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「シャーロックホームズ ~伯爵令嬢誘拐事件~」 レビュー (ファミコン)

2014-05-23 21:00:41 | ファミコンレビュー
ベルトスクロールアクション&サイドビューアクション
(アドベンチャー要素などない)
トーワチキから開発&発売
1986年12月11日発売
ホームズ誕生100周年を記念して作られた作品


あらすじとしては

犯罪組織パパイヤ団に誘拐された伯爵令嬢の『マーガレット』の救出を
『アップル伯爵』から依頼された『ホームズ』のお話

点数は測定不能

特徴
「ベルトスクロールアクション」&「サイドビューアクション」の2種がある…

ベルトスクロール面時
十字キー:移動
Aボタン:キック
Bボタン:アイテム使用
セレクトボタン:ポーズ
 ポーズ中にBボタン:アイテムセレクト
スタートボタン:ポーズ

サイドビュー面時
左右キー:移動
上ボタン:梯子での移動
下ボタン:梯子での移動、しゃがむ
Aボタン:ジャンプキック
Bボタン:アイテム使用
セレクトボタン:ポーズ
 ポーズ中にBボタン:アイテムセレクト
スタートボタン:ポーズ



良い点
なし

悪い点
・意味不明
・アクション
・取説詐欺


悪い点の解説
・意味不明
幾つか要素があるので更に細かく項目を分ける。

 ①出だし


  まず、スタートするとなんの説明もなしに
  「がんばれゴエモン ~からくり道中~」のようなベルトスクロール画面に放り出される。

  「ハ!?何コレ…」

  と、思った人が大半だろう。
  (一応、スタートボタンを押すとタイトル画面で
   誰かがさらわれたっぽい描写がなされるが、文字での説明はなし)

  「アドベンチャーゲームなんじゃないの?」

  自分みたいに取説がない人は最初から途方に暮れたに違いない。
 
  「あらすじは取扱説明書を読め」

  という姿勢はスゲェに尽きる。


 ②情報収集&資金調達
  
  まず、「ベルトスクロール」面に放り出され
  そこで街行く人を殴って倒すことでお金を入手できる。(これもゴエモンみたいだな)

  町に溢れる人は男であれ女であれ敵扱いで接触するとダメージを受ける。
  ただ「ゴエモン」の場合、容姿が敵みたいな奴が多いし
  「おみっちゃん」は触れると得点になり倒すとペナルティにある。
  このゲームは、みんな敵でダメージを負わせてくるからな…

  お店以外の建物や施設に入ると「サイドビュー」面に切り替わり
  そこではAボタンを押すとジャンプするのだが同時に蹴りを発生させ
  そこにいる人にダメージを与えられる。
  そこで敵を倒す事でその人が喋るのである。

  ただ、街行く人も狂っていて「ベルト」「サイド」面の両方で
  いろんな人が歩いている中、街でパンパン発砲している奴もいる。

  「ホームズ」も「ピストル」と「銃弾」を買うとどこでも発砲出来、街行く人を撃ち殺せる。
  すると「ベルト面」ならお金をもらえ、「サイドビュー面」ならヒントをもらえる。
  もう…俺はついて行けないよ…

  一応、設定としては街行く人は全員パパイヤ団の幹部だそうだ。
  苦しい言い訳にも程がある。だったらイギリスはもうパパイヤ団の配下じゃねぇか。

 ③謎解き

  「サイドビュー」面中にキャラを殺すと喋るがヒントになるが殆ど役に立たない。
  例えば

  「剥がれた壁に何かある」

  と言っても、その壁は幾つも存在し、それら全てを虱潰しにしていかなければならないのだ。
  というかヒントもない場合も多くあり
  結局、画面中にある

  「ゴミ箱」「ベンチ」「剥がれた壁」「排水口」「木」「椅子」

  など画面の表示されている全ての物を虫眼鏡で調べなければならない。
  謎解きはアクション中に行わなければならないため、
  敵がどこからともなく現れ
  (画面内の敵の数が決まっているようで敵を倒すたびにすぐに補充する仕様)
  ホームズに襲い掛かってくる!
  結果、死にまくり…
  そして、コイツらのセリフは狂気に満ちている…
  それはネタバレで明かすとしよう。

 ④左上のパーセンテージ

 一応、推理度って事らしい。
 「サイドビュー」面で人を殺すとパーセンテージが上がる。
  別に50%以内だとヒントをくれないとかいうものではない。
  攻略サイトの方もこの数字は分からないって事なので無意味な数字である事はほぼ明白だろう。
  きっとプレイヤーの様々な推理の裏をかく製作者側の粋な計らいだろう。

 ⑤町ゆく人など登場人物

 これはネタバレ欄に書いておこうか?


・アクション
これもいくつもあるので分ける。


 ①「ベルトスクロール」面

  ホームズの歩きは遅く、Aボタンでキックを繰り出す。(Bボタンはアイテム使用)
  これの射程が短く判定も非常に曖昧。というかホームズ自体が小さすぎる…
  当たっているように見えて当たってないケースが多発。
  それで街行く人々に接触するとダメージを受ける。

 ②「サイドビュー」面

  サイドビュー画面はAボタンを押すことでジャンプキックを繰り出す。
  序盤はこれで敵を倒すことになるのだがこのゲーム

  「無敵時間なし」こちらは「ノックバックなし」という仕様である。

  高いところから敵が降ってきてホームズの頭上に刺さると体力を削られ
  全快から一瞬で死亡なんてケースは多々発生する。
  ジャンプキックの時もそうで、ジャンプキックというより体当たりみたいなもので、
  こちらのジャンプキックを当てると相手はノックバックするのだが
  相手が階段や壁際なんかにいてノックバックを無効にするような場所で仕掛けると
  攻撃判定がなくなる着地と同時に一瞬で体力削り取られてゲームオーバーになるなんてケースもある。
  ジャンプキックの場所を配慮する必要がある。
  後、「↓ボタン」でしゃがみは存在するが敵のピストルの弾を回避できない。

どちらも動きはもっさりであり意味不明で死にやすくその上、アクションの爽快感も皆無である。


・取説詐欺
「取扱説明書にはⅡコントローラは使わない」という記述があるらしい。

が、「パスワード」の入手の方法は

スタートを押して
2コントローラの「↑+Aボタン」の同時押し。

アイテム選択中に同じボタンを押すとセーブできる「ゼルダの伝説1」って事だが…無論、ゼルダ1にはきちんと説明書に書かれている。
完全に嘘をついたわけである。
しかもこのパスワードの入力の仕様もクソ。
間違ったら何の表示もなく最初からスタートと同じ状態に戻される。
打ち直しをさせてくれるような優しさはない。

さて、何度やったか忘れたぐらい多用する「コンテニュー」の方法も記述すると
ゲームオーバー表示中に2コントローラの「→+ABボタン」の同時押し。また2コンかよ…






上記、悪い点の解説を改めて読んでみた。
その文章はそのゲームに起こる現象を忠実に書いているにもかかわらず…

「何言ってんだろ?俺…」

と、困惑し冷静に

「『シャーロック・ホームズ』のゲームだろ。コレ?
 探偵要素ねーだろ。」

と、大いに戸惑った。


もう一度、説明しておくと、
「ベルト」面で道行く人を倒すと金をもらえ
「サイドビュー」面で道行く人を倒すと喋るのである。

「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンド攻撃を受けている印象さえある。
ポルナレフのAAを入れようかと思ったぐらいである。
(「な…何を言っているか分からねーと思うが」の下り)


そうだ。
髭人はこのゲームをスタートしてすぐ強烈な既視感に包まれた。
何の前触れもなくベルトスクロール画面に投げ出されるその光景…
なんというか闇に葬りたかった記憶がそこに蘇ってきた。

「あ…タッチだ…」

これはクソゲーではないよ。
だってゲームとして体をなしていないのだから…
「糞」です。

なんたって謎解きったって、
まず公園や家にある各町のパパイヤ団の合言葉を見つけてその町の支部の人間に伝えて、
次の町に行くという感じで探索の繰り返しである。
謎解きというにはあまりにもお粗末な「お使い」に過ぎない。

どこの探偵が新しい街に行ったら
いきなりゴミ箱やベンチを虫眼鏡で探す奴がいるんだよ!!

そんな奴は肩をたたかれて

「ちょっと君、交番まで来てくれないか?」

になるだろう。

じゃぁ、謎解きは置いておいてアクションゲームとしてはどうなのかっていっても
「悪い点の解説」通り。

『ホームズ』がすぐに死ぬ!
ゲームの仕様のせいでアッサリ死ぬ!
驚くほど死ぬ!

上記のとおり銃弾はしゃがんでかわせない。
うまくやればジャンプで銃弾をかわせるが、
ジャンプ力は低く、非常に遅く、軌道の調整は不可能というジャンプなので
極めた人でない限りまず不可能と言っていい。(こんなゲーム極めたくなどないわ!)
ジャンプで回避するぐらいならはしごを上がって回避するのが現実的である。

特にしゃがみが必要な場面はなく「無意味な行動」である。

後、人が落下してきての連続ダメージ。大抵が即死する。
銃よりも遙かに恐ろしい攻撃である。
銃のダメージは決まっているからな。

「ジョジョの奇妙な冒険」第三部に出てくる「ホル・ホース」に会ったらこういうだろう。

「『投身は銃よりも強し』 ンッン~名言だな これは」

ってね…
(きっと後でお互いひとしきり笑いあって撃ち殺されているな…)




それに街行く人を「蹴り殺す」か「刺し殺す」か「撃ち殺す」
取り敢えず「殺す」事で金をもらえたり、ヒントをくれるゲームは狂気だろう。

「19世紀イギリスこえぇぇぇぇ!!」

誘拐事件など放っておいて警察はこの空前絶後の殺人鬼を射殺してくれ…
いや、もう警察も機能してないか…


しかし、パスワード出現方法とコンテニューの方法…
Ⅱコン使わないという取説の記述をひっくり返す仕様…

「このゲームは誘拐された令嬢を無事に見つけだすかどうかなのだ。
 安心するな。取説すら疑え」

という「トーワチキ」の厳し過ぎる姿勢は尊敬すら値する。


ここからがネタバレ






















このゲームをまとめると
各所で幹部を殺しその際に喋る合言葉という名の遺言を集めて
ラスボスの本拠地に乗り込んでラスボスを殺すとクリア。
謎解きなどない。
エンディングは救出した令嬢の「マーガレット」と「ホームズ」の写真が出て終了である。

だけどこのゲームは小癪にもきっちりフラグ管理しているらしく
敵が各地で「合言葉を言え」と言ってくる。
合言葉固定であるが
ただその合言葉を入力しても受け付けてくれない。

TASでさえ「21:12」かかっていてキチンとフラグを立てている。
シャーロックホームズ 伯爵令嬢誘拐事件TAS

「幹部を殺す事でフラグが立つ」

ようでなのでしっかりと
イギリス全土にいるパパイヤ団幹部をキッチリと皆殺しにしなければ
合言葉を入手してもラスボスに会えないのである。




きっとパパイヤ団は『ホームズ』によって壊滅。
恐らくイギリス中の人々は皆この男に恐怖したことだろう。

「この男がイギリスの王なのだ」

と…



登場人物は大体狂っているんだよな。
薬屋に行き薬は1つしか持てずそれ以上買うと

店主「今持っている奴を捨ててくれ」



『YES』『NO』選択。
(勿論NO!)



店主「それじゃ、今買ったやつを捨ててくれ」

何かこの薬屋は薬物でもやっているんじゃないだろうか?
さてそれではゲーム内の登場人物の方々の台詞の殺されてから喋るので
言わば遺言を抜粋して紹介しましょう。

・怒る人々

 「ふざけんじゃねー」
 「お願いだから殺さないで」(いや、君もう死んでいるから…)
 「怪我したじゃないですか」(だからあなたも殺しているよ…)
 「殺したら呪ってやるからね」(…)

確かに何もしてないのに攻撃されれば色々言いたくなるのはわかるけど
問題なのは蹴り殺さないと喋れないなどという仕様にした「トーワチキ」自身に言ってくれ。

・無意味な台詞

 「イギリスについて20字以内で述べよ」
  (『述べよ』と言っているが別に入力画面が出る訳ではない。
    強いてここで20字以内で言うのなら…
   『このゲームのイギリスは狂ってるよ』)

 「本当の事教えてあげようか?でももったいないからやめた」

 「いいこと知っているけど教えるわけにはいかない」

 「ここだけの秘密だよ」


思わせぶりな台詞であるがそれだけで何もない。
何か特別な事をすればその後のヒントをしっかり教えてくれるなどと思ってはいけない。
まぁ、ここまでの記事を読めばこのゲームでのキャラが秘密を教える親切などする訳がないと分かるだろうが


・ギャグ

 「下水道に入る人の気が知れません」
  (コイツがいるのは下水道内)

 「1×1=3 だったっけ?」
  (誰が笑うの?このセンス…)


・ヒントと思わせて別になんでもない台詞

 「鳥の飛ぶ方向に行けばよい」
  (このゲームには鳥が出てこない)

 「鉄格子の中はネズミの巣だそうよ」
  (このゲームにはネズミも出てこない)

 「進路を北に取れ」
  (このゲームに方角の概念はなく、イギリス各地に行かなければならないのだから無意味である)

 「リバプールにも秘密があるよ」
  (どこもかしこも全部秘密だらけだろ)


・一応ヒントの台詞

 「あの人がベンチに何か書いていましたよ」
   (ベンチは複数ある)

 「この前ゴミ箱でいいもん拾っちゃった」
   (ゴミ箱はやっぱり…)

ヒントではあるが総当たりでの探索に迫られあまり意味はない。


・このゲームに言いたい。というかそもそも自虐だろって台詞。

 「君は今の世の中に満足していますか?」
  (まずこのゲームからして不満だよ)

 「なんじの敵を愛せ」
  (敵?このゲームの事か?そんなの無理だよ…)

 「こんな遅くまでやっているとお母さんに叱られるわよ」
  (こんなゲーム作ったらお母さんにもホームズファンに叱られるよ)

 「真面目にやりなさい」
   (ホントだよ)

・自画自賛

 「やっぱりGAMEはシャーロックホームズですね」

 「僕もシャーロックホームズやりたいな」
  (死ぬまでやってくれ)


大抵ゲーム内で自画自賛するゲームに名作はないよね。せいぜい良作止まりかな?
亀の恩返し ~ウラシマ伝説~」と言い…



以上が抜粋した登場人物のコメントである。
勿論他にもあるけどそれは探してみるか自分でプレイしてみてね。
しかも、敵はわんさか湧いて出て来る仕様だから、同じコメントを飽きるほど見る羽目になる。
もう、突っ込んだり考える事自体ををやめさせてくれる。

これらを見ていただければヒントなど入手せずひたすらベンチやゴミ箱や壁の割れを黙々と調べまくって
幹部に会うフラグを立てていくしか攻略はないと思える事だろう(というか攻略サイトに頼るべき)

↓メッセージや攻略などは以下のサイトで確認できます。このゲームの狂気っぷりをさらに堪能したい方はどうぞ。

シャーロックホームズ 伯爵令嬢誘拐事件 攻略サイト

シャーロックホームズ 伯爵令嬢誘拐事件 攻略サイト

本当にありがとうという言葉しかない。
しかしよくぞこのゲームを調べてまとめたものだ。
書き終えた人たちは念のため1度、病院に行って診てもらうべきなんじゃなかろうか?


このゲームの狂いっぷりが尋常でないことは十分理解していただけたことだろう。
イギリスは1840年から2年間、中国と阿片戦争をやっていたけど
実はイギリスでも阿片が蔓延していたんじゃないか?としか思えん有様である。

そうか!

パパイヤ団は麻薬である阿片をイギリス国民に吸引させることで
骨抜きにしてイギリスを乗っ取ったって事か?
なるほど…その解釈が最もこのゲームの世界観を表するに相応しい。
麻薬中毒者ばっかりのゲームか…

ってか、この製作者がやっていたんじゃねというほどの髭人は疑うな…


さて髭人の劇中に対する妄想はここまでとして…
製作側について考えるとだな…

台詞のチョイスは中学生的ノリで作ったんじゃねぇかって感じがする。
中学生って内輪だけでしょうもないことで盛り上がったりするもんだからね。
だから製作風景が何となく見えてくるんだけど

スタッフA「イギリス中の歩いている人が敵だったら面白くね?」
スタッフB「1×1=3 なんて台詞、面白くね?」
スタッフC「下水道にいる人の気がしれないなんて言いつつそいつが下水道にいたら面白くね?」
スタッフD「謎解きなんて俺らには考えられねぇから合言葉拾わせればよくね?」
スタッフE「ハッハッハ!お前らバカな事言ってんだよ!全部採用!俺たち初めてのゲームだし好きにやったっていいだろ?な?」
全員「アッハッハッハ!」

そんなノリであるとしか思えんのだがな。
まともに原作を読んでいたらこうはならないでしょ。

ただ、トーワチキはこの後「シャーロックホームズ」のゲームを出していて
それはキチンとアドベンチャーゲームだったらしい。
ハッキリ言っておこう。

手遅れだよ。




にしてもデジャヴを覚えた「タッチ」の件
このゲームの4ヶ月後に発売している(1987年3月14日発売、本作は1986年12月11日発売)

ファミコン「タッチ」は攻略サイトを頼りにして心を無にすれば
難易度自体は高くないのでクリアするのはそう難しくはない。
(Mr.ポポか?そのゲームは!)
だが、こっちは心を無にしてもこっちはアクションの仕様も救いようがないぐらい酷くて
クリアするのも結構難しい。
ただし、「タッチ」はパスワードの件で完全に原作そのものを侮辱したからな。
(偶然だって話だけどさ)
評価としては甲乙つけがたい出来(本気で目糞、鼻糞というレベル?)

ちなみに、このゲーム一応、スタッフロールがあるんだよね。
名前も完全なフルネームではないもののあだ名などではなく
名字か下の名前などがしっかりと表記されているので特定する事も可能だろう。
こんな物作って逃げない姿勢は評価できる。
本人的には胸を張れるつもりだったんだろうか?
まぁ、検便みたいなものだろう。

「これは俺が生み出したウ○コなんだ!」

と、言っているのだからな。
それを人前に晒す…
なかなか出来る事ではないよ…

タッチ」にはない。

この2作品の製作スタッフが共に話し合いをする場を設けたら
きっと抱腹絶倒の面白い会議になるんじゃないかって思うわ。
誰か実現させてほしいね。

あ!

後、別の狂いゲーム。「MIND SEEKER (マインドシーカー)」の「エスパー清田」もだな。
この3作品のスタッフが集うのはどうだろうか?

良く、ゲームキャラのコラボとかで「夢の共演」とかいうけど

犬猿の仲と呼ばれたスタッフ同士が手と手を取り合って作ったってんなら分かるけど
企業同士の話し合いの元で行われているわけでもないから大して特別でも何でもない。
安い言葉遊びである。

ただの「普通の共演」である。

だが、この三作品の作り手が集うって…
凄いよな。「夢」なんて言葉に当てはまらない。

「奇跡の共演」
「ゲーム業界始まって以来の驚天動地の共演」

って言えるだろう。
もしその3作品の人たちが1つの作品を作ったのなら…
タイトル画面からスタートボタンを押した瞬間に

「空間がねじ曲がって異世界に通じる」

なんて事態が起こるのはもはや当たり前かもしれん(笑)



最初に戻ってほしいが「ホームズ生誕100周年」を記念して製作された作品である。
まぁ、これがオリジナルキャラのゲームなら許されるんだろうけどね。

例えば
『名探偵髭人の大冒険』ってな感じかね。

「作った奴ら、頭おかしい」

で笑って済ませられるけどこれってシャーロックホームズの版権ゲーである。

ジャンルは違うが「機動戦士Gガンダム」の監督は
今までのガンダムとは全く違う方向の作品を作ったことで熱狂的なファンに襲われることを危惧して

「夜道には気を付けよう」

と、言っていたとのこと。
今となっては熱い作品として受け入れられているな。
このゲームは永遠にないけどね。

ホームズファンに白昼堂々、無言で発砲されなくて良かったね。
ここが日本じゃなかったら危なかったかも…

でも、蹴り殺される事態や刺殺される事態には発展する可能性はある。

ゲームと同じ現象に自分たちが見舞われる。
私としては、歩いていた時にこのゲーム通りに殺されるなんてのは寧ろ製作者冥利に尽きると思うのだがな。
そして是非とも今の際でこう言ってもらいたい。





「やっぱりGAMEはシャーロックホームズですね」






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5 コメント

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痛いゲームだ…。 (抹茶ん)
2014-05-23 23:58:35
攻略サイトのURLが無効になっている…。
色んな意味で痛い記事。でもそれはそれで楽しめた。

アドベンチャーなら『YU-NO』がオススメ。
(あれは発売当初PC98版で完全ノーヒントで
 自力で全部謎解きして約50時間かけてクリアーした
 と言うより買った当初は攻略サイトどころかインターネットすらなく、
 攻略本も出てなかったので全部自力でやらざるを得なかった。
 オマケに当時は世間から評価される前でかなりマイナーな状態だった)
https://www.youtube.com/watch?v=qGxwH6-_a7E
もう20年くらい前の作品だが
あれから20年経ってもこれを超えるアドベンチャーゲームには
巡り会えていないし更に現在からもう20年経っても
恐らくこれを超える作品には巡り会えないであろう。
ストーリー面においても私的に『AIR』と双璧をなす超名作。
ストーリーだけを楽しみたいなら『AIR』(次点で『痕』)
謎解きアドベンチャーにトライしたいなら『YU-NO』か。

ちなみに『マインドシーカー』は
あれはゲームではなくただのギャグ=悪い冗談。
(ってか、あのゲームで本気で超能力使えるようになると信じて瞑想した人かなり痛いね)
こんばんは! (Dotama)
2014-05-23 23:58:59
この記事がUPされてるのを見て、思わず
「出た!」
と思っちゃいましたw
ついに このゲームの記事が来ましたね。

『タッチ』同様、私は実際にプレイはしてませんが、
プレイ動画を見てみて
本当、小さい頃に買わなくて良かったと思います…(´Д`ι)

♪トノサマガエル、みたいなBGMが 嫌でも耳に残りますね。
URL!? (髭人)
2014-05-24 05:53:39
抹茶ん殿
コメントさんきゅーです。

URLのご指摘ありがとうございます!
見やすいサイトがあったのですが閉鎖になってしまったようですね。何分、レビュー書いて結構な時間がたっていたので確認不足でした。すみません。
勿論、今も存在するサイトに修正しておきました。

マインドシーカーはいたんじゃないですか?
子供の心って純真ですからね。
そして、裏切られる。
大人の黒さを教えてもらえる良い反面ソフトって奴ですかね(笑)

Dotama殿
コメントさんきゅーです。

出ちゃいましたよ(笑)
髭人はどこかで

「ホームズにはクソゲーがあるよ」

という風には聞いていたのですがまさかコレとは…
中古ゲームを扱う店でソフトに描かれた横顔のホームズをを見るたびに

「もうやめてくれ」

って軽くトラウマ入っていますもん(笑)
こんにちは (ねむりねこ)
2014-05-24 11:32:51
このゲームは去年クリアしましたよ・・・といっても最終的には攻略サイト
に頼っちゃいましたが(^^;
この時期のトーワチキさんはクソゲーとイメージでしたが
2と3はコマンド選択のアドベンチャーげーになっていてよかったです
2と3は全然別物となっているのでアドベンチャーが好きでしたら
大丈夫ですよ
続編 (髭人)
2014-05-24 22:48:19
ねむりねこ殿
コメントさんきゅーです。

ねむりねこ殿もこのゲームをクリアしたと!?
おお~。なかなかの物好きですね。(いい意味で)
普通、やる気が失せますよ(笑)

このゲームは自力攻略は不可能でしょう。
ヒントも皆無に等しい中、ボタン同時押しとか意味不明にもほどがある。
どこの推理物に「2コンのABボタン同時押しをする」なんて謎解きがあるのか?

一応、「Mからの挑戦状」を軽くプレイしたのですが
伯爵令嬢が脳にこびりついてしまったために
逆に

「何、このゲーム?」
「誰もホームズを襲って来ないじゃん。つまんねーの」

と、期待している自分がいました。(笑)
我ながら調教されているな~。(苦笑)
多分、普通のアドベンチャーならプレイしないと思います。

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