1人用人生ゲーム
キャラクターデザインは「少年アシベ」が有名な「森下裕美」氏
バンプレストから発売
1991年8月3日発売
一応、正式名称は
「運命ゲーム マイライフマイラブ ~ぼくの夢わたしの願い~」
である。
あらすじ
ゲームを起動しての流れを紹介していく。
最初に数字が速い回転していてそれをボタンを押して確定する。
1~0000(0000は『10000』扱い)
雲の上に赤ちゃんの天使がいる。
赤ちゃん「ある 晴れた日 僕を 呼ぶ声がして いきなり
目がさめちゃったんだ」
声「????番 ????番 起きなさい(上で決定した数字が入る)
神様が お呼びですよ!!」
プレイヤー「やった! 僕の 番だ!!
僕が 人間に なる番だぞ!!」
ハゲで頭頂部に髪の毛一本で半裸のおやじがいる。胸毛が濃い。コイツが神だそうだ。
神「おお! ????番 よく来たな
お前が 人間として 修行する
時が 来たようじゃ
お前が 人間界に 行く前に
いくつかの 希望を 聞いてやろう
誕生日は いつが 良いかね?」
[誕生日入力]
神「さあ 次に 生まれる 地方を 決めるのじゃ」
[日本全国の地方を選択]
神「さあ 次に 生まれる 環境を決めるのじゃ」
[『大都市』『住宅地』『町』『工業地帯』の中から選択]
神「さあ 次に 親の 職業を 決めるのじゃ」
[『サラリーマン』『自由業』『自営業』『その他』の中から選択]
神「さあ 次に 血液型を 決めるのじゃ」
[『A型』『B型』『O型』『AB型』の中から選択]
神「さあ 次に 性別を 決めるのじゃ」
[『男』『女』の中から選択]
神「さあ いよいよ お前の名前を 決めるのじゃ」
[名前の入力]
神「さて これで 準備は 全て 整った
人間界へ 運んでくれる こうのとりは
こちらで 用意してある
しかし お前の 好きな こうのとりを
えらぶのも自由じゃ」
[『そのまま旅立つ』か『こうのとりを選ぶ』かの選択]
・『こうのとりを選ぶ』
5匹の中から選ぶことになるが容姿は、全くの同じ(ようにしか見えない)
[こうのとりが子供を咥えて家に飛ぶ]
プレイヤー「ついに 僕は 人間界に
やってきたんだ!!
人生は 楽しく やらなくっちゃ!
人生は 頑張って やらなくっちゃ!
さあ! いよいよ 僕の
人生が 始まるよ!!
幸せで ありますように・・・」
タイトルが表示される。
それから神から家族構成が発表され
幼稚園から入園しゲームが始まっていく…
このゲーム、最大の目的は、
天使が神から言われ人間として転生し、
様々なパラメータで総合して1300000000人中の頂点を目指すことである。
このゲームの特徴として
・自分で入力するキャラ設定が緻密。
名前や性別は勿論のこと
生年月日や血液型や出身地も設定する必要がある。
(ちなみに出身地で目標の基準は異なってくる)
その分自分と重ねて、感情移入させやすくしている。(最初数分だけだが)
その為、あらすじというものはなく自分自身が主人公と思うべきなのだろう。
パラメータはかなりある。
『状態』:『ルックス』『ストレス』『リーダーシップ』『評判』『知名度』『運』『健康度』
『性格』:『正義感』『根性』『やさしさ』『明るさ』『精神の性別』『プライド』
(『性格』のパラメータは両極にあり最初はすべて『0』である)
『家族』『友達』『恋人』:それぞれに個別に数値があり人間関係を示している。
父、母、 兄、姉、妹、弟、友達(40人まで)、恋人(10人まで)
『運動』『理系』『文系』『芸術』『総合』:5種の能力
『お金』:物を買う事が出来るがこれもまた総合的な順位に絡む。
ちなみに、プレイヤーの軌跡が思い出として登録されるのだが
それを売却することが可能。
つまり思い出をお金にすることが出来るのである。
・自分のなりたい職業のみを特化するのもまた自由。
人生ゲームということでマップ上に出されて
サイコロを振って様々なマスに止まるとイベントがあり
それによってパラメータが変化する。
多くの職業があるが資格などが必要で、
その資格を取得するのに決められたパラメータが必要である
(ただし必要パラメータは非表示)。
パラメータが全てのキーを握る。
・1人プレイ限定
ボードゲームには珍しいこのゲームは1人プレイのみである。
(まぁ…仮に複数人プレイできてもこのゲームに最後まで誰かがプレイに付き合う奴などいないが)
・1周プレイは一生
プレイヤーは最終年齢を設定することはできず
プレイヤーは事故死や病死はないので(ゲーム内の別キャラクターは死亡する可能性がある)
ゲームを1周終えるには4~100歳まで必ずプレイしなければならない。
・同一フィールドを周回
ゲーム本編が始まるとボードゲームらしきマップが展開されサイコロを振る。
人生というものを扱っているのだから
1年としては1ターン、1か月扱いで12ターンとか春夏秋冬扱いで4ターンとかではない。
まず現在の日付が決められており
サイコロ目の数が1つにつきで3日分である。
つまり出目『6』が出ると『18日間』が経過するということになる。
より多く、ターンを稼ぎたいのなら出目が小さい方がいい。
変化する事のない同一のフィールドを延々と死ぬまで周回する。
せいぜいプレイヤーキャラが加齢する事によって見た目だけが変化する。
点数は0点
良い点
・ニュースがある。
悪い点
・対象年齢あり
・作業的
・長すぎる
良い点の解説
・ニュースがある。
月別にターンが進むがちゃんと日付ごとにニュースがある。
チェルノブイリとか旧ソ連のベルリンの壁など
当時の歴史の流れなどを思い出せることだろう。
ただし、ゲームのテンポは悪化している。
(表示非表示の設定はさせて欲しかったなぁ…)
このゲームの発売後のニュース(つまり未来のニュース)も出るのはいただけない。
(当然でっち上げの為、表示されるのは時間の無駄である)
悪い点の解説
・対象年齢あり
このゲーム、生年月日が1950~1980年の中でしか設定できない。
ということで
本作発売1991年8月3日時点で11歳~41歳までの人
このレビューをあげた2014年
2014年現在34~64歳までの人しか正確にプレイできないという事になる。
(ま、バカ正直にこんなゲームに合わせる必要性は皆無だが)
・作業的
自身のパラメータを上げていく必要があるのだが
イベントの種類も限られているので作業的になる。
頭をよくしていい学校に入り、資格などをとっていい職に就く。
それに友達を増やしたり、恋人作ったり…
それらも全て数値を上げるためである。
ただ、何もかもパターンが少なく飽きが尋常じゃないぐらいに早い。
例えば『友達』は最大で40人持てるが(恋人は10人)
グラフィックが限られているので必ずかぶる。
しかも、キャラに個性はなく個別のイベントなどなく
台詞も男女の変化ぐらいしかない。
父親、母親、兄弟の家族の役柄の違いがあるが
そいつらにセリフの個性はなく固定。
友達は容姿が違うだけの男か女か2種類の人間しか存在しないと思っていいだろう。
『友達』は『友好度』だけの存在である。
友好度を上げるには『会う』か『プレゼントをあげる』か。
『会う』を選ぶと不在などあり安定しない。
『プレゼントをあげる』とその人の好みのものだと友好度が上がる。
だから実質的に『餌付け』していくのが効率的。
ただ友好度を上げたからと言って相手からプレゼントをもらえるということはない。
何この貢ぎ具合…
高額所得になったら『車』をひたすら友達に贈るような状態になる。
頭おかしいだろ!この展開!そしてそれを簡単に受け入れる友人も狂っている!
お前ら、「おぼっちゃまくん」かっ!!
でも、そんな感じで何度も会ったり
高額で貢いでまで友好度あげたのに
イベントによって友人が事故や病気でアッサリ死ぬことがある。
今までその人と築きあげた友好度はパー。
すると当然、全体的な友達評価も下がる。
ちなみに異性の友達で友好度を上げても恋人関係には絶対にならない。
どこにそんな基準あるの?
所詮『数値』だけの存在である。
・長すぎる
キャラが生まれて天寿を全うするまで
4歳~100歳までプレイすることを強要される。
10年分プレイするのに1時間半ぐらいかかった。
桃鉄で言う99年をプレイヤーの意思とは無関係にやらされる。
しかもこのゲームには対戦相手がいない。
COMもなしだから競うということも出来ず
たった1人で代わり映えのしないゲームを10時間以上もプレイするのは苦行に近い。
いや、苦行だ。
髭人は女でプレイして気になった点をいくつか具体例として挙げよう。
「産婦人科にいったら3ヵ月と診断された」
などというイベントがあるのだがどれだけ期間が経っても生まれない。
出産のイベントが必要なんだろうけどさ…
それって表示はないけど流産したってこと?
そんなのが5回もあったんだけどあまりにも気の毒すぎるだろ!
後1つ。
髭人のキャラ(女)はアホ過ぎたので高校に入学できなかった。16歳。
それでバイト生活なのだがそんなキャラに恋人が出来た。お相手は12歳。
ここまででも「ん?」って感じになる。
で、お金を貯めて旅行に行けるんだよね。全国各地に…
金さえ貯めれば海外にもいけるだろう。
あかんだろ!!
16歳のフリーター少女が12歳の少年を旅行に連れていくとか…
女で出来るのなら当然男でもいけるだろう(試してはいないが)。
絶対にダメだろ!!そんなの!
現代の日本人の人生に全く即してない。
後、ペットの名前を自分で付けられるのだが
髭人は天邪鬼なのでネタで
犬に『ねこ』と名付け、
猫に『ぞう』と名付けた。
そのうちイベントで
「『ねこ』が死にました」
って出るんだけど
登場時にはあったペットのグラフィックが死亡時は表示されずテキストオンリー。
髭人「そうか。『ねこ』が死んだのか…
あれ、『ねこ』って犬だったっけ?どの動物だ?」
などと混乱した。我ながら自分でやっていてそのバカバカしさに笑った。
と、髭人がこのゲームで起こる事象にツッコんだりしたのがそれぐらいだったな。
後はプレイしていくと自分自身どんどん死んだ魚の目のようになっていくのを感じた。
『恋人』は10人まで持てるんだけど、それってどうなん?
結婚するときは相手以外は別れるのが望ましいが結婚後はまた別に恋人を持てるのである。
その際は特に問題はなく、配偶者と鉢合わせになって修羅場になるなんて展開もない。
なんだよそれ。つまんねぇ…
まぁ、恋人も所詮数値だけの存在だからな。
髭人としてはこのゲームは極めて退屈であった。
しかも100歳までなげぇ…長すぎる…
髭人はプレイして40歳ぐらいで心が折れた。
髭人「代わり映えしないイベント、同じマップをぐ~るぐる。
何もかも数値上げるだけ!
もう40歳にも行ったらコイツの人生見えてくるよ」
「もーー無理!俺もーーーーーーー無理ッッ!!」
長すぎる!ただただ長すぎる!
友達なども年を重ねるごとに成長していく。
そのグラフィックの違いを楽しむぐらいの事しかなかった。
もう中年のキャラを見れば十分だわ。
かわいいキャラの老人姿とか俺は見たくねぇ…
それでプレイ終了を決めたわけだ。
いくらか年齢設定をできるようにすればよかったのに…
何で100歳まで強制的にプレイしろやねん!
友達などのキャラクターはイベント死があるのにプレイヤーには何でないねん。
それも人生の内だろ。
何でダラダラダラダラ100歳まで続行やねん。
反吐が出るわ。
『人生』を優先させるんじゃなくてコレがまず『ゲーム』であることを考えろよ。製作者!!
そう。ミニゲームを入れるなどして作業感を薄めるような、
プレイヤーに楽しませようという配慮が皆無。
「俺たちが作ったんだ!このゲームを必ず最後まで楽しめ!」
っていう製作者の傲慢が見える。(動画で見たエンディングでそれを伺わせる)
ええ?
お前、1周もプレイしてないのに偉そうなことを言うなって?
じゃあ60歳、70歳になってから
心躍るようなイベントが多数出てくると思いますか?
他の人のこのゲームのレビュー見たって
「このゲームの本番は60歳から!
それまでは作業に等しい。
そこまでたどり着くのがつらいけど60代まで頑張って!」
などと髭人がプレイした40代から先がお楽しみという記述はどこにも見られない。
どう考えたってこのまま低空飛行が100歳になるまで続く決まっているだろ…
なら無理やって、無理無理。
ごめんなさい。勘弁してください。
しっかし何なんだよサイの目1つにつきで3日間って…
目が『6』出しまくっても最短1年21ターンかかるということだ。
目が『1』ばっかなら122ターン。
しかもイベントが薄すぎる!
制作側は春夏秋冬の4ターンぐらいにして
イベントを『密』にするっていう発想は思いつかなかっただろうか?
本作を例えるなら10円程度の安物ガムを1つ
同じものを10時間以上嚙み続けろという感じだろうか?
最初10分程度までは確かに味はある。
それ以降はもうずっとない…それを10時間以上続けるのである。
舌や顎おかしくなるで。
後、友好度とか何もかも数値化するだけってのも
作業的に感じさせるのを拍車を掛けている。
友達や恋人や家族との『友好度』
仕事から来る『お金』
それだけで評価を決めるシステム。
その上、気の利いたイベントが皆無。
上記の異様なカップルは所詮、仕様の拙さから来た面白さだけであり、
ゲームそのものの面白味ではない。
対戦する相手など存在しないから変化が乏しい。
「『今、君は130000000位/130000000人中』
という順位だけが表示されるのみ」
そんなものを1人プレイで、アホみたいに長い。
勘弁してくれ…
さて…髭人は途中で投げたが
本作の一応の目的であるトップ1を目指すことについてだが
漠然とプレイしていてトップ1になるのは不可能。
プレイヤーはあれこれ意識して行わなければならない。
まずトップ1を目指すとなると必要な資格を調べ、それに必要なパラメータや技能を調べる。
そうしたらそれを目指して着実にパラメータを上げていく。
出目が大きすぎると日数を無駄にするので極力小さい出目にして
プレイターン数を増やしてパラメータプラスイベントを発生させる。
出目が大きすぎたりパラメータが下がるようなイベントが発生したらリセットを繰り返す。
上記の友人が死ぬというよな事態が発生するたびにリセットだ!!
但し、プレイ開始してサイを最低30回は振らないとセーブ不可という仕様がある。
30回サイコロを振ってからはリセットロードを繰り返しという作業。
もはや実機での人力TASと言ってもいいだろう。
それで1位を目指し、1位になると
神から
「天界に戻る」か「寿命を全うする」かの2択を選ぶことになる。(動画で見たよ)
「天界に戻る」を選ぶと
神様からお言葉をもらいエンディングになる。
「寿命を全うする」を選ぶと
当然そのまま続行である。
にしても大体ゲームって「クソゲー」であっても攻略サイトとか存在する物だ。
「クソだからこそ愛す」という変わった人
「誰もやらないことだから敢えて俺がやる」という使命感に燃える人
など様々だけどこのゲームを検索しても
2014年現在、wikiはなくレビューかプレイ動画があるぐらい。
TASすらない。
ゲーム内数値を高めることが生き甲斐ともいえるTASさん。
数値ばかりで評価を決めるこのゲームなら最適といえるのに
そのTASさんですらゴメン被るというソフトということだ。
でも、そういった状況から見てこのゲームの知名度や愛着の薄さが伺える。
いずれ出てくるかもしれないTASさんに期待しよう(見ないけど)
もうプレイ動画のエンディングさえ見られればそれでいいよ。
というか、そのプレイ動画を録画した方を心から尊敬する。
まぁ…このゲームは子供はプレイしてはいけないと言える。
人生を題材にしているから子作りシーンが露骨に出るという意味ではない。
(勝手に妊娠が発覚するし、このゲームはエロシーンの類は一切ない)
友人知人との関係を数値で表現して『会う』か『貢ぐ』かで友好度が上がるという
このゲームでの仕様は子供にとって悪影響だろ。
だからか!このゲームに年齢制限を設けたのはそのためか?
1991年発売の時点で1980年以降の人には設定できないって事は
10歳以下の子供にはプレイさせないという配慮だったんじゃなかろうか?
いやそれだけじゃまだまだ不十分。
「人生はクソゲー」っていう人はいるけど、まさにこのゲームのことだろう。
「クソゲーが人生」と言い換えられるのだろうか?
だからこそ将来に希望があるような未成年にプレイさせるもんじゃない。
1周目半分ですら髭人がこんな状況だから
1周プレイした人がいたらそれだけで自慢できる。
誰からも褒められないけどね。
2周3周、それ以上と言ったら俺はその人が修行僧か何かだと思うわ。
「『人生』とは一体、何なのか?
その光明をこのゲームから見つけ出そうとしている人」
もはや哲学とか宗教の域に達するような気がする。
このゲームを10周以上した人は悟りでも開けるんじゃないだろうか?
折角箱や取説付きを買ったので
ちょっと紹介。
↑キャラセリフの拡大
イベントは2000以上つっても職に付随したものばかりで変わったものはありゃしない。
というか、サイコロの目が1が3日分、6が出て18日分、全部6が出て1年は365に日
およそサイコロ20回分。
それが100年でイベント2000が丁度消化か…
そんなのありえねぇよ!!
というか俺がプレイしていた時点でかぶりまくりだったんだよ!
プロデューサーや音楽の実名が出ているけど有名なんだろうか?
調べてみたら「飯島健男」って人…
後にPS2のクソゲーオブザイヤー受賞作となった
「四十八(仮)」の企画、脚本、シナリオ構成の人じゃん(「飯島多紀哉」名義)。
その人の原点的作品と言えば実に納得がいくな。
後、「森下裕美」氏のデザインであるため女キャラは可愛いのが多い。
代わりに男は半分弱ぐらいが変な感じ。
だが、コレ出したらアカンだろっていう見た目のキャラもいることはいる。
特に目が離れているキャラ。
「キメェという前に…
これは絡んだらアカン奴だ。
本当の意味で絡んだらアカン奴だ」
と…
箱絵を置いておくからあれこれ探してみてねん。
ただこれだけいるとパッと見、登場キャラが多いんだなと思えるが
実際に描かれているキャラは
「幼年期」「少年期」「思春期」「青年期」「中年期」「老年期」
の6種の形態に分かれていて同じキャラの形態違いが含まれているため
この絵の実際のキャラ自体の数は2/3ぐらいになるんじゃないだろうか?
とは言っても見た目は違えど、上記の通り、キャラクターはセリフの男女の違いという2種しかないがな!!
ってかパッケージデザインが登場キャラを並べただけって思い切った事やるな。
どういう依頼したのか気になるところではある。
しかし「森下裕美」氏はキャラ特徴的だから見ただけで
「『少年アシベ』の人だ」
って言われるだろう。
このゲームに関わってしまったのはかなりのマイナスポイントだわな…
上記でも挙げたけど表現も色々危ないと思ったな。
特に自身の思い出を売って金にすることが出来るというシステム。
「シャーロックホームズ ~伯爵令嬢誘拐事件~」「タッチ」とは違うヤバさ。
「ナチュラルにヤバい」
って感じだろうか?上記、両作品のようなカッ飛んだヤバさはないんだけどヤバいいんだよ。
スルメゲーってのは噛めば噛むほど味が出るってゲームだけど
「1人で黙々とやるすごろくかと思ったけど続ければ続けるほどこのゲーム、ヤベェな…」
「このままだと俺、確実に脳をやられる!」
味がなさ過ぎて自分自身の精神に異常をきたしてくるんだよね。
髭人が40歳ぐらいまでプレイしたときの心境としては…
「サブタイトルが『ぼくの夢わたしの願い』?じゃぁ…
プレイヤーキャラよ。頼むからサッサと死んでくれ…
『ゴルゴ13』にでも依頼したい。
プレイヤーキャラを殺してくれ!!
これ以上プレイし続ける精神が持たん。
お願いだからとっとと死んでくれ」
数時間プレイしたけどさ。
製作者は一体、プレイヤーに何を楽しんでもらいたかったのか全く分からないんだよね。
例えば、
アクションなら『爽快感』だろうし
RPGなら『世界観』や『キャラ』や『ストーリー』
他のゲームに見られない『独自のシステム』を推すゲームもある。
だけど、数時間プレイした髭人は熟考を重ねたが何も見いだせなかった。
一応、製作者の意図が分かるであろう
取説の冒頭に書かれた『神様』のお言葉をそのまま載せよう。
「やあ、わしはこの世でイッチバンえらい神様である!えっへん!
この手引書を読んでいるのは、これから人間界で主張をしようというたくさんの天使諸君だと思う!
ここには君が新しい世界で生活するための方法が説明してある。
そして、ちょっとだけわしから親切なアドバイスもついている。
人間界には山あり、谷あり、人と出会い、仲間になり、けんかをし、恋をして、愛を知って、
やがて自分のための、まっ白な画用紙に様々な色のクレヨンで鮮やかで美しい、
人生という世界でたった一つの物語を描き出すのだ!
もしも、もしも、汚れてしまって、悲しみに染まってしまっても、
きっと努力という大きな山の向こうには、あかね色の未来が夜明けを待っているはずだ。
さあ、このカセットの中の新しい人生へ!無限の可能性へ!
旅立つときがやってきたようだ!幸運を祈っているぞ!」
なんか『世界でたった一つの物語』だの『あかね色の未来』だの『無限の可能性』などと
楽しげで夢あふれる明るい文言を並べているが
実際のこのゲームでは、
「まっ白な画用紙に色鉛筆で数値の増減を
ただ延々とキャラが死ぬまでの10時間以上、書き続けるだけの作業」
に過ぎないからね。
せいぜい、書き込む数字の色を変えるぐらいの楽しみしかないのだ。
上の神様に対して今、思うのは
「幻覚が見えるようだな。薬物でもキメてんのか?」
人生を題材とするのなら友達とワイワイガヤガヤと面白おかしくしたような
爆笑!!人生劇場
爆笑!!人生劇場2
爆笑!!人生劇場3
であればな…
なんで1人で黙々とプレイするスタイルにした?
その上で、内容が薄くてプレイ時間が長い仕様にした?
人生を語るのなら経験なくしてあり得ないだろう。
経験なくして面白くしようがないと思うんだよなぁ~。
創作物は皆、体験してないもの創作者の想像を描いたものだけど
このゲームは人生を沿ったものだからね。
経験がそのものでなと意味がないんじゃないだろうか?
何故なら、プレイヤーは勿論、製作者ですら
せめて1回死んでからこのゲームを作ればよかったのに(無茶言うな)
人の生死を間近に見続けるような職業に就いた人がこのゲーム作らないとだめだわ。
『坊さん』『神父」『医者」とかかねぇ~。
とは言ってもその人たちがゲームを作ったからと言って面白くなるかは不明だが…
このソフトは…
『ゲーム』として考えると
プレイヤーに楽しんでもらおうという配慮は皆無。
最初から放棄している。
作業的であり「飽きる」という言葉では足りない。
そして苦行といえるほどに非常に長大。
では…
『人生』としての側面で考えると
現代の15歳少女が12歳少年と旅行を行う非常識極まりない行動を平然と取れる雑さ加減。
リアルの欠片もない。
所詮、ファミコン程度のきわめて浅いというものでしかなく
『人生』を語るにしては失笑レベル。
稚拙とかお粗末と言わざるを得ない。
パラメータの増減を見続けるだけが人生か?
なめんなよ。人生。
このゲームの正式タイトルの中にある「運命ゲーム」
このゲームをプレイすることになった自身の運命を呪うわ!!
ずいぶん、話がとっちからったが締めへと向かおうか?
仮に自力で頑張ってこのゲームの目標である1位を取ったとしようか…
プレイヤーキャラには家族がいて、良好な関係を築き、友達は多くこれまた親密。
仕事はまさに順風満帆。めちゃくちゃ大金持ちの資産家となっている。
思い出も数え切れないほどある。
「よっしゃぁぁぁぁ!
130000000人の頂点だぁぁぁぁぁ!!」
ってプレイヤーは一瞬だけ喜ぶだろう。だけどさ…
暫くして…
「このプレイヤーキャラはまさに夢みたいなキャラなのに…
俺は何やってんだよ…
セーブして
パラメータが下がったり、思うようにいかなかったら
リセットをを繰り返して
ひたすら上位に目指すような展開を続けてきた。
リセット回数なんて覚えちゃいない…
そんなのを数十時間という時間をかけた。
どれだけの時間を無駄にしたんだ…
俺は…俺は…130000000人のド底辺じゃねぇか!」
自分の今まで歩んできた道と比較してしまって涙にくれた人もいるんじゃないだろうか?
絶望して死にたくなるよね。
このまま首吊っても不思議じゃないよねぇ…
しかもこのゲーム1人プレイ。誰も止めてくれる人などいない。
その先に旅出たれた人もいても不思議ではない(こわ…)
軽く鬱を発症している人はこのゲームを絶対にプレイしてはいけない!!(割と本気)
普通にプレイしても上を目指しても救いがねぇ…
どうするんだよ。この代物…
だからこそ髭人的にこのゲームは
と言う。
ここまで来ての製作者に対して
製作者自身も人生の1ページにこのゲームを作った思い出が刻まれたことだろう。
このゲームを頂点を目指すにはセーブしてのリセットの繰り返し行為が必須である。
このゲームみたいに、セーブしてリセットできれば
このゲーム製作するなんて項目を自分の人生に書き込む事自体なくせるのにね。
セーブとリセットを繰り返せば
このゲームでは130000000人の頂点に立つのは不可能ではないが
本作は製作者が仮に
製作に関してセーブとリセットを何千回、何万回繰り返しても
1000以上程度のファミコンの頂点に立つのは不可能だろう。
思い出を売る事ができるこのゲーム。
このゲームを作った思い出の値段は一体どれぐらいの価値になるんだろうね。
いや…価値がいくらかどうかではなく買取拒否か。
それどころか引き取り料を請求するレベルかもしれん。(産業廃棄物か?)
みんな!
こんな無為極まりないゲームに惑わされるな!
あなたの人生には価値がある!
ちゃんと意識をもて!
ハッ!?
それを気づかせてくれる事がこのゲームの存在意義だったということか?
深いなぁ…深い!
まさに哲学的ゲーム。
え?
更に深みに達するためにキチンと1周プレイしろって?
するわけねーだろ!このボケが―――――ッッ!!
傷害罪で訴えるぞテメ――――――――――――――――――――――――ッッッ!!
ここからがネタバレ
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[2020年加筆]
2020年現在であちこち探しまわっていたら
通常のエンディング動画と幼少期で1位を取った動画が見つかったので
一例として漢字変換をしつつ抜き出してみる。
・100歳までプレイして1位を取ることなく普通に終えた場合
神「お前の 寿命は 今日で 終わることに なって
おる 天界に 戻って 来るがよい
????番! いや 〇〇 〇〇よ!(『?』には最初に決めた番号が入る。〇〇には名前が入る)
よくぞ戻った! お前の 活躍は わしも
ここから よーく 見させて もらったぞ!!
お前が 苦しんだり 悲しんだり していたことは
わしにも よくわかっておる お前には
お前なりの 苦労が あった ようじゃのう
だが わしは 常に 公平で なければ
ならぬのじゃ お前の 真実の 姿を
公正に 判断 しなければ ばらぬのじゃ!
良いな!
↓
なんと お前は 一度も すべての 目標を
達成 することなく 生涯を
終えて しまった ようじゃな なんということじゃ!
遊びに ばかり 現を 抜かして
目標を 疎かに しておったな!
お前の ような奴は 天に 迎え入れる
訳には いかん!
丁度 今は ベビーブームの
こうのとりが 不足して おったのじゃ!
お前も こうのとりの 一員となり
手伝うのじゃ 良いな!
プレイヤー「こうして ぼくは 意外な こうのとりの
正体を 身をもって
知ることに なってしまった・・・」
[光が現れて話しかけてくる]
大天使「こら! ????番! こんなところで
さぼって いるんじゃない! まったく
この 忙しいときに
何を しているんだ!」
プレイヤー「しまった! 管理人の 大天使だ!」
大天使「そんな 事では いつまでたっても
お許しが 出ないぞ! お前だって
天使として やり直したいだろう!」
プレイヤー「ああ 天国が ここだって 知っていたけど
地獄が 同じ場所に あるなんて
知らなかった・・・」
大天使「????番! 早く せんか!」
プレイヤー「はーい! すぐいきます!
・・・あーあー こんな 事だったら
一度くらい 全ての 目標を
達成 しとくんだったよ
ああ・・・ いかなくっちゃ・・・」
『こうのとり』が飛び
THE END
スタッフロールが流れる。
う…うわぁぁぁ…
ひ…ひでぇ…
それ以上に言葉が見つかんねぇ…
10時間以上こんなゲームに付き合わされてこれかよ?
俺、プレイヤーを40歳でプレイやめて心から良かったと思ったわ。
では・・・
・幼少期で1番を取り天界に戻った場合…
神「????番! いや 〇〇 〇〇よ!(『?』には最初に決めた番号が入る。〇〇には名前が入る)
よくぞ戻った! お前の 活躍は わしも
ここから よーく 見させて もらったぞ!!
お前が 苦しんだり 悲しんだり していたことは
わしにも よくわかっておる お前には
お前なりの 苦労が あった ようじゃのう
だが わしは 常に 公平で なければ
ならぬのじゃ お前の 真実の 姿を
公正に 判断 しなければ ばらぬのじゃ!
良いな!
↓
いや! その若さで すべての 目標を
達成 してしまうとは!
実に なんという ぱわふるな 奴じゃ!
お前より 若い時期に 目標を
達成したものは おそらく 一人も
おらん じゃろうて!
だが 自己満足 しては いかんぞ!
年が 若かった だけに お前が
まだ 知らないことも 人間の 世界には
たくさん あったのじゃからな!
しかし お前の やり遂げた ことは
並大抵のことではない!
お前には 是非とも 天界の 天使たちの
管理者として 活躍して もらいたい!
お前に 大天使の 称号を 与えよう!
そして 仲間たちを 導いて やってくれ!
[光のようなものが表示される]
プレイヤー「こうして 私は 大天使 として
天界の こうのとり達を 管理する
ことになった!
それにしても 大天使みたいに 偉くなると
普段は 姿が 見えなく なるなんて
凄いような 不便なような・・・
まあ 天界の住人には 見えようが
見えまいが 関係ない みたいだし・・・
一つでも 間違いが 少なく なるように
頑張らなくっちゃ!」
すると 一羽の こうのとりが 目の前に
やってきて 話し 始めた!
こうのとり「〇〇 〇〇さん! あ! 失礼
今は 大天使 様でしたね え? 私?
私は あの時 あなたをお運びした
こうのとりですよ!
なんの 用かって? ええ 実は・・・
ちょっとした 手違いで あなたの 名前が
今度 運ばれる 天使の 名前の 中に
紛れ込んで ましてねえ・・・
今度は ベビーブーム らしいんで 天使が
足りなくなると 神様が うるさくって・・・
何とか なりませんかねえ 大天使さま・・・」
↓
プレイヤー「・・・というわけで 私は 短かった
大天使の 生活に ピリオドを打ち
新たな 人生を 歩む 事に
なってしまいました
もし あなたの 知り合いで 子供のころから
妙に さいころを 扱うのが うまい
人がいたら それは ひょっとすると
私かもしれません
・・・でも 新しい 人生って いうのも
悪くないな やり残したことも いっぱいあるし
今度は ベビーブームで 敵も多そうで
やりがいも ありそうだな! よおし まけないわよ
(スタッフロールなし)
[タイトル画面へ…]
1位を維持しつつ寿命を全うするという100歳エンディングを迎えた動画は
2020年現在存在しない。(出来たら教えてね)
100歳までプレイしたときは
10時間以上、確実にかかるという安物をガムを延々と噛み続けるという作業を強いたプレイヤーに
「お前、こうのとりやれ」
とか…
何、言ってんの?というかお前、狂っているの?
本来なら
「ここまでプレイしてくれて本当にありがとう!」
というねぎらいの言葉が第一声にあるべきなのに
「お前、目標達成できてねーじゃん」という狂気のダメ出し。
じゃぁ1位達成してみるかと
超繰り返しプレイでこのゲームの目的である1位を取るなんて超偉業を達成したプレイヤーに
「お前、また子供からやり直せや」
とか…
読んでいるだけでもはや震えさえする。
上記安物ガムで例えるのなら
ゲーム「このガムを誰よりもおいしそうに10時間以上噛み続けてください」
何とか噛み続けたプレイヤーに対して
ゲーム「全然だめじゃないですか。
おいしそうにって言ったじゃないですか。
でも、決められた時間ずっと噛んでいたんで、はい。参加賞(スタッフロール)」
といった所だろうか?
では、目的である誰よりもおいしそうに噛んだプレイヤーに対しては
ゲーム「確かに誰よりもおいしそうにガムを噛んでいましたが…
最初から決められた通り10時間以上しっかり噛み続けてください」
ってな所か?
あくまでプレイヤーに
「1位になるのを達成して100歳までやれ!」
という非道極まりないを理不尽を要求してくるわけだ。
こんなん普通の神経を持ったゲーム製作者ができるわけがない。
多分、人生を扱っていた過程で製作者はとんだ勘違いをしたのだろう。
「私は神の化身なんだ」
「私は人の一生に裁定を下せる存在なのだ」
と…
もちろん、1位を100歳までつづけた際のエンディングは
それらを覆すまさに神エンディングが待っているかもしれないけどね。
動画とかできたら教えてくださいね。
ただ…現時点でこのゲームについて最終的に言えるのは
『虚無』そのものである。
キャラクターデザインは「少年アシベ」が有名な「森下裕美」氏
バンプレストから発売
1991年8月3日発売
一応、正式名称は
「運命ゲーム マイライフマイラブ ~ぼくの夢わたしの願い~」
である。
あらすじ
ゲームを起動しての流れを紹介していく。
最初に数字が速い回転していてそれをボタンを押して確定する。
1~0000(0000は『10000』扱い)
雲の上に赤ちゃんの天使がいる。
赤ちゃん「ある 晴れた日 僕を 呼ぶ声がして いきなり
目がさめちゃったんだ」
声「????番 ????番 起きなさい(上で決定した数字が入る)
神様が お呼びですよ!!」
プレイヤー「やった! 僕の 番だ!!
僕が 人間に なる番だぞ!!」
ハゲで頭頂部に髪の毛一本で半裸のおやじがいる。胸毛が濃い。コイツが神だそうだ。
神「おお! ????番 よく来たな
お前が 人間として 修行する
時が 来たようじゃ
お前が 人間界に 行く前に
いくつかの 希望を 聞いてやろう
誕生日は いつが 良いかね?」
[誕生日入力]
神「さあ 次に 生まれる 地方を 決めるのじゃ」
[日本全国の地方を選択]
神「さあ 次に 生まれる 環境を決めるのじゃ」
[『大都市』『住宅地』『町』『工業地帯』の中から選択]
神「さあ 次に 親の 職業を 決めるのじゃ」
[『サラリーマン』『自由業』『自営業』『その他』の中から選択]
神「さあ 次に 血液型を 決めるのじゃ」
[『A型』『B型』『O型』『AB型』の中から選択]
神「さあ 次に 性別を 決めるのじゃ」
[『男』『女』の中から選択]
神「さあ いよいよ お前の名前を 決めるのじゃ」
[名前の入力]
神「さて これで 準備は 全て 整った
人間界へ 運んでくれる こうのとりは
こちらで 用意してある
しかし お前の 好きな こうのとりを
えらぶのも自由じゃ」
[『そのまま旅立つ』か『こうのとりを選ぶ』かの選択]
・『こうのとりを選ぶ』
5匹の中から選ぶことになるが容姿は、全くの同じ(ようにしか見えない)
[こうのとりが子供を咥えて家に飛ぶ]
プレイヤー「ついに 僕は 人間界に
やってきたんだ!!
人生は 楽しく やらなくっちゃ!
人生は 頑張って やらなくっちゃ!
さあ! いよいよ 僕の
人生が 始まるよ!!
幸せで ありますように・・・」
タイトルが表示される。
それから神から家族構成が発表され
幼稚園から入園しゲームが始まっていく…
このゲーム、最大の目的は、
天使が神から言われ人間として転生し、
様々なパラメータで総合して1300000000人中の頂点を目指すことである。
このゲームの特徴として
・自分で入力するキャラ設定が緻密。
名前や性別は勿論のこと
生年月日や血液型や出身地も設定する必要がある。
(ちなみに出身地で目標の基準は異なってくる)
その分自分と重ねて、感情移入させやすくしている。(最初数分だけだが)
その為、あらすじというものはなく自分自身が主人公と思うべきなのだろう。
パラメータはかなりある。
『状態』:『ルックス』『ストレス』『リーダーシップ』『評判』『知名度』『運』『健康度』
『性格』:『正義感』『根性』『やさしさ』『明るさ』『精神の性別』『プライド』
(『性格』のパラメータは両極にあり最初はすべて『0』である)
『家族』『友達』『恋人』:それぞれに個別に数値があり人間関係を示している。
父、母、 兄、姉、妹、弟、友達(40人まで)、恋人(10人まで)
『運動』『理系』『文系』『芸術』『総合』:5種の能力
『お金』:物を買う事が出来るがこれもまた総合的な順位に絡む。
ちなみに、プレイヤーの軌跡が思い出として登録されるのだが
それを売却することが可能。
つまり思い出をお金にすることが出来るのである。
・自分のなりたい職業のみを特化するのもまた自由。
人生ゲームということでマップ上に出されて
サイコロを振って様々なマスに止まるとイベントがあり
それによってパラメータが変化する。
多くの職業があるが資格などが必要で、
その資格を取得するのに決められたパラメータが必要である
(ただし必要パラメータは非表示)。
パラメータが全てのキーを握る。
・1人プレイ限定
ボードゲームには珍しいこのゲームは1人プレイのみである。
(まぁ…仮に複数人プレイできてもこのゲームに最後まで誰かがプレイに付き合う奴などいないが)
・1周プレイは一生
プレイヤーは最終年齢を設定することはできず
プレイヤーは事故死や病死はないので(ゲーム内の別キャラクターは死亡する可能性がある)
ゲームを1周終えるには4~100歳まで必ずプレイしなければならない。
・同一フィールドを周回
ゲーム本編が始まるとボードゲームらしきマップが展開されサイコロを振る。
人生というものを扱っているのだから
1年としては1ターン、1か月扱いで12ターンとか春夏秋冬扱いで4ターンとかではない。
まず現在の日付が決められており
サイコロ目の数が1つにつきで3日分である。
つまり出目『6』が出ると『18日間』が経過するということになる。
より多く、ターンを稼ぎたいのなら出目が小さい方がいい。
変化する事のない同一のフィールドを延々と死ぬまで周回する。
せいぜいプレイヤーキャラが加齢する事によって見た目だけが変化する。
点数は0点
良い点
・ニュースがある。
悪い点
・対象年齢あり
・作業的
・長すぎる
良い点の解説
・ニュースがある。
月別にターンが進むがちゃんと日付ごとにニュースがある。
チェルノブイリとか旧ソ連のベルリンの壁など
当時の歴史の流れなどを思い出せることだろう。
ただし、ゲームのテンポは悪化している。
(表示非表示の設定はさせて欲しかったなぁ…)
このゲームの発売後のニュース(つまり未来のニュース)も出るのはいただけない。
(当然でっち上げの為、表示されるのは時間の無駄である)
悪い点の解説
・対象年齢あり
このゲーム、生年月日が1950~1980年の中でしか設定できない。
ということで
本作発売1991年8月3日時点で11歳~41歳までの人
このレビューをあげた2014年
2014年現在34~64歳までの人しか正確にプレイできないという事になる。
(ま、バカ正直にこんなゲームに合わせる必要性は皆無だが)
・作業的
自身のパラメータを上げていく必要があるのだが
イベントの種類も限られているので作業的になる。
頭をよくしていい学校に入り、資格などをとっていい職に就く。
それに友達を増やしたり、恋人作ったり…
それらも全て数値を上げるためである。
ただ、何もかもパターンが少なく飽きが尋常じゃないぐらいに早い。
例えば『友達』は最大で40人持てるが(恋人は10人)
グラフィックが限られているので必ずかぶる。
しかも、キャラに個性はなく個別のイベントなどなく
台詞も男女の変化ぐらいしかない。
父親、母親、兄弟の家族の役柄の違いがあるが
そいつらにセリフの個性はなく固定。
友達は容姿が違うだけの男か女か2種類の人間しか存在しないと思っていいだろう。
『友達』は『友好度』だけの存在である。
友好度を上げるには『会う』か『プレゼントをあげる』か。
『会う』を選ぶと不在などあり安定しない。
『プレゼントをあげる』とその人の好みのものだと友好度が上がる。
だから実質的に『餌付け』していくのが効率的。
ただ友好度を上げたからと言って相手からプレゼントをもらえるということはない。
何この貢ぎ具合…
高額所得になったら『車』をひたすら友達に贈るような状態になる。
頭おかしいだろ!この展開!そしてそれを簡単に受け入れる友人も狂っている!
お前ら、「おぼっちゃまくん」かっ!!
でも、そんな感じで何度も会ったり
高額で貢いでまで友好度あげたのに
イベントによって友人が事故や病気でアッサリ死ぬことがある。
今までその人と築きあげた友好度はパー。
すると当然、全体的な友達評価も下がる。
ちなみに異性の友達で友好度を上げても恋人関係には絶対にならない。
どこにそんな基準あるの?
所詮『数値』だけの存在である。
・長すぎる
キャラが生まれて天寿を全うするまで
4歳~100歳までプレイすることを強要される。
10年分プレイするのに1時間半ぐらいかかった。
桃鉄で言う99年をプレイヤーの意思とは無関係にやらされる。
しかもこのゲームには対戦相手がいない。
COMもなしだから競うということも出来ず
たった1人で代わり映えのしないゲームを10時間以上もプレイするのは苦行に近い。
いや、苦行だ。
髭人は女でプレイして気になった点をいくつか具体例として挙げよう。
「産婦人科にいったら3ヵ月と診断された」
などというイベントがあるのだがどれだけ期間が経っても生まれない。
出産のイベントが必要なんだろうけどさ…
それって表示はないけど流産したってこと?
そんなのが5回もあったんだけどあまりにも気の毒すぎるだろ!
後1つ。
髭人のキャラ(女)はアホ過ぎたので高校に入学できなかった。16歳。
それでバイト生活なのだがそんなキャラに恋人が出来た。お相手は12歳。
ここまででも「ん?」って感じになる。
で、お金を貯めて旅行に行けるんだよね。全国各地に…
金さえ貯めれば海外にもいけるだろう。
あかんだろ!!
16歳のフリーター少女が12歳の少年を旅行に連れていくとか…
女で出来るのなら当然男でもいけるだろう(試してはいないが)。
絶対にダメだろ!!そんなの!
現代の日本人の人生に全く即してない。
後、ペットの名前を自分で付けられるのだが
髭人は天邪鬼なのでネタで
犬に『ねこ』と名付け、
猫に『ぞう』と名付けた。
そのうちイベントで
「『ねこ』が死にました」
って出るんだけど
登場時にはあったペットのグラフィックが死亡時は表示されずテキストオンリー。
髭人「そうか。『ねこ』が死んだのか…
あれ、『ねこ』って犬だったっけ?どの動物だ?」
などと混乱した。我ながら自分でやっていてそのバカバカしさに笑った。
と、髭人がこのゲームで起こる事象にツッコんだりしたのがそれぐらいだったな。
後はプレイしていくと自分自身どんどん死んだ魚の目のようになっていくのを感じた。
『恋人』は10人まで持てるんだけど、それってどうなん?
結婚するときは相手以外は別れるのが望ましいが結婚後はまた別に恋人を持てるのである。
その際は特に問題はなく、配偶者と鉢合わせになって修羅場になるなんて展開もない。
なんだよそれ。つまんねぇ…
まぁ、恋人も所詮数値だけの存在だからな。
髭人としてはこのゲームは極めて退屈であった。
しかも100歳までなげぇ…長すぎる…
髭人はプレイして40歳ぐらいで心が折れた。
髭人「代わり映えしないイベント、同じマップをぐ~るぐる。
何もかも数値上げるだけ!
もう40歳にも行ったらコイツの人生見えてくるよ」
「もーー無理!俺もーーーーーーー無理ッッ!!」
長すぎる!ただただ長すぎる!
友達なども年を重ねるごとに成長していく。
そのグラフィックの違いを楽しむぐらいの事しかなかった。
もう中年のキャラを見れば十分だわ。
かわいいキャラの老人姿とか俺は見たくねぇ…
それでプレイ終了を決めたわけだ。
いくらか年齢設定をできるようにすればよかったのに…
何で100歳まで強制的にプレイしろやねん!
友達などのキャラクターはイベント死があるのにプレイヤーには何でないねん。
それも人生の内だろ。
何でダラダラダラダラ100歳まで続行やねん。
反吐が出るわ。
『人生』を優先させるんじゃなくてコレがまず『ゲーム』であることを考えろよ。製作者!!
そう。ミニゲームを入れるなどして作業感を薄めるような、
プレイヤーに楽しませようという配慮が皆無。
「俺たちが作ったんだ!このゲームを必ず最後まで楽しめ!」
っていう製作者の傲慢が見える。(動画で見たエンディングでそれを伺わせる)
ええ?
お前、1周もプレイしてないのに偉そうなことを言うなって?
じゃあ60歳、70歳になってから
心躍るようなイベントが多数出てくると思いますか?
他の人のこのゲームのレビュー見たって
「このゲームの本番は60歳から!
それまでは作業に等しい。
そこまでたどり着くのがつらいけど60代まで頑張って!」
などと髭人がプレイした40代から先がお楽しみという記述はどこにも見られない。
どう考えたってこのまま低空飛行が100歳になるまで続く決まっているだろ…
なら無理やって、無理無理。
ごめんなさい。勘弁してください。
しっかし何なんだよサイの目1つにつきで3日間って…
目が『6』出しまくっても最短1年21ターンかかるということだ。
目が『1』ばっかなら122ターン。
しかもイベントが薄すぎる!
制作側は春夏秋冬の4ターンぐらいにして
イベントを『密』にするっていう発想は思いつかなかっただろうか?
本作を例えるなら10円程度の安物ガムを1つ
同じものを10時間以上嚙み続けろという感じだろうか?
最初10分程度までは確かに味はある。
それ以降はもうずっとない…それを10時間以上続けるのである。
舌や顎おかしくなるで。
後、友好度とか何もかも数値化するだけってのも
作業的に感じさせるのを拍車を掛けている。
友達や恋人や家族との『友好度』
仕事から来る『お金』
それだけで評価を決めるシステム。
その上、気の利いたイベントが皆無。
上記の異様なカップルは所詮、仕様の拙さから来た面白さだけであり、
ゲームそのものの面白味ではない。
対戦する相手など存在しないから変化が乏しい。
「『今、君は130000000位/130000000人中』
という順位だけが表示されるのみ」
そんなものを1人プレイで、アホみたいに長い。
勘弁してくれ…
さて…髭人は途中で投げたが
本作の一応の目的であるトップ1を目指すことについてだが
漠然とプレイしていてトップ1になるのは不可能。
プレイヤーはあれこれ意識して行わなければならない。
まずトップ1を目指すとなると必要な資格を調べ、それに必要なパラメータや技能を調べる。
そうしたらそれを目指して着実にパラメータを上げていく。
出目が大きすぎると日数を無駄にするので極力小さい出目にして
プレイターン数を増やしてパラメータプラスイベントを発生させる。
出目が大きすぎたりパラメータが下がるようなイベントが発生したらリセットを繰り返す。
上記の友人が死ぬというよな事態が発生するたびにリセットだ!!
但し、プレイ開始してサイを最低30回は振らないとセーブ不可という仕様がある。
30回サイコロを振ってからはリセットロードを繰り返しという作業。
もはや実機での人力TASと言ってもいいだろう。
それで1位を目指し、1位になると
神から
「天界に戻る」か「寿命を全うする」かの2択を選ぶことになる。(動画で見たよ)
「天界に戻る」を選ぶと
神様からお言葉をもらいエンディングになる。
「寿命を全うする」を選ぶと
当然そのまま続行である。
にしても大体ゲームって「クソゲー」であっても攻略サイトとか存在する物だ。
「クソだからこそ愛す」という変わった人
「誰もやらないことだから敢えて俺がやる」という使命感に燃える人
など様々だけどこのゲームを検索しても
2014年現在、wikiはなくレビューかプレイ動画があるぐらい。
TASすらない。
ゲーム内数値を高めることが生き甲斐ともいえるTASさん。
数値ばかりで評価を決めるこのゲームなら最適といえるのに
そのTASさんですらゴメン被るというソフトということだ。
でも、そういった状況から見てこのゲームの知名度や愛着の薄さが伺える。
いずれ出てくるかもしれないTASさんに期待しよう(見ないけど)
もうプレイ動画のエンディングさえ見られればそれでいいよ。
というか、そのプレイ動画を録画した方を心から尊敬する。
まぁ…このゲームは子供はプレイしてはいけないと言える。
人生を題材にしているから子作りシーンが露骨に出るという意味ではない。
(勝手に妊娠が発覚するし、このゲームはエロシーンの類は一切ない)
友人知人との関係を数値で表現して『会う』か『貢ぐ』かで友好度が上がるという
このゲームでの仕様は子供にとって悪影響だろ。
だからか!このゲームに年齢制限を設けたのはそのためか?
1991年発売の時点で1980年以降の人には設定できないって事は
10歳以下の子供にはプレイさせないという配慮だったんじゃなかろうか?
いやそれだけじゃまだまだ不十分。
「人生はクソゲー」っていう人はいるけど、まさにこのゲームのことだろう。
「クソゲーが人生」と言い換えられるのだろうか?
だからこそ将来に希望があるような未成年にプレイさせるもんじゃない。
1周目半分ですら髭人がこんな状況だから
1周プレイした人がいたらそれだけで自慢できる。
誰からも褒められないけどね。
2周3周、それ以上と言ったら俺はその人が修行僧か何かだと思うわ。
「『人生』とは一体、何なのか?
その光明をこのゲームから見つけ出そうとしている人」
もはや哲学とか宗教の域に達するような気がする。
このゲームを10周以上した人は悟りでも開けるんじゃないだろうか?
折角箱や取説付きを買ったので
ちょっと紹介。
↑キャラセリフの拡大
イベントは2000以上つっても職に付随したものばかりで変わったものはありゃしない。
というか、サイコロの目が1が3日分、6が出て18日分、全部6が出て1年は365に日
およそサイコロ20回分。
それが100年でイベント2000が丁度消化か…
そんなのありえねぇよ!!
というか俺がプレイしていた時点でかぶりまくりだったんだよ!
プロデューサーや音楽の実名が出ているけど有名なんだろうか?
調べてみたら「飯島健男」って人…
後にPS2のクソゲーオブザイヤー受賞作となった
「四十八(仮)」の企画、脚本、シナリオ構成の人じゃん(「飯島多紀哉」名義)。
その人の原点的作品と言えば実に納得がいくな。
後、「森下裕美」氏のデザインであるため女キャラは可愛いのが多い。
代わりに男は半分弱ぐらいが変な感じ。
だが、コレ出したらアカンだろっていう見た目のキャラもいることはいる。
特に目が離れているキャラ。
「キメェという前に…
これは絡んだらアカン奴だ。
本当の意味で絡んだらアカン奴だ」
と…
箱絵を置いておくからあれこれ探してみてねん。
ただこれだけいるとパッと見、登場キャラが多いんだなと思えるが
実際に描かれているキャラは
「幼年期」「少年期」「思春期」「青年期」「中年期」「老年期」
の6種の形態に分かれていて同じキャラの形態違いが含まれているため
この絵の実際のキャラ自体の数は2/3ぐらいになるんじゃないだろうか?
とは言っても見た目は違えど、上記の通り、キャラクターはセリフの男女の違いという2種しかないがな!!
ってかパッケージデザインが登場キャラを並べただけって思い切った事やるな。
どういう依頼したのか気になるところではある。
しかし「森下裕美」氏はキャラ特徴的だから見ただけで
「『少年アシベ』の人だ」
って言われるだろう。
このゲームに関わってしまったのはかなりのマイナスポイントだわな…
上記でも挙げたけど表現も色々危ないと思ったな。
特に自身の思い出を売って金にすることが出来るというシステム。
「シャーロックホームズ ~伯爵令嬢誘拐事件~」「タッチ」とは違うヤバさ。
「ナチュラルにヤバい」
って感じだろうか?上記、両作品のようなカッ飛んだヤバさはないんだけどヤバいいんだよ。
スルメゲーってのは噛めば噛むほど味が出るってゲームだけど
「1人で黙々とやるすごろくかと思ったけど続ければ続けるほどこのゲーム、ヤベェな…」
「このままだと俺、確実に脳をやられる!」
味がなさ過ぎて自分自身の精神に異常をきたしてくるんだよね。
髭人が40歳ぐらいまでプレイしたときの心境としては…
「サブタイトルが『ぼくの夢わたしの願い』?じゃぁ…
プレイヤーキャラよ。頼むからサッサと死んでくれ…
『ゴルゴ13』にでも依頼したい。
プレイヤーキャラを殺してくれ!!
これ以上プレイし続ける精神が持たん。
お願いだからとっとと死んでくれ」
数時間プレイしたけどさ。
製作者は一体、プレイヤーに何を楽しんでもらいたかったのか全く分からないんだよね。
例えば、
アクションなら『爽快感』だろうし
RPGなら『世界観』や『キャラ』や『ストーリー』
他のゲームに見られない『独自のシステム』を推すゲームもある。
だけど、数時間プレイした髭人は熟考を重ねたが何も見いだせなかった。
一応、製作者の意図が分かるであろう
取説の冒頭に書かれた『神様』のお言葉をそのまま載せよう。
「やあ、わしはこの世でイッチバンえらい神様である!えっへん!
この手引書を読んでいるのは、これから人間界で主張をしようというたくさんの天使諸君だと思う!
ここには君が新しい世界で生活するための方法が説明してある。
そして、ちょっとだけわしから親切なアドバイスもついている。
人間界には山あり、谷あり、人と出会い、仲間になり、けんかをし、恋をして、愛を知って、
やがて自分のための、まっ白な画用紙に様々な色のクレヨンで鮮やかで美しい、
人生という世界でたった一つの物語を描き出すのだ!
もしも、もしも、汚れてしまって、悲しみに染まってしまっても、
きっと努力という大きな山の向こうには、あかね色の未来が夜明けを待っているはずだ。
さあ、このカセットの中の新しい人生へ!無限の可能性へ!
旅立つときがやってきたようだ!幸運を祈っているぞ!」
なんか『世界でたった一つの物語』だの『あかね色の未来』だの『無限の可能性』などと
楽しげで夢あふれる明るい文言を並べているが
実際のこのゲームでは、
「まっ白な画用紙に色鉛筆で数値の増減を
ただ延々とキャラが死ぬまでの10時間以上、書き続けるだけの作業」
に過ぎないからね。
せいぜい、書き込む数字の色を変えるぐらいの楽しみしかないのだ。
上の神様に対して今、思うのは
「幻覚が見えるようだな。薬物でもキメてんのか?」
人生を題材とするのなら友達とワイワイガヤガヤと面白おかしくしたような
爆笑!!人生劇場
爆笑!!人生劇場2
爆笑!!人生劇場3
であればな…
なんで1人で黙々とプレイするスタイルにした?
その上で、内容が薄くてプレイ時間が長い仕様にした?
人生を語るのなら経験なくしてあり得ないだろう。
経験なくして面白くしようがないと思うんだよなぁ~。
創作物は皆、体験してないもの創作者の想像を描いたものだけど
このゲームは人生を沿ったものだからね。
経験がそのものでなと意味がないんじゃないだろうか?
何故なら、プレイヤーは勿論、製作者ですら
産まれてから死ぬまでを体験してないのだから…
せめて1回死んでからこのゲームを作ればよかったのに(無茶言うな)
人の生死を間近に見続けるような職業に就いた人がこのゲーム作らないとだめだわ。
『坊さん』『神父」『医者」とかかねぇ~。
とは言ってもその人たちがゲームを作ったからと言って面白くなるかは不明だが…
このソフトは…
『ゲーム』として考えると
プレイヤーに楽しんでもらおうという配慮は皆無。
最初から放棄している。
作業的であり「飽きる」という言葉では足りない。
そして苦行といえるほどに非常に長大。
では…
『人生』としての側面で考えると
現代の15歳少女が12歳少年と旅行を行う非常識極まりない行動を平然と取れる雑さ加減。
リアルの欠片もない。
所詮、ファミコン程度のきわめて浅いというものでしかなく
『人生』を語るにしては失笑レベル。
稚拙とかお粗末と言わざるを得ない。
パラメータの増減を見続けるだけが人生か?
なめんなよ。人生。
このゲームの正式タイトルの中にある「運命ゲーム」
このゲームをプレイすることになった自身の運命を呪うわ!!
ずいぶん、話がとっちからったが締めへと向かおうか?
仮に自力で頑張ってこのゲームの目標である1位を取ったとしようか…
プレイヤーキャラには家族がいて、良好な関係を築き、友達は多くこれまた親密。
仕事はまさに順風満帆。めちゃくちゃ大金持ちの資産家となっている。
思い出も数え切れないほどある。
「よっしゃぁぁぁぁ!
130000000人の頂点だぁぁぁぁぁ!!」
ってプレイヤーは一瞬だけ喜ぶだろう。だけどさ…
暫くして…
「このプレイヤーキャラはまさに夢みたいなキャラなのに…
俺は何やってんだよ…
セーブして
パラメータが下がったり、思うようにいかなかったら
リセットをを繰り返して
ひたすら上位に目指すような展開を続けてきた。
リセット回数なんて覚えちゃいない…
そんなのを数十時間という時間をかけた。
どれだけの時間を無駄にしたんだ…
俺は…俺は…130000000人のド底辺じゃねぇか!」
自分の今まで歩んできた道と比較してしまって涙にくれた人もいるんじゃないだろうか?
絶望して死にたくなるよね。
このまま首吊っても不思議じゃないよねぇ…
しかもこのゲーム1人プレイ。誰も止めてくれる人などいない。
その先に旅出たれた人もいても不思議ではない(こわ…)
軽く鬱を発症している人はこのゲームを絶対にプレイしてはいけない!!(割と本気)
普通にプレイしても上を目指しても救いがねぇ…
どうするんだよ。この代物…
だからこそ髭人的にこのゲームは
「無為ライフ無為ラブ」
と言う。
ここまで来ての製作者に対して
製作者自身も人生の1ページにこのゲームを作った思い出が刻まれたことだろう。
このゲームを頂点を目指すにはセーブしてのリセットの繰り返し行為が必須である。
このゲームみたいに、セーブしてリセットできれば
このゲーム製作するなんて項目を自分の人生に書き込む事自体なくせるのにね。
セーブとリセットを繰り返せば
このゲームでは130000000人の頂点に立つのは不可能ではないが
本作は製作者が仮に
製作に関してセーブとリセットを何千回、何万回繰り返しても
1000以上程度のファミコンの頂点に立つのは不可能だろう。
思い出を売る事ができるこのゲーム。
このゲームを作った思い出の値段は一体どれぐらいの価値になるんだろうね。
いや…価値がいくらかどうかではなく買取拒否か。
それどころか引き取り料を請求するレベルかもしれん。(産業廃棄物か?)
みんな!
こんな無為極まりないゲームに惑わされるな!
あなたの人生には価値がある!
ちゃんと意識をもて!
ハッ!?
それを気づかせてくれる事がこのゲームの存在意義だったということか?
深いなぁ…深い!
まさに哲学的ゲーム。
え?
更に深みに達するためにキチンと1周プレイしろって?
するわけねーだろ!このボケが―――――ッッ!!
傷害罪で訴えるぞテメ――――――――――――――――――――――――ッッッ!!
ここからがネタバレ
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[2020年加筆]
2020年現在であちこち探しまわっていたら
通常のエンディング動画と幼少期で1位を取った動画が見つかったので
一例として漢字変換をしつつ抜き出してみる。
・100歳までプレイして1位を取ることなく普通に終えた場合
神「お前の 寿命は 今日で 終わることに なって
おる 天界に 戻って 来るがよい
????番! いや 〇〇 〇〇よ!(『?』には最初に決めた番号が入る。〇〇には名前が入る)
よくぞ戻った! お前の 活躍は わしも
ここから よーく 見させて もらったぞ!!
お前が 苦しんだり 悲しんだり していたことは
わしにも よくわかっておる お前には
お前なりの 苦労が あった ようじゃのう
だが わしは 常に 公平で なければ
ならぬのじゃ お前の 真実の 姿を
公正に 判断 しなければ ばらぬのじゃ!
良いな!
↓
なんと お前は 一度も すべての 目標を
達成 することなく 生涯を
終えて しまった ようじゃな なんということじゃ!
遊びに ばかり 現を 抜かして
目標を 疎かに しておったな!
お前の ような奴は 天に 迎え入れる
訳には いかん!
丁度 今は ベビーブームの
こうのとりが 不足して おったのじゃ!
お前も こうのとりの 一員となり
手伝うのじゃ 良いな!
プレイヤー「こうして ぼくは 意外な こうのとりの
正体を 身をもって
知ることに なってしまった・・・」
[光が現れて話しかけてくる]
大天使「こら! ????番! こんなところで
さぼって いるんじゃない! まったく
この 忙しいときに
何を しているんだ!」
プレイヤー「しまった! 管理人の 大天使だ!」
大天使「そんな 事では いつまでたっても
お許しが 出ないぞ! お前だって
天使として やり直したいだろう!」
プレイヤー「ああ 天国が ここだって 知っていたけど
地獄が 同じ場所に あるなんて
知らなかった・・・」
大天使「????番! 早く せんか!」
プレイヤー「はーい! すぐいきます!
・・・あーあー こんな 事だったら
一度くらい 全ての 目標を
達成 しとくんだったよ
ああ・・・ いかなくっちゃ・・・」
『こうのとり』が飛び
THE END
スタッフロールが流れる。
う…うわぁぁぁ…
ひ…ひでぇ…
それ以上に言葉が見つかんねぇ…
10時間以上こんなゲームに付き合わされてこれかよ?
俺、プレイヤーを40歳でプレイやめて心から良かったと思ったわ。
では・・・
・幼少期で1番を取り天界に戻った場合…
神「????番! いや 〇〇 〇〇よ!(『?』には最初に決めた番号が入る。〇〇には名前が入る)
よくぞ戻った! お前の 活躍は わしも
ここから よーく 見させて もらったぞ!!
お前が 苦しんだり 悲しんだり していたことは
わしにも よくわかっておる お前には
お前なりの 苦労が あった ようじゃのう
だが わしは 常に 公平で なければ
ならぬのじゃ お前の 真実の 姿を
公正に 判断 しなければ ばらぬのじゃ!
良いな!
↓
いや! その若さで すべての 目標を
達成 してしまうとは!
実に なんという ぱわふるな 奴じゃ!
お前より 若い時期に 目標を
達成したものは おそらく 一人も
おらん じゃろうて!
だが 自己満足 しては いかんぞ!
年が 若かった だけに お前が
まだ 知らないことも 人間の 世界には
たくさん あったのじゃからな!
しかし お前の やり遂げた ことは
並大抵のことではない!
お前には 是非とも 天界の 天使たちの
管理者として 活躍して もらいたい!
お前に 大天使の 称号を 与えよう!
そして 仲間たちを 導いて やってくれ!
[光のようなものが表示される]
プレイヤー「こうして 私は 大天使 として
天界の こうのとり達を 管理する
ことになった!
それにしても 大天使みたいに 偉くなると
普段は 姿が 見えなく なるなんて
凄いような 不便なような・・・
まあ 天界の住人には 見えようが
見えまいが 関係ない みたいだし・・・
一つでも 間違いが 少なく なるように
頑張らなくっちゃ!」
すると 一羽の こうのとりが 目の前に
やってきて 話し 始めた!
こうのとり「〇〇 〇〇さん! あ! 失礼
今は 大天使 様でしたね え? 私?
私は あの時 あなたをお運びした
こうのとりですよ!
なんの 用かって? ええ 実は・・・
ちょっとした 手違いで あなたの 名前が
今度 運ばれる 天使の 名前の 中に
紛れ込んで ましてねえ・・・
今度は ベビーブーム らしいんで 天使が
足りなくなると 神様が うるさくって・・・
何とか なりませんかねえ 大天使さま・・・」
↓
プレイヤー「・・・というわけで 私は 短かった
大天使の 生活に ピリオドを打ち
新たな 人生を 歩む 事に
なってしまいました
もし あなたの 知り合いで 子供のころから
妙に さいころを 扱うのが うまい
人がいたら それは ひょっとすると
私かもしれません
・・・でも 新しい 人生って いうのも
悪くないな やり残したことも いっぱいあるし
今度は ベビーブームで 敵も多そうで
やりがいも ありそうだな! よおし まけないわよ
(スタッフロールなし)
[タイトル画面へ…]
1位を維持しつつ寿命を全うするという100歳エンディングを迎えた動画は
2020年現在存在しない。(出来たら教えてね)
100歳までプレイしたときは
10時間以上、確実にかかるという安物をガムを延々と噛み続けるという作業を強いたプレイヤーに
「お前、こうのとりやれ」
とか…
何、言ってんの?というかお前、狂っているの?
本来なら
「ここまでプレイしてくれて本当にありがとう!」
というねぎらいの言葉が第一声にあるべきなのに
「お前、目標達成できてねーじゃん」という狂気のダメ出し。
じゃぁ1位達成してみるかと
超繰り返しプレイでこのゲームの目的である1位を取るなんて超偉業を達成したプレイヤーに
「お前、また子供からやり直せや」
とか…
読んでいるだけでもはや震えさえする。
上記安物ガムで例えるのなら
ゲーム「このガムを誰よりもおいしそうに10時間以上噛み続けてください」
何とか噛み続けたプレイヤーに対して
ゲーム「全然だめじゃないですか。
おいしそうにって言ったじゃないですか。
でも、決められた時間ずっと噛んでいたんで、はい。参加賞(スタッフロール)」
といった所だろうか?
では、目的である誰よりもおいしそうに噛んだプレイヤーに対しては
ゲーム「確かに誰よりもおいしそうにガムを噛んでいましたが…
最初から決められた通り10時間以上しっかり噛み続けてください」
ってな所か?
あくまでプレイヤーに
「1位になるのを達成して100歳までやれ!」
という非道極まりないを理不尽を要求してくるわけだ。
こんなん普通の神経を持ったゲーム製作者ができるわけがない。
多分、人生を扱っていた過程で製作者はとんだ勘違いをしたのだろう。
「私は神の化身なんだ」
「私は人の一生に裁定を下せる存在なのだ」
と…
もちろん、1位を100歳までつづけた際のエンディングは
それらを覆すまさに神エンディングが待っているかもしれないけどね。
動画とかできたら教えてくださいね。
ただ…現時点でこのゲームについて最終的に言えるのは
『虚無』そのものである。
いきなり四八まで飛んで、原点的作品と言われるのはちょっと、うーんって感じですかねえ
コメントさんきゅ~です。
レビューは完璧ですと!?
当方は、このゲームを半周で途中棄権したヘタレのレビューだというのに
きちんとゴールまでたどり着いている方から完璧とのお言葉を賜るとは
恐悦至極に存じます!!
100歳までやって
神に1位じゃないじゃん呼ばわりされる!?
積み重ねが重要でありこのラスト付近で挽回するのは不可能な仕様だというのに
震えが来ますね…
どちらもバッドエンドとか…
スタッフロールがないのはカチコミに来るのを避けるためとしか思えませんね。
ハイ…
PS)猫々丸殿のコメントで励みになり
若干加筆しました。
こんなクソを…(苦笑)
このゲームをクリアした者です
このゲームは99年やって1位取れてないじゃんって神に言われてバッドエンドか、幼少期に(パラメータの)競争数が少ない時点でパラを無理に上げてクリアするか(スタッフロールの無いバッドエンド)どっちかです
両方やりました
パラ上げの方はリセットゲー(目標に届かない時は消す)
99年プレイは心を無にしての作業ゲー
クソ以外の評価は無く、ここで書かれてるレビューは完璧です
このレビューを長いとか言ってる人居るけどゲームやってないからなんで長くなるかわからないんだろうなと思います
youtubeでプレイ動画が有ったのでたまたま見ててググったらここにたどり着きました
コメントさんきゅ~です。
まぁ…挫折しますよね。
あれこれヤベェ事この上ないゲームですから衝撃はすさまじいものですわ(苦笑)
町民の中の1000位、2000位レベルのステージを突破して最後は日本国民100000000人の頂点を目指さなくてはならないと知ったときの計り知れない衝撃!
最後までplayしたかって?50年位で挫折したさ!だがしかし私のゲーム人生で1、2を争うほどの衝撃を受けたゲームで有ったことは間違い無い!
コメントさんきゅーです。
物事を簡潔にするのも大事なんですがね~
ダメなんですよねー。
意味もなく長くなってしまうんですよー。
うちのレビューの持ち味は私自身の感情をダラダラと書きなぐる物ですから合わないのでしたら
ソチコポ殿が気に入る書き方をされているレビューをお探しになるのがベターだと思いますよ。
我がブログのレビューに関して言えば
「無為ライフ無為ラブ無為レビュー」
って所ですわ
コメントさんきゅーです。
『名作』と呼ばれるものがレビューに出てこない。
きっと私とグフ少佐殿との感性の違いではないですかね。
私としては名作は大体プレイしている物と思いますが
地雷ばっかってのはちと同意。
でも、埋もれた地雷を発見し、敢えて踏んでみる勇気ってのは必要なんじゃないでしょうかね。
ファミコンレビュー検索1位なんてのが続くと
使命感みたいのが燃えてきます。
「みんなやらないのなら俺がやったらーー!!」
みたいな(笑)
それはそれで面白いのですが
たまには『名作』をプレイなさってはいかがかと…。
私はファミコンに限定しても
『名作』と呼ばれるものはパッと10個くらいは
すぐ思い浮かぶのですが、
そのどれ一つとしてレビューに出ていない
=プレイしていない?
髭さんがちょっと可哀想に思える今日この頃です…。
コメントさんきゅーです。
人生以前にこれはゲームなのだという事を
忘れた製作者のゲームでしょうからねぇ…
長いですよねぇ。
ヤベェですよねぇ。
100歳まではとても…
人生、長すぎるのも良くないのかもしれません。
ほどほどに?