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俺の物であって俺のものではない。

2008-11-04 21:52:13 | 時事ネタ(ニュース等)
小室哲哉容疑者ら逮捕=著作権売却で5億円詐取容疑-「間違いない」・大阪地検(時事通信) - goo ニュース

逮捕の話が目に付き

「ショックだ」
「昔の成功が忘れられないだけなんじゃない?」

とかいう声が多い中、
自分は別の所に目を付けてみる。(と言うかそういう外れたところでしか物を見れないワタクシ)

今回の詐欺の元となった自分の曲の著作権を売ると言う話。

自分の作り出してきた作品。
思いいれもあるだろう。中には愛情があるものだってあるだろう。
実際に売れない事を知っていた物の「売ります」と言う事自体が重い。
絵画や陶芸とは違う話だからね。
絵とか焼き物とかはまず「売ることが前提」となっているからね。
いくらで売ったという事でお金にし生活などしていくからだ。
音楽は性質が違う。
音楽は自らが生み出し、世に出回るのはそれと丸っきり同じのコピーというもの。
仮に別人の所に手元にあったとしても

「この作品は俺のものだ」

と言える。
だけど著作権を売るって事はそのものを売ることになるから

「この作品は俺が作ったけどもう俺のものではない」

と言わなければならない。「俺のもの」とはいえないのだ。

俺も稚拙な文章書いているけど、「売ります」とは言えんわ。

自分は「パクる」のは自由って公言しているけど作品そのものを「あげる」だとか「売る」だとかは言わない。

「パクるの自由」って言うのはパクられるって事は「パクるに値する作品である」とパクッた人が認めたことだからね。
だから、自分は自由にしている。
仮にパクられたにしても

「これは俺のものだ!」

と、主張する事もできる。
だけど著作権を売ったらそれはできない。

自分で作ったものを自分のものではないってのはアーティストとして辛くないかなぁ?
それだけ困窮していたって事か・・・


PS)にしても俺の作品誰かパクってくんないかな?(いない。いない・・・)


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