンだぞ!!
 やたらと不親切。

 攻略サイト等でアイテム一覧を見るのをオススメする。


・ボスの防御力『127』

 攻撃力をアイテムで上げられるゲームなので
 ボスを1パンチKOというように瞬殺したいところだが不可能である。

 何故なら中ボス含めてボスの防御力は一律『127』である。
 このゲームはこちらも敵も殴った本人の攻撃力が相手の守備力を下回っている場合
 「1」のダメージを与える事は出来る。

 じゃぁ『128』以上まで攻撃力を上げるのかってなるが
 まず、攻撃力表示は2桁であり100になると0になる。
 表示だけならまだいいが、値は『127』までである。

 『128』以上になると数のデータがループしてしまって攻撃力は0になる。
 つまり、どうあがいてもボスには『1』しかダメージを与えられないのだ。
 そのボスのHPの回数分殴れってことだわな。

 例えるのならドラクエの『メタル』系モンスターと戦うようなものだ。
 ドラクエの『メタル』系と違って逃げはしないが
 ただ地道に相手にダメージを与えていくしかない。
 ドラクエのように会心の一撃もねぇしな。

 このゲームが酷いのは
 「くにおくんの時代劇だよ全員集合」のように与ダメージ表示はないし
 「ファイナルファイト」のように殴った相手体力ゲージも表示されない。

 だから、敵へのダメージをどれぐらい与えているのか
 後どれぐらいで敵を倒せるのかわからないまま
 相手が死ぬまでただ殴るしかないゲームなのに
 内部を見てみれば防御力最大かよと…

 悉くバランス取る気を放棄してんな。


・一部場所で戻るの不可。

 普通のボスなどでゲームオーバーになると
 ボス直前からの再開で町などに一旦戻って準備して仕切り直しなんて事が出来るが
 一部場所では一度は行ってしまったが最後戻る事が出来ない場所が存在する。

 そこを何とか切り抜けるしかない。
 1人プレイだとやられるとボスの体力が回復しているが
 2人キャラが残っていれば継続できる。
 だが、コンテニューはスタートボタンを押した者に残機3機が得られるという仕様だから
 相方を利用しようとするプレイでも計3機で乗り切らなければならない。

 なかなかキツイ…特にあの場所…


・セーブ、パスワードなし

 強化などに手間と時間が異様にかかるし 一部場所で戻る事が出来ないゲームであるくせに
 セーブやパスワードがない。

 面セレはない…
 仮にあったとしても、
 初期の状態では後半の敵に太刀打ちできないからこれは無くても仕方ないが
 クリア目的なら続けてプレイしなければならずしんどい。



ベルトスクロールでステージクリア制の「がんばれゴエモン」と
ベルトスクロールで敵を殴っていく「ダウンタウン熱血物語」を足して
良い部分を抜いたようなゲームである。


あれこれ作り手側がゲームバランスを取るのを放棄している。
全く笑えんよ。このゲームのバランス。
ギャグが失われたんだから笑えなくてもいい?
ゲームバランスがギャグであってたまるかッッ!!
金関係が非常に面倒。
なんで子分自身に財布握らせてこっちがご機嫌取りせにゃならんねん。

だから、本作のゲーム中の展開を描くとこうなる。

子分『またパシりに行かされたぜ。自分ばっか物を食ってよ…このクソ親分が…』
親分「ん?何、ムクれてんだよ。子分~。
 わかった!俺が飯を食いにつれて行ってやる!」
子分「本当ですかぁ?」

飯屋に到着。

親分「何でも、好きなものをがんがん買っていいぞ」
子分「親分~(尊敬のまなざし)」
親分「遠慮は全くいらんぞ!なんせ金はお前持ちだし」
子分「は?」

これがこのゲームである。
結局、子分の機嫌をよくしようとするとこうなるしかない…

親分「機嫌直せよ子分A~。これを食ってさ~」
子分A「わかりました…いただきます…」
親分「どんどん食え!遠慮はいらん!
 で…子分B、子分C、早く自分の金で買ってこいや!
 子分Aが全然、満足してねーぞ!」
子分B&C「ひえ~!」
親分「どんどん食えよ。子分A。
 それで、子分A~。俺ちょっと欲しいもんがあるんだけど~。」

何やねん!
子分Aのご機嫌取りの為に子分BやCが犠牲になれって!!
そんな子分のご機嫌取りが面倒くさいから

「子分に金を稼がしてその金をプレイヤーが巻き上げればいいのに」

と、心底、思う。
え?パシリやバイトなどをさせておいてその上、そのお金を巻き上げるなんて

鬼?悪魔?人でなし?最低野郎?

知るか!そんな仕様にした作り手に言え!
というかプレイヤーが自力で金を稼ぐことが出来ないシステムこそが害悪そのものなんだよ!

例えば雑魚を倒したら少額でもお金を出してくれれば
それで小銭を稼いでアイテムを買ってそれを子分に分け与える事が出来たのにな…
子分に対してたまには気持ちを分け与えてこその親分だろうがッ!!

買い物関係がクソシステムなら
じゃぁ、敵でも倒して気晴らしつっても
「がんばれゴエモン」のように無限湧きするのみである。
その上で、「がんばれゴエモン」と違ってお金も経験値も何も出さん。

敵を倒してストレス解消つっても
「ダウンタウン熱血物語」のように必殺技が売られている訳ではなく
パワーアップもHPや攻撃力、防御力と言った数値のみで無味乾燥。


まぁ2人同時プレイが可能なので敵を倒したりしながら
子分システムでパシリをして取って来る物で当たりか外れかで盛り上がるのは楽しい。

プレイヤー1「それいいな!俺の子分、ゴミばっかり取って来るぞ」
プレイヤー2「いいだろ~」

それは序盤までのわちゃわちゃ楽しむだけのプレイならいいが
クリア目的で2人用プレイした時では
攻略を大して考えずにプレイしていると終盤で大抵、行き詰まる。

もしクリア前提で2人用プレイするのなら
あれこれ子分の事、パワーアップ、金銭関係などで相談しながらプレイしなければならない。
子分をどこで拾うとかね。
攻略サイトで調べてどのように進めていくが予め決めていかなければならないだろう。
険しい山の登山かっての。


ちなみに話しかけて来る味方側キャラを殴る事が出来る。
お金が減るなどのこれと言ってペナルティはないが結構強い(というか防御力はやはり127)
女子キャラだからと言って攻撃力はやや高めなのでなめてかかると返り討ちに遭うので注意。
ただ、倒しても何も得るものはない。
かといってクリア不可になったりバッドエンドになるというような失うものもない。


個人的にこのゲームで好きなのはステージ1の背景としてに描かれた
校舎に乗った全裸でうつぶせの少女の巨大な石像がエロいってぐらいなものだ。(ドスケベがッ!!)

ゲームバランスが壊滅的なのだから
そういう色気路線特化でも良かったんじゃないかって思えるけどね。
「永井豪」氏のマンガなどで

「キューティーハニー」「ハレンチ学園」「ケッコウ仮面」

などはお色気描写が多いマンガだったからゲームに活かしても違和感はないはずである。
お店の女子キャラは大体カワイイんだから…
本作発売は1992年、
ファミコン発売から9年後って事なら…

当時小学生だった子供達が思春期を迎えている頃だろう。
当時は今のように女子キャラの露出が多かったり胸が揺れるみたいなゲームはあまりなく

「ストツー」の『春麗』に下蹴り食らわせて転倒している所をポーズして

「おお!パンツ見えた!」

なんて事をやっていた時代である(苦笑)
マンガ原作と同じぐらいのエロ路線であれば当時のプレイヤーたちに

「ゲームはきつかったけど、エロかったから頑張ってクリアした」
「当時はお世話になりました…」

と伝説とあがめられていたであろうゲームになっていたかもしれない…(バカか?)
それなら

「ゲームは良くなかったけど、エロかったから頑張ってクリアした」

みたいな評価も得られただろうにな。
それがないんじゃダメな部分しか際立たんわ。



ここからがネタバレ






















このゲームをプレイした人が口をそろえて言うのが『ミサイル』だわな。(『ロケット』にも見えるが)
次々に打ち出される『ミサイル』にLやRボタンを利用した壁くっつきをしながら飛び移っていくステージだ。
画面下に落ちると死亡。
それを3機で切り抜けろというのは相当しんどい。
1人プレイだと死ぬと最初からである。
2人プレイだとコントローラ操作で死にそうになった瞬間に相方復活して切り抜けられるが
結構長い間、ミサイルのジャンプをさせられるので発射パターンが分かってないと
たった3機でクリアするのは困難である。
ゲームオーバーコンテニューしても再開はミサイルエリアである。
町に戻ってアイテム購入で残機を増やすという事は出来ないのだ。
だからこそトラウマだなんて言っている人もいるほどである。
ミサイルの途中再開が出来ないのなら一旦戻らせろや。このゲーム。

6面の崖の複雑であちこちに即死の針があるので鬱陶しい。
それを越えた先に2度目のミサイル地帯。

2度目のミサイル地帯を切り抜けてのラストステージだが
最大体力や防御力の強化を怠ってラスボスに挑むとラスボスの攻撃1発で即死という事もある。
その場所には子分が出てこないし、町もないので強化も出来ず実質「詰み」なんて事態にもなる。
これでセーブ、パスワードなしなんだぜ。

ホント、全く笑えんゲームだわ。




ちなみに髭人はそんなあれこれ厳しい仕様のゲームだから正攻法でプレイするのを放棄して
あれこれ独自で考えたプレイスタイルを取った。

まずこのゲームはアイテムを相手側のプレイヤーに「わたす」事が可能。
だからまず1人用で始めて子分に出来る鉄仮面がいる所で
相方プレイヤーを復活させ子分を3人付けパシリに行かせる。
それにより子分を計6人にしてメインのプレイヤーを集中的に強化するのだッッ!!

ただ相方はずっとい続けられると進行の邪魔になるから
相方の子分の指示、アイテムの譲渡などして用が済んだら即抹殺。
とは言っても、死亡時は相方の子分が帰還しないし、アイテムのやり取りも出来ないので
定期的に生き返らせてあれこれやったら即抹殺。
死亡中でも相方の子分の『パシリ』『バイト』は続いていてるようで
『バイト』『パシリ』が終了後に生き返らせると同時に相方の子分が帰還するので
用が無ければ常時死亡で問題なし。
人道的にどうやねんって話だがそういうゲームだからしゃーないやん。


まず、ゲームを開始したら役割分担を決める。
2人のプレイヤーで計6人の子分なのでA~Fと呼称する。

子分A:金を稼ぎ、商品購入役
子分B~D:子分Aのご機嫌取り役
子分E&F:パシリ集中役

子分Aはバイトでの稼ぎ倍率が高い(3倍)『頬がこけた又吉みたいな奴(コレ重要)』にする。
 他の子分は誰でもいい(と、髭人は思う)
 最初の所持金が少ないので(500円か100円)1度パシリに行かせて所持金を増やしてから
 バイトに行かせる。
 バイトをして機嫌が悪くなったら後述する食べ物を補充して機嫌を良くして
 お金の最高値99999円を目指す。
 お金が貯まったらアイテムを購入する。
 但し、連続購入は5回まで。
 5回買ったら店を出て食べ物を食べさせて再び買い物。
 お金が減って33000円ぐらいになったら
 また1度バイトをさせれば99000円になる。

子分B~Dは1度のパシリでアイテムを買ってこさせた上に所持金を増やし
 1度バイトをさせる。それでお金が少し溜まったら
 最安の持ち帰り可能食べ物
 「粉ジュース」「ケーキ」「たこやき」「ハンバーガー」をひたすら購入する。
 こいつらは使い捨てである。
 機嫌0になって逃げたらまた子分を補充すればいい。

子分E&Fは単純にパシリ役
 メインプレイヤーの為にアイテムを購入して来る役目である。
 こいつらも使い捨て。
 逃げたら別のを補充すればいい。


このゲームはハッキリ言って

「防御力>攻撃力」

である。
攻撃力を上げても雑魚退治にしか利用できないのだから…

子分を用いて目指すのは

HP:22
防御力:23
攻撃力:20以上

(攻撃力、防御力は表示が『99』までで
 100以上になると3桁目が消えて0になる。
 攻撃力、防御力の上限は127。
 それ以上になると0に戻ってしまうが)

HPは通常での上限が『22』である。
最初の最大HPが『9』なので『13』回増やせばいい
後のイベントで倍増して『44』まで増やせる。

防御力を『23』まであげる理由はラスボスの攻撃力が『23』だからだ。
最初は最大体力が『9』である。
最大体力を挙げない場合、防御力を『14』より高めないとラスボスでの攻撃1発で即死する。
だから『23』まで上げればいい。

それ以上あげてもゲームの仕様上、下限のダメージ『1』を受けるので無意味である。
だから雑魚から受けるダメージもどれだけ防御力を上げても『1』だ。

攻撃力は『20』もあれば大抵の雑魚は1発で即死させられるので十分。
5面の『ガラダK7』のみ防御力『50』だが頑張って攻撃力を上げて即死させたところでお金も経験値もないゲームである。
何の見返りもない。パスワードで保存もできない。攻撃力をあげる苦労と時間が割に合って無いからだ。

ボスや殴った味方の防御力はみんな『127』なので即死させるのは不可能。
殴っても下限の『1』しか与えられない。



では、各ステージ簡単な攻略の説明。

1面
 学校2階にある鉄仮面の部屋で子分を6人増やし子分の活動開始
 1面の飯屋で最大ライフを上げる「にこまご(4000円)」があるので
 13個(計52000円)必要となる。

 子分のご機嫌取りアイテムの最安値は1000円
 駄菓子屋の「粉ジュース」と飯屋の「たこやき」
 
 髭人はひたすら子分Aに『粉ジュース』を与えていた。
 ここまで与えていると体にも異変が生じそう…

 多分、「ジョジョの奇妙な冒険」第5部の
 人の汗を舐めたら嘘か見抜ける『ブローノ・ブチャラティ』は子分Aの汗を舐めて

 「この味は!
  ……
  粉ジュースの『味』だぜ……」

 というに違いない。(アホか…)

 ボス:人体模型
  各臓器を順番に降らせてくる。
  すべての臓器を降らせ生き残れば勝ち
  壁にぶつかってコケて無敵時間でやりすごすのが吉

 校舎上の石像がエロい(いらん情報)


2面
 喫茶店で売られている。
 「写真」を買って使う1UPになる。
 この面での町はイベント扱いであり

 町では子分操作が出来ない。
 同時に『子分』も逃げない(逃げられない)のでここで『写真』を買いまくって
 子分の機嫌が0になっても問題なし
 写真を使って1UPを繰り返す。
 機嫌はマイナスにはならないようなので
 町を出る前の最後に『ケーキ』を買ってちょっとご機嫌取りすればOK。
 ゲーム終盤で残機を増やしたければここまで戻って来るのが良い。

 ちなみにこのゲーム、残機の表示は何故か16進数表示である。
 だから(カッコ内が10進数表示)

 『0A(10)』『0B(11)』『0C(12)』『0D(13)』『0E(14)』『0F(15)』
 『10(16)』『11(17)』…
 『20(32)』『21(33)』…
 『30(48)』『31(49)』…

 ボス:電気ウナギ
  転がっている時にジャンプキックするのがいい。
  小さい電気ウナギを吐いたり、口を膨らませて上昇したのち、降ってきたりする。
  その際は、壁で転んで無敵時間でやり過ごすのが吉




3面
 駄菓子屋で売られている
 「日光写真(2500円)」を買って使うと1UPとなる。
 1UPの写真系の最安値はここである。
 町でキャラクターに話しかけなければイベント扱い状態なので
 2面と同じく子分の機嫌が0になっても逃げないので1UPする。
 但し、この面ではイベントをこなしてしまうと
 町が通常状態に移行するので機嫌が悪くなると子分が逃げるので注意。
 (音楽でわかる)

 スポーツ用品店で売られている
 『黒』『赤』『青』のジャージは購入すると
 コマンドの『ぶきのせんたく』欄にある。
 使用すると一定時間、奇妙な動きをして無敵となるが消耗品である。
 ハッキリ言っていらない。

 みんなが噂するミサイル地帯がこのステージにあるので
 ここの『日光写真』を大量に買って1UPしまくるのも手。

 ボス:ガラダK7
  二首の敵。
  どうにか誘導して首を地上に動かすようにして
  地上で攻撃連打で倒すようにするとよい。

  ミサイルの後、『グール』の上で『飛鳥了』と対面するが
  何もできず『グール』から落とされる。



4面
 町面であるが景色が似ていて迷いやすい。
 攻略サイトで地図などを調べるのがいいのかもしれない。

 服屋で売られている
 『防寒服(7000円)』は使うと防御力+4(購入可能なアイテムだと一番上がる)
 『宇宙服(7000円)』は使うと溶岩を一定時間無効。

 闇市で売られている
 『ジャックナイフ(12360円)』は使うとパンチ力+4(購入可能なアイテムだと一番上がる)
 『チコの実(5150円)』は使うと体力全回復
 『スサノオウの毛(20600円)』は使うとお店エリアにワープする。

 ラスボスなどの戦いでの保険として
 『チコの実』を1つか2つくらい買っておくと安心かもしれない。
 
 ボス:鬼
  腹部の的が弱点
  壁付近まで誘導して
  Yボタンの小ジャンプして攻撃をすると
  連続ダメージを与えやすい。
  金棒はしゃがんで避けろ


5面、山面
 スポーツ用品店で売られている
 『バレリーナシューズ(10000円)』は使うとキック力+4(購入可能なアイテムだと1番上がる)

 洞窟内の最初の上下する溶岩エリアの右下の扉に入ると
 『ドロロンえん魔』くんがいてライフを2倍にしてくれる(重要)
 行くのが大変だが行っておいて損はない。

 6面には即死地帯やらもう戻れなくなる所があるので
 残機を増やすのなら5面クリア後にするべし

 ボス:唇お化けの女将
  ジャンプ攻撃をしようとすると
  タオルで当身のようにして
  こちらのジャンプキックを吸い込む。
  吸い込まれると体を洗われダメージを受ける。
  当身をするタイミングを見計らうのが重要。
  
 温泉のステージのくせに、お色気要素がないという極めてガッカリするステージ(本音)


6面

 スポーツ用品店の
 『登山靴(12000円)』を買って使うと凍った壁に滑らなくなる。
 但し、永続しないので凍った壁に着いてから使用しないとダメ。
 しかも効果の切れるタイミングがわからん!!
 効果持続時間ぐらい表示しやがれ!!

 いくつかのルートがあり複雑。
 ただ氷壁をあまり通らずに済むルートもあるので
 あちこち探すのが重要。
 攻略サイトや動画を頼ってください。

 穴の下に針を配置すんのをやめやがれ。
 このゲーム、ジャンプ中や被ダメージ中は硬直するんだぞ。
 どうにもならず下に落下して死ぬ。

 もし2人プレイでやるのなら相方は休ませておいた方がいい。
 このゲーム、『ミサイル』面以外ではキャラ同士を重ねる事が出来ない。
 崖にくっつけておいてジャンプさせて
 相方に触れて2人とも落下。
 底にある針に刺さって2人死亡なんて事態も起こりうる。
 何でこんなステージにすんねん。
 せめて「がんばれゴエモン ~雪姫救出絵巻~」みたいにおんぶ可能とかにせーや。

 山での道中
 『グレンダイザー』『ゲッターロボ』を倒す事になるが
 その後、子分がいないと進めない(パシリやバイト中はNG)
 その割にこのステージに子分になる鉄仮面が出現しないので
 子分がいないのなら5面に戻る必要がある。

 「もう勘弁して!」
 と思うミサイル2回目。
 1回目頑張れたのであればそんなに難しくはない…と思う。
 
 これを越えた城。
 鎖が上下に巻きとられている中、『マッチョ』がグルグル回っている。
 避けるタイミングを図るのが面倒くさい。

 そして城の最深部に

 ラスボス:『飛鳥了』
  雑魚を召喚したり、弾を撃ってきたりする。

  『ドロロンえんまくん』にHPを44にしてもらって
  守備力を23以上にしていればゴリ押しでも問題なく勝てるだろう。

  それでも不安なら体力全快の『チコの実』を持っていきたい。
  でも、そっちよりも6面の崖やミサイルで結構死ぬから残機が欲しい所だね。


エンディングとしては


『飛鳥了』を倒すと第二形態になろうとする。

了「くっ…なかなかやるな…
 しかし この姿は 仮の姿

 本当の 姿に 戻れば
 貴様らなど 赤子同然!!
 見せてやろう
 私の 本当の 姿!

 はははははははははははは! 見たか!!
 これが 本当の 姿だ!!
 貴様たちが 束になって かかっても
 私に 勝つことは できないだろう!」

巨大な怪物のような姿になって下から現れるが
胸から下が消えてしまっている。

了「ん!?

 なんじゃこりゃ!!??

 どっしぇ―――っ!!
 ロ…ロムの 容量が
 足りましぇ―――――――ん!!」

と、そこへ子分がやってくる。

子分「おやぶ―――――ん!!
 プログラムの ロムを 抜いときましたっ!」

第1形態に戻る了

了「な!…何!?

 てめ…こ・ら・・お・・い…
 ・は・やく・ロ・・ムを・・さ・してこい!」


了「…私は ギャグが
 どうしても 好きに なれなかった

 だから ギャグの根源である
 ”ギャーグ”を なくしてしまえば
 このワールドから ギャグが なくなると
 思ったんだ

 しかし 本当は わかっていた
 ワールドから ギャグがなくなっても
 我々の 姿かたちが
 ギャグだってことを…

 ”ギャーグ”は 返すよ
 私は どこか
 ギャグの ないところを 探しに行こう

 それで済むことなのだから……」


悪馬尻 駄ェ門「よくやった!!

 これで このワールドも
 元の 明るい
 平和なワールドに 戻るだろう!」


悪馬尻 菊の助「おめでとう!!

 すべてのワールドのみんなが
 君たちに感謝してるよ
 当然
 オレも 見直したぜ!!

 でも
 君たちは これで ワールドの
 ヒーローに なってしまった

 もしかしたら
 手の届かない 人たちに
 なってしまったのかもな…

 やめようぜ!! こんな 話」(お前がしだしたんだろ)

 今は 君たちの 勝利を
 祝おう!!
 そして ありがとう!!」


悪馬尻 駄ェ門「さあ!
 ”ギャーグ”を 開放するのだ!!
 そして 早く 帰ってこい

 みんなが お前たちの 帰りを
 首を長くして 待っているぞ!」


『ギャーグ』というのは金色の棺のような大きな箱であり
それが開けられ、金色の光が広がり
スタッフロールとなる。


ゲーム全体の感想
上記のようにお色気特化って道もあったが最初だけで
それ以降、そういうのがないのでゲーム内容で評価するしかないが…

「理不尽なミサイルが印象的なゲームバランスが非常に劣悪なゲーム」

という評価しか出来ない。
人によってはクソゲー判断もするだろう。

『飛鳥了』はエンディングでギャグが嫌いだからとその場からいなくなったが
ギャグという言葉では済ませられないこのゲーム。
胸を張ってここに居座ってくれてもいいと思うぜ。

髭人が独自の攻略法を築いたが
それは、攻略サイトで
このゲームの仕様や敵などの攻撃力や防御力のデータを見て
じっくり練った結果である。

何も知らない状態だと…
攻撃力、防御力を99にまで上げた根気強い人もいたかもしれない。
ボスの防御力は『127』
敵の攻撃力は最大で『23』
そこまで頑張ってあげる必要などないという事実はきついものだわ…

だからまぁ…
説明が殆どなく不親切でバランスを取るのを放棄した製作者に対して
このゲーム的に…

中古で本作を買った髭人は良いとして
定価で買った方は

購入者「良ゲー買ってきて。
 代金は勿論、あんた持ちでね」

ってパシってもいいんじゃないだろうか?



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