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「ドラゴンボールZII ~激神フリーザ!!~」 レビュー (ファミコン)

2014-05-02 21:00:28 | ファミコンレビュー
人気アニメのファミコン版、無印含めるとシリーズ第5弾
前作同様特殊なRPG
バンダイから発売
トーセが開発
1991年8月10日発売

あらすじとしては
前作がラディッツ~ベジータまでの「サイヤ人編」だとするなら
今作はナメック星を舞台とした「フリーザ編」である。
大まかな「ドラゴンボール」の流れは原作を確認してもらいたい。

前作との大きな違い
・移動時「歩く」「飛ぶ」を選択可能
「飛ぶ」を選ぶと水などのマップを飛び越えられ「歩く」の倍のマス進めるのだが、
敵との遭遇率が上がる。

・使用カードと流派が一致すると
「個別攻撃」と「全体攻撃」を選択できる。
個別なら他流派と比べて大ダメージとなり、
全体攻撃なら文字通り敵全員に攻撃を行える。

・敵の移動ターンあり
前作は敵は棒立ちしていてプレイヤーが接触するまで待つだけであったが
今作はやはり「ドラゴンボール争奪戦」ということもあってか敵のターンがあり
接触すれば戦闘になるしカードを引いて邪魔をしてくることもある。

・固有マスがない
前作はHP回復のカプセルハウスのマスや修行を行える固有のマスがあったが
今作にはなく、その代わり、移動終了時にカードをめくる事になる。
裏返しでランダムということになる。
すると「敵との遭遇」「HP回復」「修行」etc
敵もカードをめくる。

・オート有り
戦闘でオートを選ぶとそのターン。
コンピュータが勝手にカードを選んでくれる。
雑魚を相手にするには丁度いいかもしれない。



点数は60点

良い点
・派手な戦闘シーン
・サイヤ人編で死亡したピッコロ以外のメンバーが使用できる

悪い点
・原作の展開であるあれがない…


良い点の解説
・派手な戦闘シーン
前作と引き続きファミコンにしては派手な動きのアニメーションが入る。
同じキャラでも使い回しがあまり見られない(気がする)。
今作は前作との大きな違いは必殺技使用時、キャラのカットインが入るということだ。
顔全体というわけではなく、目線を集中的にピックアップした感じ。
なかなかカッコイイ。

・サイヤ人編で死亡したピッコロ以外のメンバーが使用できる
「天津飯」「ヤムチャ」「チャオズ」が好きな人には嬉しい。
が、劇中ではいなかったのだから、セリフはない。

悪い点の解説
・原作の展開であるあれがない…
ネタバレ参照



最初からメインなのは5名。

「悟飯」…メインで使用するZ戦士の中、「亀」が4人に対し唯一の「魔」流派。
 カードで「魔」が出たらまず使わせる。
「クリリン」…全員攻撃技である「拡散エネルギー波」を持つ今作最大の功労者だろう。
「天津飯」…同レベルならクリリンを凌ぐ実力を持つ男。
 「四身の拳 気功砲」は劇中ではないオリジナル技で強力。
「ヤムチャ」…技が「かめはめ波」と「操気弾」の2種しかなく
 昨今ではネタキャラとして定着しているが本作では薄くネタキャラでもない。
 もはやいるだけの空気キャラ(笑)
「チャオズ」…ヤムチャと同じく2種の技。
 ヤムチャより戦闘能力が下回るが相手の動きを封じる「超能力」を使える。

後で追加される3名

「ベジータ」…かなり強く、中盤から一緒に戦ってくれるがNPCキャラ。
「悟空」…前作と同じくかなり引っ張った後で登場。当然、最強キャラ。
「ピッコロ」…登場時唯一の死亡しているが修行のイベントがあり、
 生き返ってからかなりの戦闘力を誇る。

ゲームとしては「クリリン」の「拡散エネルギー波」ゲー(笑)
雑魚が大量に出てくるので、全体攻撃をしたいところだが、
流派一致時の全体攻撃はやや弱い印象。
だが、「クリリン」の「拡散エネルギー波」は操作できるZ戦士の中で唯一、
全体攻撃必殺技である。
雑魚戦には非常に重宝する。
ほかキャラの必殺技も追加されているわけでもないので
前作とキャラの印象はさほど変わらない。




ここからがネタバレ






















このゲームは悟空を使わずギニュー特戦隊戦が熱い!!
劇中ではじゃんけんで決めるなどして一斉に戦わず、
「ベジータ」「悟飯」「クリリン」の3人が「リクーム」1人に瀕死にされたところで
「悟空」が颯爽と駆けつけ「リクーム」を一瞬で片付けていたがこのゲームでは戦闘前に「悟空」が合流していて5人と戦うことになる。
でも、悟空で戦うと強すぎるため敢えて使わず
5人のZ戦士のみで戦うと緊張感があってたのしい!!
前作「強襲!サイヤ人」でも
「悟空」なしの「ナッパ」戦が熱かったのと同様に…
「悟空」はバランスブレイカーだよね。
いると心強いことは確かだけどさ。ゲームではいなくていい(笑)


初回のフリーザ戦。ギニュー特戦隊後にカード使いつつ全力で戦った。
超元気玉を4発も
ぶつけてやってピンチにならない初期形態の「フリーザ」に絶望感を抱いた。

原作での第二形態での台詞を思い出した。
だけど今回は第一形態。
だからフリーザはこういう事を言うだろう。

フリーザ「この私は変身するたびにパワーを遙かに増すんですよ。
    その変身をあと3回も私は残しているんです。
    その意味は分かりますよねぇ?」

髭人「何だと!?コ、コイツ…これでまだ変身を3回も残しているだと!?
 お、俺、終わり過ぎだろ!!」

こんな敵に実際に対峙していたら間違いなく小便ちびってるわ!!


と、思っていたら「ピッコロ」合流後、
一旦、逃げてそれから再戦することでやっと倒せる。
どうやらその時点ではHPが無限のようだ…


ここで説明していなかった悪い点の解説

・原作の展開であるあれがない…
悟空、このゲーム中で絶対にスーパーサイヤ人にならないんだよね。
しかもエンディング時にチラッと出てくるだけでさ。
ってかそんな事をするもんだから、
何か条件満たしたらスーパーサイヤ人化するって思うじゃん!
2回目プレイ時
わざわざフリーザ最終形態時、
悟空以外を皆殺しにするなんていう手間を注いでお膳立てしてやったってのに…

ならねぇ…

どんだけクールなんだよ悟空!!熱くなれよ!
でもそんなことをしたら…きっとこうなるんだろうなぁ…


悟空「やめろフリーザ!」

悟空以外の全員「うわぁぁぁぁ!」

ドカァァァァァァン!!

フリーザ「このボクを殺しかけた罪は重いんだよ。
 フッフッフ…仲間を次々に殺され恐怖と絶望の淵に沈んだだろう。
 最後はお前だよ。サイヤ人…どうだい?震えて来ただろう?
 命乞いをしたくなっただろう?フッフッフ…」

悟空「ゆ…ゆるさんぞ……よくも…よくも…よくも…」

ビクッ!ビクッ!

悟空「だぁぁぁぁぁぁ!!」

悟空スーパーサイヤ人に覚醒ッ!!

フリーザ「なっ……なんだ?」

悟空「罪のないものを次から次へと殺しやがって…
 みんな…みんな…俺は怒ったぞーーー!ひげじんんんんん!」

髭人『え?お、俺ぇぇぇぇぇぇぇ?』


って感じになっただろうが(笑)



にしてもこのゲーム「超重力ゲー」だわ。
フリーザから逃げ続けつつ悟空の宇宙船に入ると修行が出来るのだ。
1回成功すると戦闘力が10万上がることだってある。
(サイヤ人の瀕死パワーアップレベルやんけ)

修行を続ければ最大で戦闘力53万以上になれる。


フリーザ「私の戦闘力は530000です
 ですがもちろんフルパワーであなたと闘う気はありませんからご心配なく…」

悟空「オラは、999999だ!」
ピッコロ「フン。孫には負けたが俺は900000だ」
ベジータ「このオレが900000だと!?
 カカロットに負け、しかも何故あのナメック星人と同じなんだ!気に入らん!」
悟飯「ピッコロさんより弱いけどボク、800000」
天津飯「俺は孫の息子と同じ800000だな」
クリリン「オレは悟飯や天津飯よりちょっと低めの780000だ」
ヤムチャ「オレは760000か。クリリン以下かよ…」
チャオズ「天さん。ボク一番低い740000だよ」

全員「勝負だ!フリーザァァァァァァ!!」

フリーザ「勝負って…全員私以上って…宇宙一はフリーザのはずなのに…」
悟空「だったら今は宇宙十番目なんじゃねーのか?
 今だ!やるんだ!チャオズ!」
チャオズ「超能力!」

ピタァッ!

フリーザ「え!?早ッ!!動けな…ちょ!待って!!すぐに済むから…
    すぐに済むから変身させて!
    そうすれば宇宙で一番の所を見せられるから!
    だからへん…」

ピッコロ「魔貫光殺法!!」
悟飯「魔閃光!」
クリリン「気円斬!」
ヤムチャ「操気弾!」
天津飯「四身の拳…気功砲!!」
ベジータ「ギャリック砲!!」
悟空「いけぇぇぇ!超元気玉!」

フリーザ「ギャァァァァァァ!!」

ナメック星編



完!!





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